同族の呼び声/Call to the Kindred
提供:MTG Wiki
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(クリーチャー)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはあなたのライブラリーの一番上から5枚のカードを見てもよい。そうした場合、それらの中からエンチャントされているクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャー・カードを1枚、戦場に出してもよい。その後、それらの残りのカードをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
族系と暴走の先導/Lead the Stampedeを組み合わせて劇的な入場/Dramatic Entranceを足したようなカード。
種となるクリーチャーにつけて、それを次のあなたのアップキープまで生き残らせ、さらにライブラリーの一番上から5枚の中に条件に合うクリーチャー・カードがないといけないので、機能するまで結構な手間がかかる。だがそれらのハードルを越えれば、手札を経由せずコストいらずで毎ターン次々と直接戦場に出せる、なかなか強力なカードである。
コスト踏み倒し要素を重視するなら、小型クリーチャーにつけて大型クリーチャーを出したいので、その両方が用意できるクリーチャー・タイプを使いたい。例えば人間だと大型なものは少ないためありがたみがないし、デーモンなどでは大型ばかりなので種を用意しづらい。イニストラード・ブロックで青に割り当てられているスピリットやゾンビは比較的サイズに幅があり、トークン生産などにも長けているので狙い目と言える。
そこまでフル活用を狙わずとも、適当なクリーチャーにつけてしばらく放置しておくだけでも、どんどんクリーチャーが増やせてアドバンテージを稼げる[1]。リミテッドなどではこの用途をメインに考え、除去されにくい大型クリーチャーにつけたほうが有効なことも多いだろう。ただし、デッキの構築時に特定の種族のクリーチャーが多くなるようにする必要があるので、どちらかといえばドラフト向け。
オーラの常として、種となるクリーチャーを除去されると丸損になりがち。クリーチャーのコントローラーは問わないことを生かし、対戦相手のクリーチャーにつけることで除去しづらくするテクニックもある。ただしお互いのデッキの主要クリーチャー・タイプが一致しないと意味がないし、さっくりと生け贄に捧げるなどで対処される危険もあるため、効果的に使える条件は限られる。
- 「見て、選んで、出す」が一連の効果であり、その間に呪文や能力を割り込ませることはできない。クリーチャー・タイプを変更するカードとコンボする場合、変更するタイミングは見る前でないといけない。
- 多相を持つクリーチャーにつけると成功率が上がる。
- 効果だけを見れば緑に相応しいが、クローン/Cloneの一種として青にされているのだろうか。
- 後のアヴァシンの帰還にて、似た能力の緑のカード、末裔の道/Descendants' Pathが登場した。こちらは見られる枚数は1枚だけだが、オーラでないため除去に強い。
[編集] 脚注
- ↑ 決勝: 平賀 優宏(神奈川) vs. 行弘 賢(和歌山)(グランプリ神戸12 イベントカバレージ)