タシグル/Tasigur

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2015年2月13日 (金) 23:38時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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タシグル/Tasigurタルキール覇王譚ブロックのキャラクター。カードとしては運命再編黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fangが初出。

目次

解説

タルキール/Tarkir氏族/Clanスゥルタイ群/The Sultai Broodの運命再編の時代におけるカン/Khan人間の男性(イラスト)。

スゥルタイの富を受け継ぐ、甘やかされて育てられた若者(15~16歳)。黄金牙/The Golden Fangの二つ名を持つ。残忍な歓楽に耽る快楽主義者であり、スゥルタイの領土の統治には一切の関心を持っていない。彼は通常、アンデッドが担ぐ豪華な輿に乗って宮殿内を移動する。彼は敵対者の血族をアンデッドに変え、その者のもとへ送り込むことを特に好んでいる。

外見は色白・痩身で、精巧な黄金の装飾を全身に纏っている。彼は先端に鋭利な刃を取り付けた長い鞭を持ち歩いており、機嫌を損ねたとき、もしくは単純に退屈したときにそれを他者に振るう。

タシグルは指先を他者の頭部に沈めることによって、その者の思考や記憶を読み取ることができる。この際、彼の手は紫色の光を帯びる(イラスト)。

経歴

黄金牙の破滅/The Doom of the Golden Fang

ある日、タシグルは殺しの英雄、ヤーラ/Yalaの報告を受けていたが、彼は長話にすっかり退屈しており、それを隠そうともしなかった。話が終わると、彼はヤーラに形ばかりの感謝の言葉を捧げ、彼女を退出させた。

その翌朝、タシグルの朝食を毒味していた召使いが、黒い泡を吹いて倒れた。何者かが彼の食事に毒を盛ったのだ。怒り狂った彼はナーガの側近、シディーキ/Shidiqiに命じてラクシャーサ/Rakshasaのクーダル/Khudalを呪文で呼び出させ、犯人の名を尋ねた。クーダルは犯人の名を教える代わりに、その者の命を奪わず、自分に魂を食らわせるよう要求した。たったそれだけのことかという軽い気持ちで、タシグルはそれを承諾した。クーダルは裏切り者、ヤーラの名を告げた。

タシグルはヤーラを呼び出し、彼女に昨日の非礼を詫び、その英雄的行為に報いる贈り物を与えると言った――アンデッドと化した彼女の夫を。タシグルは彼女を鞭で打ちながらその罪を責めたが、彼女は誤解だと主張するばかりであった。タシグルはヤーラの記憶を読み、彼女の言う通り、彼女が毒を盛った事実などないことを知った。彼は怒りに任せてヤーラを殺した。その瞬間、部屋は完全な闇に包まれ、クーダルが現れた。

タシグルはクーダルの嘘を糾弾した。クーダルはそれをあっさり認め、真犯人が自分であることを告げた。悪魔のクーダルにとっては、自分が毒を盛ったことも、嘘を教えたことも問題ではなかった。ヤーラの魂を与えるという約束をタシグルが果たさなかった、そのことが問題なのだ。彼は人間がスゥルタイを統べているのは単にラクシャーサとナーガがそうさせているからに過ぎないのに、タシグルのせいでそれも終わると言った。クーダルとシディーキは去った、間もなくスゥルタイは滅びるという、同じ言葉を残して。

その日からタシグルの生活は一変した。ナーガの屍術なしでは、アンデッドの召使いたちを制御することはできなかった。宮殿の兵士の半数はアブザン家/The Abzan Housesの侵攻で、あるいはタシグルの怒りを恐れて自らの意志で、いなくなってしまった。彼は満足な食事を得ることもできなかった。そんな中、宮殿が龍の襲撃を受けた。彼は隠し部屋に逃げ込んだが、それも一時凌ぎに過ぎなかった。

タシグルはマラング川/The Marang Riverの浅瀬に立ち、シルムガル/Silumgarに貢物を捧げた。彼がいよいよもって諦めねばならなくなった、翡翠の玉座を。シルムガルが彼に襲い掛かってくるのがわかった。彼は惨めに跪き、死を覚悟した。

登場

登場カード

カード名に登場

運命再編
タシグルの残虐/Tasigur's Cruelty

フレイバー・テキストに登場

運命再編
薄暗がりへの消失/Douse in Gloomシブシグの徒党/Sibsig Hostチフス鼠/Typhoid Rats漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death

イラストに登場

運命再編
タシグルの残虐/Tasigur's Cruelty

登場作品・登場記事

脚注

  1. A Voice for VorthosDoug Beyerブログ)

参考

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