野生林の災い魔/Wildwood Scourge
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クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
野生林の災い魔は、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
他の、あなたがコントロールしていてハイドラ(Hydra)でないクリーチャー1体の上に+1/+1カウンターが1個以上置かれるたび、野生林の災い魔の上に+1/+1カウンターを1個置く。
火種が1マナのハイドラ。他のクリーチャーに+1/+1カウンターが置かれるのに反応して、これもカウンターを得て大きくなる。
他のクリーチャーを強化すると連動してこちらも強化されるため、+1/+1カウンターを利用するカードの強化効率がぐんと上がる。誘発するのはあなたがコントロールしていてハイドラでないクリーチャーに置かれた時のため、2枚で無限ループを起こしたり、他のハイドラと連携はしない。
2体用意し、それぞれクリーチャー・タイプをハイドラではない別のものに変更することができれば無限ループを起こすことが可能。あまり実用的でないが、登場時のスタンダードではイコリア:巨獣の棲処の変容クリーチャーでクリーチャー・タイプを上書きできる。何にせよ、投げ飛ばし/Flingなどのループを止める手段を用意しておく必要はあるが。
基本セット2021を含むスタンダードではフェリダーの撤退/Felidar Retreatとシナジーがある。全体に+1/+1カウンターを置くモードを選択すれば、フェリダーの撤退によって置かれる+1/+1カウンターにくわえて、戦場にあるハイドラでないクリーチャーの数だけ野生林の災い魔の能力が誘発し、その数だけこのクリーチャーの上に+1/+1カウンターを追加で置くことができる。クリーチャーの数も猫·トークンで水増しできることもよく噛み合っている。
ファウンデーションズで再録。リミテッドでは+1/+1カウンターのアーキタイプを割り当てられた白緑に比較的向いているが、元のマナレシオが悪い上に成長が他のカード依存というのは見た目以上に使い勝手が悪く、頭でっかちが多めな環境なので多少のサイズでは攻撃しても弱小クリーチャーに討ち取られかねないこと、トランプルなど戦闘向きのキーワード能力を持たないため大きく育ってもチャンプブロッカーに軽くいなされることも評価を下げる。長期戦でネシアンの角甲虫/Nessian Hornbeetleや樹上の罠紡ぎ/Treetop Snarespinnerの強化に便乗できる点・早々に吉兆の一角獣/Good-Fortune Unicornと並べば爆発的なサイズアップが期待できる点などシナジーにこそ恵まれるが、これらのメリットが単体性能の低さを上回ると考えるのは難しい。