究極の価格/Ultimate Price

提供:MTG Wiki

2021年9月10日 (金) 09:50時点における153.150.249.210 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Ultimate Price / 究極の価格 (1)(黒)
インスタント

単色のクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。


単色クリーチャーを狙い撃ちする除去呪文

対象が限られているぶん活躍できるかは環境次第だが、クリーチャー主体のデッキであれば単色クリーチャーを一切採用しないことはそうそうないため、完全に腐ることは少なく、むしろ対処できる範囲は比較的広いほうである。複数の除去を併用する候補のひとつとしては悪くない性能と言える。

実際、収録されているラヴニカへの回帰ブロックタルキール覇王譚ブロックはそれぞれ多色カードが豊富な環境であるにも関わらず、有力な除去として活躍していた。まず、初登場時のスタンダードではジャンドミッドレンジエスパーコントロール単体除去候補の1枚であり、テーロス・ブロックの参入後は単色デッキの増加が追い風となって黒単信心などで使われた。タルキール龍紀伝で再録された後は、ラヴニカへの回帰ブロック時代よりも強力な除去が若干減少したということもあり、やはり定番除去の一角を担っていた。このような環境ではあえて単色のクリーチャーを採用しないこともあるほど、シンプルながら存在感の大きいカードであった。

訳語

「pay the ultimate price」で「支払える最後の代価を支払う」、すなわち「命を落とす」ことを意味する。この場合のpriceは「代価・代償」の意味であり、日本語版のカード名の「価格」という訳は適切とは言えない。

初出のラヴニカへの回帰版ではフレイバー・テキストの発言者が金銭を重視するオルゾフ組/The Orzhov Syndicateのメンバーであるため、それを汲んであえて「価格」と訳した可能性はある。しかしタルキール龍紀伝版では単純に命を奪う呪文として表現されているため、イラスト効果にそぐわないカード名となってしまっている。

なお、カード名の「Price」は、先例では「代価」と訳されている(発展の代価/Price of Progress栄光の代価/Price of Glory)。またフライデー・ナイト・マジックのプロモーション・カード版はフレイバー・テキストにもpriceとあるが、こちらは「代価」と訳されている(参考/翻訳)。

「俺達への支払いを怠ったらどうなるか、こいつを戒めとしようじゃないか。」
オルゾフの暗殺者、「欺し屋」

(出典:ラヴニカへの回帰)
「奴にはおのれの代価を支払ってもらった。次はお前が払うのだ。私の代価を。」
(出典:FNMプロモカード)

参考

MOBILE