野生の朗詠者/Wild Cantor
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 人間(Human) ドルイド(Druid)
((赤/緑)は(赤)でも(緑)でも支払うことができる。)
野生の朗詠者を生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。
ブラッド・ペット/Blood Petを彷彿とさせる混成クリーチャー。色は黒ではなく赤と緑になっており、色の役割変更がよく分かるカードである。
ブラッド・ペットと比較すると、赤と緑のどちらでも召喚できる上に出せるマナが5色に拡張されており、かなりパワーアップしている。とはいえ本体の貧弱さは据え置きであり、能力も一般的なデッキのマナ加速として見るのであれば、一度しか使えずカード・アドバンテージを失う上に、出した次のターン以降に1マナしか加速できないなど使い勝手はかなり悪い。緑であれば1マナのマナ・クリーチャーの選択肢が多いのも逆風。
このカードの用途はもっぱらコンボパーツであり、いくつかのコンボデッキで採用実績がある。
まず、唱えても生け贄に捧げればマナ損がないため、ストームデッキに採用されることがある。エクステンデッドのベルチャーでは巣穴からの総出/Empty the Warrens、パウパーのリスストームでは騒鳴の嵐/Chatterstormや電位式リレー/Galvanic Relayのストーム稼ぎに採用されることがあった。特に永劫の輪廻/Enduring Renewalをコントロールしているときには無限にストームと墓地ストームを稼げるようになるため、これを軸にしたエンデュアリング・キャンターが作られた。
また、出して即生け贄に捧げても赤や緑からのマナフィルターとして利用できるため、エルフの指導霊/Elvish Spirit Guideや猿人の指導霊/Simian Spirit Guideを採用するコンボデッキで、安定化のために採用されることがある。The Spyでは上記2枚から研究室の偏執狂/Laboratory Maniacを出す青マナを捻出するために、このカードが採用されることがある。また、ネオブランドでは5枚目の魔力変/Manamorphoseとして採用さえることがある。