ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond

提供:MTG Wiki

2008年12月27日 (土) 11:50時点における60.44.207.135 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Lion's Eye Diamond / ライオンの瞳のダイアモンド (0)
アーティファクト

あなたの手札を捨てる,ライオンの瞳のダイアモンドを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ3点を加える。起動はインスタントとしてのみ行う。


劣化版Black Lotusとして作られたアーティファクトマナを出すには手札をすべて捨てる必要があるので、せっかくマナを出しても呪文に使えない、というデメリットを抱えている。

素直な使い方としては、(ドロー内容に期待して)自分のドロー呪文対応して能力をプレイしたり、手札無しでも使用できるパーマネント起動型能力起動コストとしてこれのマナを使う、といった使い道が考えられるが、決して使いやすい効果では無く、登場したミラージュ当時では完全なカスレアの1つとして扱われていた。

しかしカードプールが広がったことにより、このデメリットでも不十分という状況になっている。例えばヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargainで新たにカードを引きなおしたり、ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will墓地のカードをプレイしたりできる。これらと併用する事で、Black Lotus同然のカードとなるのだ。これを最大限に生かしたのがロング・デックであり、ヴィンテージにおいて猛威を振るった。

他にも悪用方法はいくつかあり、主にエターナルで活躍している。

  • 本来マナ能力コスト支払い時にもプレイできるのだが、この能力はインスタントプレイできるときにしかプレイできないため、呪文プレイを宣言してからコストを払う時にはプレイできない。これは手札を捨てるというデメリットを軽減させないためだろう。
    • 第6版登場当初(=スタック導入時)の一時期ではこの制限がなく、まさにBlack Lotusと同質のカードとなっていた。ただし、速攻でエラッタが出て「修理」された。
  • この能力はマナ能力なので、プレイと同時に解決される。ただプレイできるタイミングに制約がついているに過ぎない。
  • これ自身を生け贄に捧げることと、手札をすべて捨てることのどちらを先に行ってもかまわない。コストの支払いに関するルールを参照のこと。
  • 通称は、頭文字をとってLED。

悪用ばかり目立つため、2004年1月1日より、ヴィンテージ制限カードに、Type1.5禁止カードに指定された。2004年9月20日よりType1.5から移行したレガシーでは禁止されていない。

他の悪用方法

「手札を全て捨てる」という強烈なデメリットにも関わらずこれだけ活躍するということは、マナ・アーティファクトの調整はそこまで難しいということを示していると言えよう。

参考

MOBILE