エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide
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Elvish Spirit Guide / エルフの指導霊 (2)(緑)
クリーチャー — エルフ(Elf) スピリット(Spirit)
クリーチャー — エルフ(Elf) スピリット(Spirit)
あなたの手札にあるエルフの指導霊を追放する:(緑)を加える。
2/2元祖戦場に出ないクリーチャー。手札から追放することで緑マナを加える能力を持つエルフ・スピリット。
クリーチャーとしては3マナ2/2バニラと灰色熊/Grizzly Bearsにすら劣るため、もっぱら能力を目当てに採用される。ラノワールのエルフ/Llanowar Elvesや繁茂/Wild Growthなどの恒久的マナ加速を擁する緑からすると、カード・アドバンテージを失う単発型、しかも生産量は1マナのみと非常に割高に見えるが、他のコストを一切必要とせず即座にマナを生み出せる点が最大の強み。ピッチスペルと同様に奇襲性に優れており、フルタップ状態でも巨大化/Giant Growthを唱えたり、魔力の乱れ/Force Spikeのマナを支払う事ができるほか、手札になくともこのカードの存在を警戒させてプレイングにプレッシャーを掛けることも期待できる。特にコンボデッキにおいての活躍が目覚ましく、土地などのマナ基盤を極限まで切り詰めた構成を可能にしてくれる重要な屋台骨である。さらに、多くのピッチスペルなどと異なりデッキカラーを問わずに使うことができる点も見逃せない。
古くはスタンダードやエクステンデッドにおいて、単純に少しでも早くクリーチャーを展開する目的でストンピィやクレイジーグリーンなどに採用された。カードプール拡大に伴って様々なコンボデッキが生み出されるにつれて主戦場をエターナルへと移し、Charbelcherやヘックスメイジ・デプス、The Spyといった様々なコンボデッキで採用される。これ自身はあくまで起動型マナ能力であるため、ストームを利用するデッキでは水蓮の花びら/Lotus Petalなどの呪文が優先される。
- 初出時はクリーチャー・タイプはスピリットだけであったが、2007年9月サブタイプ変更でエルフのクリーチャー・タイプを獲得した。基本的に戦場に出ないクリーチャーではあるが、森の伝書使/Sylvan Messengerや血統のシャーマン/Bloodline Shamanなどエルフを手札に加えられるカードとのシナジーが生じるため、強化されたといえるだろう。
- 次元の混乱にて、赤の猿人の指導霊/Simian Spirit Guideとしてタイムシフト。
- アライアンス版の大変美しいイラストが印象的。蝶の羽が生えているが、飛行は持っていない。
- ドミナリア・リマスターで再録された際に日本語名が与えられた。イラストはMagic Onlineプロモーション・カードのものと同一。
- 戦場に出ないクリーチャーにはままあることだが、まれにクリーチャー・カードを引かなくて困ったプレイヤーが普通に唱えてくることがある。殴り倒されると結構屈辱的。
- 英語名からESGと呼ばれることもある。
[編集] ルール
- この能力はマナ能力である。暗黒の儀式/Dark Ritualのようなマナを加えるインスタント呪文と異なり、呪文を唱えることを宣言してコストを支払う際や、呪文や能力の中でコストの支払いを要求された際にも起動できる。マナ能力の項も参照。