スピリット

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スピリット/Spiritは、クリーチャー・タイプの1つ。精霊や実体のない霊体を指し、神聖なものから邪悪なものまで多岐に渡る。



初出はレジェンドラジャンの精/Radjan SpiritThunder Spiritアイスエイジ四大スピリット以降、毎ブロックに2~3枚は登場する常連タイプとなる。神河ブロックではテーマの一つになり、それまで55体しかいなかったものが一気に169体(反転カード含む)も追加され、クリーチャー・タイプにおける一大勢力(当時クリーチャー数第2位)に急成長した。その後もさらに増え、一時は兵士を抜いてクリーチャー数で最大を誇る部族であったが、現在は若干失速気味で人間をはじめいくつかのクリーチャー・タイプに抜かれるようになった(各種カードランキング)。イニストラード・ブロックをはじめイニストラード/Innistradを舞台としたセット群でもテーマ部族のひとつに据えられ、白青に割り振られている。また、長らく不在であったロードにあたるクリーチャーイニストラードでようやくお目見えした。Magic Onlineでのミラージュ販売からローウィン時の大再編までのクリーチャー・タイプ再編期にゴーストポルターガイスト等のマイナー種族をかなり吸収する一方、エレメンタル天使デーモンなど新たにタイプを与えられたスピリットも多い。

にほぼ満遍なく存在する。5色サイクルを成す事も多い。

タイプ的な統一感はほぼなかったタイプであったが、ジャッジメントでは幻影クリーチャーが共通の能力をもったスピリットだった。神河ブロックではスピリットを参照するキーワード能力として転生を持つものが多く存在するほか、スピリットのみに与えられた能力として献身魂力が登場している(これら2つは、後のセットでスピリット以外にも与えられている)。降霊を持つクリーチャーは、必ずどちらかの面がスピリットである変身する両面カードである。

部族カードは神河ブロックを中心に転生やスピリットクラフトなどかなりの数が存在する。ロードは戦場の霊/Battleground Geist絞首台の守部/Gallows Wardenドラグスコルの隊長/Drogskol Captainなどが存在する。また、クリーチャーではないものに遥か忘れられし御幣/Long-Forgotten Goheiがある。

スピリット・トークン生成するカードは数多い。神河ブロックのカードは無色の1/1、その他のものは飛行を持つあるいは単色であることが多く、ラヴニカ/Ravnicaオルゾフ組/The Orzhov Syndicateに関連するものは死後を含め飛行を持つ白黒の1/1である事が多い(→トークン一覧)。また、ヴァンガードではTeysa, Orzhov Scion Avatarが存在する。ストリクスヘイヴン:魔法学院ではロアホールド大学/Lorehold College赤白)のマスコット・トークンに選ばれ、飛行を持たず3/2という珍しいサイズ

伝説のスピリットは反転カード・両面カードを含めるとカルロフ邸殺人事件現在109体存在する(「伝説の(Legendary)・スピリット(Spirit)」でWHISPER検索)。

イメージと歴史

初期は地の底の精霊/Subterranean Spiritはエレメンタルだったり無規律の死霊/Entropic Specterスペクターではなくスピリットであったりと種族イメージが曖昧だった。クリーチャー・タイプ再編では、名前にSpiritが付くクリーチャーにはすべてスピリットが与えられたが、Spiritの名前を持ちながらも自然を具現化したようなクリーチャーにはエレメンタルが与えられるなど整理された。

現在では

がスピリットに分類されるようだが、憑依された護衛/Haunted Guardian構築物であったりと必ずしも一定していない。

  • カード名では「スピリット(ミラージュ初出)」と「精(第4版初出)」の2種類の訳語が混在しており、ごくまれに「精霊」「霊魂」と訳される。現在は「スピリット」が支配的である。

その他背景世界における種族としてのスピリットについての詳細は、スピリット/Spiritを参照。

参考

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