星界の大蛇、コーマ/Koma, Cosmos Serpent
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伝説のクリーチャー — 海蛇(Serpent)
この呪文は打ち消されない。
各アップキープの開始時に、《コーマの分体/Koma's Coil》という名前の青の3/3の海蛇(Serpent)クリーチャー・トークン1体を生成する。
他の海蛇1体を生け贄に捧げる:以下から1つを選ぶ。
・パーマネント1つを対象とする。それをタップする。このターン、それの起動型能力は起動できない。
・ターン終了時まで、星界の大蛇、コーマは破壊不能を得る。
青緑の巨大なレジェンド海蛇。6/6のいわゆるシー・モンスター/Sea Monsterサイズだが、海洋ではなく星界を股にかける大蛇は各アップキープ開始時に3/3の己の分体トークンを無尽蔵に生み出していくという派手な能力を持つ。
打ち消されないし、対戦相手のアップキープでも分体生成が誘発するため、出した直後にインスタントタイミングで除去されない場合は合計スタッツ9/9が最低ラインでコストパフォーマンスは高い。さらにそれ以後、分体が残っている限りは起動型能力を活かして破壊での退場がほとんどなくなる。デッキによっては出た直後のタイミングを逸すると対処手段がなくなる事もしばしば。多人数戦だと一気に分体がとぐろを巻き始めるので壮観。
またパーマネントをタップし起動型能力を封じる側の能力も痒い所に手が届いて優秀。コーマが止められない大型フライヤーへのタッパーとしての役割や、プレインズウォーカー、置物等には牽制となる。起動型能力封じに使う場合、相手の優先権やフェイズ移行によるマナプールリセットのタイミングをよく考えて使うようにしたい。
戦場に立っている限りは地上戦はほぼシャットアウトでき、特に除去を破壊に頼っている赤や緑のアグロに対してはエンドカードとして働く。マナコストの重さ、クァドラプルシンボルの融通の利かなさは気になるが、フィニッシャーとしては十二分。打ち消されない特性と噛み合わないもののコスト踏み倒し手段を用いても出す価値はあるカードだろう。全体除去との併用もある程度可能な事は利点。
- 6/6が堅実に3/3を複数呼んでくるデザインはどうしてもワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engineを想起させる。
ストーリー
コーマ/Komaは、カルドハイム/Kaldheimの星界の怪物/Cosmos monsterの一体で、巨大な蛇。雄。自身をいくつもの小さな断片に分割できるため、真の大きさは不明。エルフ/Elfに崇拝されている。
詳細はコーマ/Komaを参照。