Nameless Race
提供:MTG Wiki
Nameless Race (3)(黒)
クリーチャー
クリーチャー
トランプル
Nameless Raceが戦場に出るに際し、好きな量のライフを支払う。あなたが支払うライフの量は、あなたの対戦相手がコントロールする白のトークンでないパーマネントの枚数足すそれらの墓地にある白のカードの枚数の点数を超えることはできない。
Nameless Raceのパワーとタフネスはそれぞれ、それが戦場に出る際に支払われたライフの点数に等しい。
黒の白対策カード。トランプル持ちでかつ大型になれる可能性があるので、条件さえ揃えばかなり強いクリーチャー。ライフを支払うくらいのハンデは、黒なら覚悟の上だろう。
問題は、支払えるライフ(すなわちこのクリーチャーの最大サイズ)が、対戦相手がコントロールしている白のトークンでないパーマネントと、その墓地にある白のカードの枚数の合計に制限されること。対戦相手が大量に白のカードを使っていない限り、このクリーチャーはまったく大きくなれない。そういう意味で、白単色デッキ相手ならともかく、タッチレベルで白を使っているデッキには何の役にも立たない。その白単相手でも、マナやライフの消費量から考えると5/5以上の性能が得られなければ割に合わないため、使えるのは中盤以降になるだろう。
このような点を考えると、同じ4マナでも白対策クリーチャーとしては無法の騎士/Marauding Knight等の方が優れているようである。
- 絵描きの召使い/Painter's Servantは良い相方。白を指定してやれば、色の制約を気にする必要はなくなる。
- 印刷時は名も無き種族/Nameless Raceというクリーチャー・タイプを持っていたが、2007年9月サブタイプ変更に伴って、その名前「名も無き種族」が示す通り、クリーチャー・タイプをひとつも持たなくなった。改訂によってサブタイプを全て失うという逆行的な処置を受けたのはこれだけだが、カードのフレイバーはうまく表現されていると言える。
- 通常サブタイプがつくカード・タイプにサブタイプがつかない、ということで「名も無き」というフレイバーを表す演出は、のちに放浪者/The Wandererでも用いられた。
- 荒廃の下僕/Minion of the Wastesが後輩にあたる。