簒奪者、イクラ・シディーキ/Ikra Shidiqi, the Usurper
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伝説のクリーチャー — 蛇(Snake) ウィザード(Wizard)
威迫
あなたがコントロールするクリーチャー1体がプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたはそのクリーチャーのタフネスに等しい点数のライフを得る。
共闘(両方が共闘を持つなら、あなたは2体の統率者を使用できる。)
統率者2016の共闘を持つ伝説のクリーチャーサイクルの1人。威迫に加え、自軍全体がサボタージュ能力でタフネスを参照する魂の絆能力を付与されたような、一風変わった能力を持つ。
通常の魂の絆能力や絆魂と違ってタフネスを参照する。低マナ域においてもタフネスが高いクリーチャーは珍しくないため、回復の効率は高いと言えよう。プレイヤーに戦闘ダメージを与える必要があるため壁などの防衛持ちは通常この能力を誘発させられないのが惜しいか。突撃陣形/Assault Formationなどを使えば可能だが、それを使うなら通常の絆魂付与でも事足りてしまう。それでも、自身が回避能力持ちの3/7で攻撃を通すたびに7点ものライフを得られるため、戦力兼時間稼ぎとしては上々。
統率者戦においては頑丈なブロッカーとなりつつ、隙を見てライフを得ることで有利に近付く。なるべくタフネスが高いクリーチャーを並べたいこともあり、共闘相手は統率者2016内でならジャムーラのシダー・コンド/Sidar Kondo of Jamuraaが最適か。シディーキ自身は恩恵を受けられないものの、コンドの高タフネスも活き、他の低パワー高タフネスのクリーチャーもブロックされづらくなるのはありがたい。またこの色の組み合わせは包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Towerやフェリダーの君主/Felidar Sovereignなど、戦略的に相性の良いカードにも恵まれている。
関連カード
サイクル
統率者2016の共闘を持つ神話レアの伝説のクリーチャーサイクル。いずれも2色のクリーチャー。
- オジュタイの龍語り、イーシャイ/Ishai, Ojutai Dragonspeaker (白青)
- 魂の守護者、ラーボス/Ravos, Soultender (白黒)
- 求道の達人、サイラス・レン/Silas Renn, Seeker Adept (青黒)
- 屍錬金術師、ルーデヴィック/Ludevic, Necro-Alchemist (青赤)
- 激情の薬瓶砕き/Vial Smasher the Fierce (黒赤)
- 簒奪者、イクラ・シディーキ/Ikra Shidiqi, the Usurper (黒緑)
- 血を蒔く者、ターナ/Tana, the Bloodsower (赤緑)
- 粗野な牧人、ブルース・タール/Bruse Tarl, Boorish Herder (赤白)
- ジャムーラのシダー・コンド/Sidar Kondo of Jamuraa (緑白)
- クルフィックスに選ばれし者、キデール/Kydele, Chosen of Kruphix (緑青)
統率者2016の共闘を持つレアの伝説のクリーチャーサイクル。いずれも対抗色の2色クリーチャー。
- 織り手のティムナ/Tymna the Weaver (白黒)
- ルーデヴィックの名作、クラム/Kraum, Ludevic's Opus (青赤)
- 最後のアブザン、レイハン/Reyhan, Last of the Abzan (黒緑)
- 綱投げ、アキリ/Akiri, Line-Slinger (赤白)
- トリトンの英雄、トラシオス/Thrasios, Triton Hero (緑青)
ストーリー
イクラ・シディーキ/Ikra Shidiqiはスゥルタイ群/The Sultai Broodの約1280年前のカン/Khan、タシグル/Tasigurに仕えるナーガの助言者。スゥルタイを裏切って龍の側に付き、シルムガル/Silumgarの最初の龍語り/Dragonspeakerとなった。
詳細はイクラ・シディーキ/Ikra Shidiqiを参照。
参考
- It's Time to Talk Commander (2016 Edition)!/『統率者(2016年版)』の話をしよう(Magic Story 2016年10月26日 Magic Creative Team著)
- 簒奪(さんだつ)(カード名国語辞典)
- カード個別評価:統率者2016 - 神話レア