割り振る

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呪文や能力が対象に何かを割り振る場合、それぞれの対象にどのように割り振るのかの宣言は、呪文を唱えたり、[[起動型能力]]を[[起動]]したり、[[誘発型能力]]を[[スタック]]に置いたりする際、対象を指定した後に行われる。[[解決]]時ではない。詳細は[[唱える]]や[[対象]]の項も参照。
 
呪文や能力が対象に何かを割り振る場合、それぞれの対象にどのように割り振るのかの宣言は、呪文を唱えたり、[[起動型能力]]を[[起動]]したり、[[誘発型能力]]を[[スタック]]に置いたりする際、対象を指定した後に行われる。[[解決]]時ではない。詳細は[[唱える]]や[[対象]]の項も参照。
 
*[[石の顎/Jaws of Stone]]が解決時ではなく唱えた時に[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していた[[山]]の数を参照するのは、このためである。
 
*[[石の顎/Jaws of Stone]]が解決時ではなく唱えた時に[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していた[[山]]の数を参照するのは、このためである。
*唱える時(またはスタックに置かれる時)に割り振りは宣言しているため、解決前に一部の対象が[[不正な対象|不適正]]になったとしても、残りの対象には宣言した値が割り振られる。
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呪文や能力が解決される時に割り振った一部の対象が[[不正な対象]]になっていたなら、適正な対象に対してのみ宣言した値のダメージやカウンターが割り振られる。不正な対象へ割り振っていた分をもう一度振り直すということはない。
  
 
==その他==
 
==その他==

2021年5月11日 (火) 16:24時点における版

割り振る/Dividedistributeとは、何か(主にダメージやダメージの軽減カウンターなど)を複数のオブジェクトプレイヤーに分けて割り当てることである。


Pyrotechnics / 発火 (4)(赤)
ソーサリー

望む数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。発火はそれらに、4点のダメージをあなたが望むように割り振って与える。



Remedy / 治療 (1)(白)
インスタント

好きな数のクリーチャーとプレインズウォーカーとプレイヤーの組み合わせを対象とする。このターン、それらに与えられる次のダメージを5点、望むように割り振って軽減する。



Elven Rite / エルフの儀式 (1)(緑)
ソーサリー

1体か2体のクリーチャーを対象とする。それらの上に、+1/+1カウンターを2個、望むように割り振って置く。


目次

解説

呪文能力によって、対象とする1つ以上のオブジェクトやプレイヤーに何かを割り振る場合、いずれのオブジェクトやプレイヤーにも最低1つは割り振らなくてはならない。

  • 例:発火/Pyrotechnicsは、好きな数のプレイヤーやプレインズウォーカークリーチャーを対象にできると書かれているが、0点のダメージを割り振ることはできないため、普段は最大で4つまでの対象しか取ることはできない。また、対象に取ったならば1点以上のダメージを割り振らなくてはならない。
  • 例:とどろく雷鳴/Rolling ThunderX=0で唱えた場合、対象にダメージを割り振ることができないため、対象を取らない呪文になる。
  • 戦闘ダメージの割り振りなど、「対象」のルールを用いないものはこのルールの適用外であり、0点のダメージを割り振るようにしてもよい。

呪文や能力が対象に何かを割り振る場合、それぞれの対象にどのように割り振るのかの宣言は、呪文を唱えたり、起動型能力起動したり、誘発型能力スタックに置いたりする際、対象を指定した後に行われる。解決時ではない。詳細は唱える対象の項も参照。

呪文や能力が解決される時に割り振った一部の対象が不正な対象になっていたなら、適正な対象に対してのみ宣言した値のダメージやカウンターが割り振られる。不正な対象へ割り振っていた分をもう一度振り直すということはない。

その他

以前は、呪文や能力が対象に取っていないものに対して割り振る場合でも、上記のルールが適用されていた。「対象に取っていないものに割り振りを行う」唯一のカードとして液状の火/Liquid Fireがあったが、2009年4月24日に液状の火のオラクルが変更されたことでそのようなカードはなくなり、現在のルールに改められた。

その後、「対象に取っていないものに割り振りを行う」カードとして新たに野生の狩りの達人/Master of the Wild Huntが作られたが、そちらは現在のルールを前提にデザインされている。

訳語が一定しないルール用語でもある。古い日本語版では振り分けるが主流だったが、マスクス・ブロックオデッセイ・ブロックでは分割すると訳した。オンスロートから「割り振る」と訳すようになったものの、近年にも「分割する」がみられる。いずれも機能的な違いはない。

2019年7月の総合ルール更新までは、「望む数/any number」のプレイヤーやオブジェクトにダメージやカウンターが分配されたり割り振られたりする場合、可能ならば0より多い数のプレイヤーやオブジェクトを選ばなければならなかった。例えばマグマの核/Magmatic Coreでは対象の数は0にすることはできず、戦場に自分のクリーチャーしかいない場合それにダメージを与えなければならなかった。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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