ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine
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アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ワーム(Wurm)
接死、絆魂
ワームとぐろエンジンが死亡したとき、接死を持つ無色の3/3のファイレクシアン(Phyrexian)・ワーム(Wurm)・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体と、絆魂を持つ無色の3/3のファイレクシアン・ワーム・アーティファクト・クリーチャー・トークン1体を生成する。
6マナ6/6の上接死と絆魂を持っており、さらに死亡した時も2体のトークンに分裂する。凄まじいコスト・パフォーマンスを誇るアーティファクト・クリーチャー。
接死で壁にも一度しか止められず、絆魂でライフ・アドバンテージを得ることができ、除去されてもアドバンテージを失わないばかりか、容易に1対多交換でアドバンテージを得ることができる。使われる側としては6/6の接死と絆魂持ちは無視できないので除去したくなるが、破壊するとそれぞれ接死持ちと絆魂持ちの3/3クリーチャー2体に分裂するので、追放するか、タップして動きを封じるなどの対処が必要になる。存在の破棄/Revoke Existenceや転倒の磁石/Tumble Magnetなどがよい対策カードだろう。
絆魂によるビートダウン耐性と分裂能力による除去耐性、さらにデッキカラーを問わずに使えるという利点から、主にコントロールデッキを中心に幅広いデッキでフィニッシャーとして採用される。ウギンの目/Eye of Uginや宝物の魔道士/Treasure Mageでサーチされることもある。
現在はエターナルにおける茶単、特にMUDで活躍している。稲妻のすね当て/Lightning Greavesの存在により、エターナルにおける定番除去であり、このカードの弱点である追放除去の剣を鍬に/Swords to Plowsharesに耐性を持つ事が可能となり、上記の能力により戦闘力、除去耐性共に非常に高いため採用率は高い。古えの墳墓/Ancient Tombによって受けるダメージを絆魂により緩和できる点も見逃せない。モダンにおいてはウルザトロンの切り札の一つ。
リミテッドでも極めて強力で、出たら絶対にピックすべきボムレア。
- ミラディンの傷跡のプレリリース・トーナメントにおけるプレリリース・カードに採用された[1]。
- ミラディンの傷跡にはこのカード専用のトークン・カードが2種類用意されている。
- 貴重なアーティファクト・クリーチャーのワーム。ミラディンの傷跡から兄弟戦争までの間、これと環状列石の守護者/Henge Guardianしか存在しなかった。
- 統率者2014の一から構築/Built from Scratchにはトークン・カードと共に基本セット2015以降のカード枠で収録されている。こちらには文章欄にファイレクシア/Phyrexiaの透かしマークは印刷されていない。
- 破壊されても分離するアーティファクト・クリーチャーというコンセプトとして、後にファイレクシアの三重体/Phyrexian Triniformや三重合身のタイタン/Triplicate Titanというカードも登場した。直接的なリメイクとしてワームとぐろの幼生/Wurmcoil Larvaも存在する。
- 2021年6月のオラクル変更で、ファイレクシアンのクリーチャー・タイプを得ると共にトークンのタイプにもファイレクシアンが追加された。
- 同じくMasterpiece Seriesで収録された聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinxはファイレクシアンを追加されなかったが、このカードにはそのような例外処置はなされなかった。
- ファイレクシアンが制定される以前に印刷されたKaladesh Inventions版ではカラデシュ/Kaladeshの市街で暴れる様が描かれている。Kaladesh Inventionsは発明博覧会/Inventors' Fairに出展された品々を描いたものなので、羽ばたき飛行機械/Ornithopterが様々な次元/Planeで造られているのと同様に、この個体も「新ファイレクシア/New Phyrexiaとは無関係の、モチーフが同一なカラデシュ産のアーティファクト・クリーチャー」に過ぎないと思われていた。しかしファイレクシアンの追加により、設定上の齟齬、もしくは次元規模の大問題(ファイレクシアの性質を考慮すると由々しき事態である)が発生してしまうことに。カラデシュの明日はどっちだ。
- その後機械兵団の進軍において、カラデシュへの侵攻/Invasion of Kaladeshを含む各次元へ侵攻するファイレクシアンの姿が描かれた。
[編集] 脚注
- ↑ Scars of Mirrodin Prerelease Primer(Feature 2010年9月20日Tim Willoughby)