モンスター見聞家、ヴォーロ/Volo, Guide to Monsters

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まだ[[戦場]]にも[[墓地]]にも出していない[[クリーチャー・タイプ]]の[[クリーチャー]]を[[唱える]]たびに、それを[[コピー]]する[[伝説のクリーチャー]]。
 
まだ[[戦場]]にも[[墓地]]にも出していない[[クリーチャー・タイプ]]の[[クリーチャー]]を[[唱える]]たびに、それを[[コピー]]する[[伝説のクリーチャー]]。
  
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唱えるだけでクリーチャーをコピーできる可能性を秘めているが、クリーチャー・タイプの被りがないという厳しい条件がある。コピーしたいクリーチャーは他のクリーチャーとタイプが被らないよう、[[デッキ]]構築の段階から細心の注意を払いたい。幸いにも[[追放|追放領域]]までは考慮しないため、墓地のカードを追放する手段があれば条件をやや緩めることは可能。
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[[リミテッド]]では一度出してしまえば[[マナ]]不要でクリーチャーが増やせる(ことがある)のは非常に強力。普通に組んでも[[クリーチャー・タイプ]]はある程度バラけるが、できるならば[[ピック]]段階から意識したい。
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*[[緑青]]だが、[[スタンダード]]でそれらの[[色]]に属する[[多相]]持ちとの相性は最悪。基本的にコピーできないうえ、以降こちらの[[能力]]が機能停止してしまう。
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==ルール==
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*一つでもクリーチャー・タイプが被っているクリーチャーはコピーできない。例えば[[放浪する吟遊詩人/Wandering Troubadour]]('''[[ドラゴン]]・[[バード]]''')が[[コントロール]]されているか[[あなた]]の墓地にあるならば、[[ターナジール・クアンドリクス/Tanazir Quandrix]]([[エルダー]]・'''ドラゴン''')も[[鼓舞するバード/Inspiring Bard]]([[エルフ]]・'''バード''')もコピーできない。
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*新しい[[対象]]を選ぶわけではないので[[変容]]コストで唱えた場合、元の呪文と同じクリーチャーに重なる。
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*クリーチャー・タイプを持たないクリーチャー呪文([[Nameless Race]]や[[裏向き]]の[[変異]]など)は共通のクリーチャー・タイプ持ちが存在しないため、それらが既に戦場にいたとしてもコピーできる。
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**裏向きの変異呪文をコピーした場合、それは表面が何かに関わらず[[無色]]の2/2の[[表向き]]クリーチャーとしてコピーされる。変異コストで表向きにすることはできない。
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==関連カード==
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==ストーリー==
 
==ストーリー==
'''ヴォーロサンプ・ゲダーム'''/''Volothamp Geddarm''(愛称ヴォーロ)は[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]のキャラクター({{Gatherer|Volo, Guide to Monsters}})。フェイルーン全土に名を残す著名な紀行家。
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'''ヴォーロサンプ・ゲダーム'''/''Volothamp Geddarm''(愛称ヴォーロ)は[[ダンジョンズ&ドラゴンズ]]のキャラクター({{Gatherer|id=528829|イラスト1}}、{{Gatherer|id=531236|イラスト2}})。フェイルーン全土に名を残す著名な紀行家。
  
 
かつてDR1380年代に「幽閉の呪文」によって時空の彼方に捕らわれた彼は、百年余りが過ぎた1480年代にフェイルーンへと帰還した。以後、「ヴォーロのモンスター見聞録」や「ウォーターディープ・ガイドブック」「良き統治者の道標」など、冒険者たちにとっても非常に有益な紀行文を多数著している。
 
かつてDR1380年代に「幽閉の呪文」によって時空の彼方に捕らわれた彼は、百年余りが過ぎた1480年代にフェイルーンへと帰還した。以後、「ヴォーロのモンスター見聞録」や「ウォーターディープ・ガイドブック」「良き統治者の道標」など、冒険者たちにとっても非常に有益な紀行文を多数著している。
  
彼が旅路より戻ったときは、ウォーターディープの名物酒場にしてダンジョンエントランスである「大口亭」を根城としている。ヴォーロは世界における自分の重要性について仰々しい意見を持っているが、だからといって彼が魅力的な人物ではないというわけではない。困っている友を助けるためなら、彼は何だってするのだ。
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彼が旅路より戻ったときは、ウォーターディープの名物酒場にしてダンジョンエントランスである「大口亭/the Yawning Portal」を根城としている。ヴォーロは世界における自分の重要性について仰々しい意見を持っているが、だからといって彼が魅力的な人物ではないというわけではない。困っている友を助けるためなら、彼は何だってするのだ。
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*the Yawning Portalは[[狂える魔道士の迷宮/Dungeon of the Mad Mage]]の一層目({{Gatherer|id=530447|カード画像}})や[[大口の門のダーナン/Durnan of the Yawning Portal]]にも登場する語句だが、これらでは「大口の門」と訳されている。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-adventures-forgotten-realms-2021-07-16 The Legends of Adventures in the Forgotten Realms]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035284/ 『フォーゴトン・レルム探訪』の伝説たち]([[Daily MTG]] [[2021年]]7月16日 [[James Wyatt]]著)
 
*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/legends-adventures-forgotten-realms-2021-07-16 The Legends of Adventures in the Forgotten Realms]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/0035284/ 『フォーゴトン・レルム探訪』の伝説たち]([[Daily MTG]] [[2021年]]7月16日 [[James Wyatt]]著)
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*[[コピーカード]]
 
*[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:フォーゴトン・レルム探訪]] - [[レア]]
 
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2022年7月30日 (土) 23:56時点における最新版


Volo, Guide to Monsters / モンスター見聞家、ヴォーロ (2)(緑)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)

あなたが、あなたがコントロールしているクリーチャーやあなたの墓地にあるクリーチャー・カードと共通のクリーチャー・タイプを持たないクリーチャー呪文を唱えるたび、その呪文をコピーする。(クリーチャー呪文のコピーはトークンになる。)

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まだ戦場にも墓地にも出していないクリーチャー・タイプクリーチャー唱えるたびに、それをコピーする伝説のクリーチャー

唱えるだけでクリーチャーをコピーできる可能性を秘めているが、クリーチャー・タイプの被りがないという厳しい条件がある。コピーしたいクリーチャーは他のクリーチャーとタイプが被らないよう、デッキ構築の段階から細心の注意を払いたい。幸いにも追放領域までは考慮しないため、墓地のカードを追放する手段があれば条件をやや緩めることは可能。

リミテッドでは一度出してしまえばマナ不要でクリーチャーが増やせる(ことがある)のは非常に強力。普通に組んでもクリーチャー・タイプはある程度バラけるが、できるならばピック段階から意識したい。

もともとハイランダーである統率者戦では、クリーチャー・タイプを分散させる縛りが相対的に緩和されるという利点がある。

  • 緑青だが、スタンダードでそれらのに属する多相持ちとの相性は最悪。基本的にコピーできないうえ、以降こちらの能力が機能停止してしまう。

[編集] ルール

  • 新しい対象を選ぶわけではないので変容コストで唱えた場合、元の呪文と同じクリーチャーに重なる。
  • クリーチャー・タイプを持たないクリーチャー呪文(Nameless Race裏向き変異など)は共通のクリーチャー・タイプ持ちが存在しないため、それらが既に戦場にいたとしてもコピーできる。
    • 裏向きの変異呪文をコピーした場合、それは表面が何かに関わらず無色の2/2の表向きクリーチャーとしてコピーされる。変異コストで表向きにすることはできない。

[編集] 関連カード

[編集] ストーリー

ヴォーロサンプ・ゲダーム/Volothamp Geddarm(愛称ヴォーロ)はダンジョンズ&ドラゴンズのキャラクター(イラスト1イラスト2)。フェイルーン全土に名を残す著名な紀行家。

かつてDR1380年代に「幽閉の呪文」によって時空の彼方に捕らわれた彼は、百年余りが過ぎた1480年代にフェイルーンへと帰還した。以後、「ヴォーロのモンスター見聞録」や「ウォーターディープ・ガイドブック」「良き統治者の道標」など、冒険者たちにとっても非常に有益な紀行文を多数著している。

彼が旅路より戻ったときは、ウォーターディープの名物酒場にしてダンジョンエントランスである「大口亭/the Yawning Portal」を根城としている。ヴォーロは世界における自分の重要性について仰々しい意見を持っているが、だからといって彼が魅力的な人物ではないというわけではない。困っている友を助けるためなら、彼は何だってするのだ。

[編集] 参考

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