面汚しの乙女、エインジー/Anje, Maid of Dishonor
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伝説のクリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
面汚しの乙女、エインジーか、これでない1体以上の吸血鬼(Vampire)があなたのコントロール下で戦場に出るたび、血(Blood)トークン1つを生成する。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。(それは「(1),(T),カード1枚を捨てる,このアーティファクトを生け贄に捧げる:カード1枚を引く。」を持つアーティファクトである。)
(2),これでないクリーチャー1体か血トークン1つを生け贄に捧げる:各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
伝説の吸血鬼として2度目のカード化となるエインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath。自身や他の吸血鬼が戦場に出た時に血トークンを生成する誘発型能力と、クリーチャーか血トークンを生け贄にドレインする起動型能力を持つ。
多色の伝説のクリーチャーなだけあり4マナ4/5とマナレシオは良好で火力にもある程度の耐性を持ち場持ちがよい。誘発は1ターンに1回の制限こそあるが地道に血トークンを作り続けられる。ドレインの起動型能力はコストさえ支払えれば回数制限は無いが、直接盤面には影響を与えないので、血以外を利用する場合は戦闘や除去で死亡が確定しているクリーチャーや、他の呪文のおまけについてきたトークンなどを消費することで無駄をなくせる。ただし自身は弾にできず、死に際に足掻くことはできないので注意。
サクり台としては珍しく直接ダメージレースに関与できる性質もあるため、構築においてはサクリファイスや吸血鬼の部族デッキに採用できるだろう。ただしサクり台としての運用を想定する場合、登場時のスタンダードでは同マナ域のイマースタームの捕食者/Immersturm Predatorはマナがかからないため強力なライバルとなる。
イニストラード:真夜中の狩りの対戦相手がライフを失っていることを条件とする能力を持つ吸血鬼とは相性が良い。これ自体が戦場に出ることで血トークンを生成し、血トークンを使ってドレイン、そこから吸血鬼を出すことで強化しつつ、次の吸血鬼のために血トークンを準備できる。
- 血トークンは英雄たちの送り火/Pyre of Heroesを用いるとマナはかかるが毎ターンの生成を狙える。
- 日本語訳では関連が分かりづらいが、二つ名のMaid of DishonorはMaid of Honor(花嫁の付き添い、いわゆるブライズメイド)をもじったもの。
関連カード
- エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath
- 面汚しの乙女、エインジー/Anje, Maid of Dishonor
サイクル
イニストラード:真紅の契りのレアの2色の伝説のクリーチャーサイクル。
- 復讐に燃えた犠牲者、ドロテア/Dorothea, Vengeful Victim - ドロテアの報復/Dorothea's Retribution(白青)
- 魅せられた花婿、エドガー/Edgar, Charmed Groom - エドガー・マルコフの棺/Edgar Markov's Coffin(白黒)
- 流城のルノ/Runo Stromkirk - 深遠の王、クロサス/Krothuss, Lord of the Deep(青黒)
- 苛まれし預言者、エルス/Eruth, Tormented Prophet(青赤)
- 面汚しの乙女、エインジー/Anje, Maid of Dishonor(黒赤)
- ラトスタイン翁/Old Rutstein(黒緑)
- 結ばれた者、ハラナとアレイナ/Halana and Alena, Partners(赤緑)
- 血に呪われた者、オドリック/Odric, Blood-Cursed(赤白)
- 天使の拳、トーレンズ/Torens, Fist of the Angels(緑白)
- 雑食するもの、グロルナク/Grolnok, the Omnivore(緑青)
ストーリー
エインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrathはイニストラード/Innistradの吸血鬼/Vampireの四大血統の一つ、ファルケンラス/Falkenrath家の年長の末裔の一人。
詳細はエインジー・ファルケンラス/Anje Falkenrath (ストーリー)を参照。