卓絶/Transcendence

提供:MTG Wiki

2008年2月23日 (土) 00:09時点におけるフラクタル (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Transcendence / 卓絶 (3)(白)(白)(白)
エンチャント

あなたは、ライフが0以下になることではこのゲームに敗北しない。
あなたのライフが20点以上であるとき、あなたはゲームに敗北する。
あなたがライフを失うたび、あなたが失ったライフ1点につきあなたは2点のライフを得る。


ライフに関する敗北条件が色々と逆転するエンチャント。 通常時はライフが0以下になると敗北するが、このエンチャントが出ていると初期値の20点以上になると敗北するようになる。 通常時はライフが20以上になってもなんともないように、このエンチャントが出ているとライフが0以下になっても死ななくなる。 通常時はライフが減るとライフが0以下という敗北条件に近づくが、このエンチャントが出ているとダメージ等は全てライフゲインに変換され、ライフが20以上と言う敗北条件に近づく。

ようするに、ライフを20点まででひっくり返すカード。普通に単体で使うならば、ライフが10点以下の時にプレイすることでライフを増やすのと同じ効果が得られる。

しかし、一つだけ逆転しない落とし穴がある。 通常時はライフゲインによって敗北から遠ざかる事が出来るが、このエンチャントが出ている時にライフゲインしてもライフは減ったりせず、モロに敗北に近づいてしまう。 ライフが増加する誘発型能力もみ消し/Stifleするか、硫黄の渦/Sulfuric Vortex等でライフゲインそのものを禁止してしまわない限り、何をしてもライフが減らなくなるので、自分で割る手段を確保してから出すほうが良いだろう。

  • 寄付/Donateで送りつけるという手もある。相手がループ・ジャンクション等で大量ライフを得ていたらそれだけで勝利できる。ただ、色拘束が強いのが難点。
  • どんな方法であっても、ライフが以前の値と比べて減少したのならば「失った」ことになることに注意。これには、ダメージによりライフが減った場合、自分より少ないライフの対戦相手とライフを交換した場合、ライフが現在より少ない値に変更された場合などを含む。
  • 偽りの治療/False Cureを出されて、そのターンのうちに1点でもライフが増減すれば即死となる。例えば1点のライフゲインが、2点のライフロス→4点のゲイン→8点のロス→……と交互に増幅してゆき、必ず20点以上に達してしまう。
  • 硫黄の渦/Sulfuric Vortex対策として、ウェイクに採用されたこともある。この二つが場にあると、卓絶側はライフでは死なないというメリットだけが残る。勿論両方自分で使っても良い。
  • これと、白金の天使/Platinum Angelコントロールしている状態でライフが20点以上になると無限ループが発生する。「ゲームに敗北する」能力が誘発するが、それを解決しても白金の天使の能力によって敗北しない。その後また「ゲームに敗北する」という能力が誘発して…の繰り返しになる。
  • 語られざる印/Unspeakable Symbolなどのライフのみを支払う起動型能力を持つパーマネントインスタント・タイミングで卓絶を割れる手段があれば面白いことが出来る。
    1. 語られざる印/Unspeakable Symbolの能力を起動して3点ライフを支払う。~
    2. 6点のライフを得る能力が誘発する。~
    3. ライフを得る能力をスタックに乗せたまま、もう一度語られざる印/Unspeakable Symbolの能力を起動して3点ライフを支払う。~
    4. 6点のライフを得る能力が誘発する。~
    5. 2回目に起動した能力、誘発した能力を解決する。6点のライフを得て、+1/+1カウンターが1つ乗る。~
    6. 以後繰り返し。~
  • このように、2回起動して1回分だけ消化を繰り返すと実質タダで能力を起動出来るようになる。起動型能力を利用して相手を倒せるなら問題ないが、クリーチャーで殴るなど、スタックをすべて消化する必要がある場合には消化する前に卓絶を割らないと膨大なライフを得て負けてしまうので注意。それを利用して膨大な数の能力をスタックに乗っけて卓絶を割ってしまえば簡単に無限ライフになる。

参考

MOBILE