十字軍/Crusade
提供:MTG Wiki
マジック創世記から存在する、白の代表的なクリーチャー全体強化。昔の白ウィニーデッキ必須の旗。
(白)(白)と低コストなので、軽量を基本とするウィニーデッキによく噛み合っているのがポイント。さらに、白のウィニークリーチャーはコスト・パフォーマンスが良く、数も多い。このため他の色のウィニーより、土地を削ってクリーチャーや呪文を増やすことができ、黎明期における白ウィニーのデッキパワーを押し上げる要因となった。
欠点は、相手の白クリーチャーをも強化してしまうところ。自分のウィニーを強化しているつもりが、相手のクリーチャーを強化してしまっては元も子もない。もしミラーマッチとなってしまった場合、サイドボードに引き下げることにもなるだろう(もっともそれは相手も同様なので、相手のこれを合わせたパワーゲームに持ち込むのも1つの手である)。ちなみに、マスクス・ブロック時代はリベリオンのミラーマッチでこれが頻発した。
第6版を最後に基本セット落ち。その後第8版を選ぼうで再録カード候補に上げられるも、栄光の頌歌/Glorious Anthemに敗れ、そのまま後進を譲った。
- 神の怒り/Wrath of God、ハルマゲドン/Armageddonと並ぶ、白の三大レアカードの1枚。
- 栄光の頌歌/Glorious Anthemと合わせればエイトクルセイド。さらに聖餐式/Divine Sacrament・共同の功績/Shared Triumph等を合わせればどんどん数を増やせる。肝心のクリーチャーが減ってしまうので、決してデッキは強くならないが。(その意味では、オパール色の輝き/Opalescenceでクルセイド自身をクリーチャー化すれば前述の問題点を解消できる)
- 再録されなくなったのが宗教的理由だと思っている人もいるが、これは間違いである。たしかに宗教的事情でデザインやイラストが影響を受けることがあるのは事実。しかしこれに関しては、上記の通り第8版を選ぼうで候補として出ており、さらにその後もカード名に「Crusade」や「Crusader」の付くカードが何度も登場しているため、宗教的理由ではないことははっきりしている。