ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus
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アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
トランプル、破壊不能
ダークスティールの巨像がいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれる場合、代わりにダークスティールの巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
ダークスティールで登場した、アーティファクト・クリーチャーの筆頭。破壊されない上にパワー11でトランプルという高いスペックを持つ。
過去登場したコロ助達の中でも最強クラス。戦場に出されたら早急に対処できないと敗北は必至。サイズの大きさに加えて破壊されないため除去耐性が非常に高く、他のコロ助とは異なりアンタップも通常通りできる。ライブラリーに戻る能力を持つためリアニメイトは困難だが、ライブラリーから直接戦場に出す場合はそれすら無視できるどころかメリットにすらなりえる。
スタンダードでは、歯と爪系デッキのフィニッシャーとしてよく使われる。召喚者の卵/Summoner's Eggや変幻の杖/Proteus Staffなどが使われることもあった。カードプールが限られるこの環境では、アーティファクトやクリーチャーの除去手段として破壊やマイナス修整に頼る場合が多いため、より対処しにくい。追放する、生け贄に捧げさせる、攻撃制限をかけるなどの対処策をあらかじめ用意しておく必要がある。
ヴィンテージでは、Moxからの修繕/Tinkerや、ドルイドの誓い/Oath of Druidsで高速で召喚される。ただしエターナルでは、全体除去よりも剣を鍬に/Swords to Plowsharesや流刑への道/Path to Exileなどの追放する単体除去や、破壊耐性を無視できるバウンスの方が使用率が高いため、被覆を持つ墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathanに取って代わられることも多くなった。それでも2回攻撃を通すだけでゲームを決められることは大きな魅力なので、墨溜まりのリバイアサンが登場して以降もダークスティールの巨像が優先されることは少なくない。
上記カードによって1ターン目から出てくることもあり、しばしば対戦相手を絶望させてきたカードである。
- 3番目の能力は置換効果を生成する常在型能力であって誘発型能力ではない。したがってもみ消し/Stifleでこれを打ち消し、墓地に落としてリアニメイト…などということはできない。
- 能力そのものをなくしてしまえば流石に墓地に落ちる。お粗末/Humbleや謙虚/Humilityなどがある状態ではこの置換効果が働かない。
- イクスリッドの看守/Yixlid Jailerではこの能力を妨害する事はできない。置換効果は、それが置換するべきイベントが起こる直前の段階で有効かどうかを見るからである。つまり、墓地に置かれるというイベントの直前=まだ戦場にある段階で能力を失わせないと意味が無い。
- 虚空の力線/Leyline of the Voidなどの「墓地に置かれる場合、代わりに追放する」の置換効果の影響下でこれが戦場やスタックから墓地に送られる場合、ダークスティールの巨像のコントローラーがライブラリーに戻すか追放するかを選択することができる。戦場・スタック以外から墓地に送られる場合は、オーナーが選ぶ。置換効果の項目を参照。
- 能力そのものをなくしてしまえば流石に墓地に落ちる。お粗末/Humbleや謙虚/Humilityなどがある状態ではこの置換効果が働かない。