人喰い植物/Carnivorous Plant
提供:MTG Wiki
非常に強力な壁。もちろん攻撃には使えないわけだが、壁にしてこのパワーは尋常ではなく、第4版でのシールド戦で猛威を振るっていた。第4版では、これを一方的に倒せるコモンの地上クリーチャーは大海蛇/Sea Serpentしか存在しなかったのが大問題。大海蛇は相手に島が無ければ攻撃できないので、こちらが青を選ばなければほとんど無敵の壁といえた。しかもこれはコモンで出現率も高く、環境全体が停滞気味になりやすかった。
- Masters Edition単体、第10版とあわせてのリミテッドでも似たような物で、これを一方的に倒せるコモン地上クリーチャーはシー・モンスター/Sea MonsterとShambling Strider、そしてパンプアップ持ちのOrder of LeitburとOrder of the Ebon Handのみである。Masters Editionでは人喰い植物はアンコモンになったため、それほど出現率が高くないのが救い。
- 同時期に、同じマナ・コスト、同じP/T、そして同じく1つのデメリットを持つアーナム・ジン/Erhnam Djinnというカードが存在した。あちらは構築環境のエースとして君臨したが、こちらはいわゆるリミテッド専用要員。
- 第4版当時は防衛のルールが無く、代わりに「壁は攻撃に参加できない」というルールがあったが、そのことがテキストとして明記されていなかったために、これが壁であることを忘れて(もしくは見落として)攻撃に参加させる人が結構いた。さらに対戦相手も同じく勘違いすることが多く、そのまま普通に殴り殺されてしまうこともあった。
- 初心者の場合、そもそも上のルール自体を知らない人がいた。
- このことを教訓に、壁には注釈文が入るようになった。
- カード名が「〜の壁/Wall of 〜」でないことも、壁であることを見落とす要因の1つであったかもしれない。第4版の時点で、壁でありながらカード名に「Wall」を含まないカードは、他にわずか4種。第4版の中では、人喰い植物が唯一であった。
- Masters Edition再録に伴い、「壁」に加えて「植物」のクリーチャー・タイプを獲得。イメージや名前に合致するようになった。