記憶の氾濫/Memory Deluge
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2024年2月4日 (日) 21:04時点におけるAerugo aeruginosa (トーク | 投稿記録)による版
Memory Deluge / 記憶の氾濫 (2)(青)(青)
インスタント
インスタント
あなたのライブラリーの一番上にあるカードX枚を見る。Xは、この呪文を唱えるために支払ったマナの点数に等しい。そのうち2枚をあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。
フラッシュバック(5)(青)(青)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードをフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
濾過して手札に加えるタイプの(厳密には異なるが)ドロー呪文。
普通に唱えて血の対価/Blood Price相当、フラッシュバックで重くはあるが抽象からの抽出/Drawn from Dreams相当。それらはソーサリーだが、インスタントになって小回りが利くのはさすがはレアといったところ。濾過方式の4マナ2ドローインスタントというだけでも及第点の性能だが、加えてコントロールデッキが息切れする頃にフラッシュバックでライブラリーを大きく掘れるのが強みであり、実際上「フラッシュバックできれば勝ち」の呪文として機能することもままある。
スタンダードでは予顕によって少ないマナでも動ける多元宇宙の警告/Behold the Multiverseと競合する。十分なマナが出る青赤コントロールなどでは、フラッシュバックによってハンド・アドバンテージで優り、見られるライブラリーの枚数も多い記憶の氾濫が優先される。
パイオニアでも青絡みのコントロールデッキで採用される。
リミテッドでもボムというほどではないが優秀なアドバンテージ源。ピックできてダブルシンボルの確保に不安がないならぜひ採用したい。
- この呪文は実際に支払われたマナを参照する。精鋭呪文縛り/Elite Spellbinderなどのコスト増加カードの影響を受けた場合は通常よりも多くのカードを見られるようになるが、逆に火花の学者、ローアン/Rowan, Scholar of Sparksなどのコスト減少カードと併用すると通常よりも少ないカードしか見られなくなる。野生の意志、マラス/Marath, Will of the Wild#ルールも参照のこと。
- 支払われたマナはコピー可能な値ではないため、スタック上のこれをコピーしても何も見られず手札に加えられない。同じイニストラード:真夜中の狩りにも感電の反復/Galvanic Iterationというコピー呪文が収録されているのでうっかりミスに注意。
- イラストでは吸血鬼と化してしまった娘を殺しその遺体を埋葬するという女性の過去に起こった一連の出来事が記憶として脳裏に浮かび涙が溢れ出ている様子が描かれている。強いトラウマ体験を受けた場合に後になってその記憶が突然かつ非常に鮮明に思い出される現象はフラッシュバックと呼ばれ、ストレス障害によっては自分の意志と関係なく突然涙が出ることがある。このカードがフラッシュバックを持っていることは意図したものなのかもしれない。
- 2023年2月25日~3月5日に開催されたストアチャンピオンシップのトップ8賞品としてテキストボックスレスのプロモーション・カードが配布された[1]。こちらのイラストは発展の動力源/Progress Engineの有貌体/Aspirantがファイレクシア化前の自分の姿をフラッシュバックしている[2]。
[編集] 脚注
- ↑ Where and How to Play Phyrexia: All Will Be One/『ファイレクシア:完全なる統一』シーズンのイベント一覧(magic.gg 2023年1月19日)
- ↑ @SamGuayArt(担当アーティストSam GuayのTwitter 2023年1月21日)