ブラック・ロータス/Black Lotus

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2018年11月3日 (土) 11:08時点におけるSPIT (トーク | 投稿記録)による版
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Black Lotus / ブラック・ロータス (0)
アーティファクト

(T),ブラック・ロータスを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。


マジックの黎明期に存在した、パワー9の1つ。

0マナでありながら一度限りで好きなのマナを3つも生み出すことができる、最強のマナ・アーティファクトである。1マナしか出せない水蓮の花びら/Lotus Petalですらヴィンテージ制限カードに指定されていることを考えると、このカードがいかにぶっ壊れているかがよくわかる。

カードの単価(参考)は、一部のエラーカードを除けば全カードの中で最高の値であるとされる。リミテッド・エディションニアミント以上にもなると、その値は一気に跳ね上がり、多くのコレクターにとってはまさに一種のステータスである。それだけに、このカードに関する様々な逸話がある。

コンボパーツとしての代表的なものは、オーリオックの廃品回収者/Auriok Salvagersとの2枚コンボにより、任意の色の無限マナを生み出すことである。

  • このカードの存在によって"Lotus"(水蓮)=「好きな色マナを出せるマナ加速カード」という概念ができた。そしてそれら"Lotus"は、能力にかかわらず、"Lotus"というだけでコレクターに人気がある。
  • 非常に強力なカードの代表であるがゆえ、シナジーの重要性を教えるために引き合いに出されることがある(シナジーの項参照)。
  • リミテッド・エディション及びアンリミテッド・エディションレア印刷シート上はMox Emeraldの下に配置されており、その両方が含まれたスターターデッキマジック史上最高の当たりパックであろう。もっとも、それらの未開封スターターデッキ自体も相当高価なのだが・・・
  • アングルードでは、同マナ・コストでより多くのマナを生み出すBlacker Lotusが作られている。ただし効果の性質上、墓地からの使いまわしができないので、そういう意味では一長一短。
  • InQuestのジョークカードでWhite Lotusなるものが存在する。
  • 初期に販売されていたカードスリーブ内に封入されている9分割されたおまけカードの絵柄にも選ばれた(もう一枚はChaos Orb)。
    • だが、日本に輸入されるロットには何故か右下の部分だけが欠損していたため、絶対にコンプリートすることができない。
    • 昔からマジックをやっているプレイヤーのカードホルダーの1ページ目にはよく右下だけが欠損した大きな絵柄のこのカードがあったものである。
  • 2013年4月27日~28日に開催された『ニコニコ超会議2』において、1993年を代表するカードとして展示された。(参考

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。

関連カード

主な亜種

"Lotus"と名を冠するカードの多くはこれの流れを汲んでいるが、他にも亜種と呼べるものは存在する。

このうち水蓮の花びら/Lotus Petalライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamondはヴィンテージの制限カードに指定されている。

その他、公式フォーマットでは使用できないカード。

  • Blacker Lotus - 銀枠。4マナ生み出すが、このカード自身を破る必要がある。
  • White Lotus - ジョークカード。マナではなく、3点のライフを生み出す。

ストーリー

「黒い睡蓮」とは、「オデュッセイア」をアーキタイプとして西洋で伝えられてきた伝説の植物。クトゥルフ神話にも登場する。なお、2018年現在、スイレン・ハス(本来「Lotus」はスイレン目スイレン科スイレン属のヨザキスイレンを指す言葉であったが、形状的な相似性から今日では真正双子葉類マモガシ目ハス科の植物の花もLotusと呼ばれる)ともに完全な漆黒の花を咲かせる品種はまだ存在しない(「ブラック・プリンセス」等、花弁の一部分に黒を含む品種開発までは成功してはいる)。

アンリミテッドから登場している人気カードということもあってか、マジックのストーリーにもいくらか登場している。

その他

参考

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