地壊し/Groundbreaker

提供:MTG Wiki

2008年10月25日 (土) 23:41時点におけるヴぁ (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

Groundbreaker / 地壊し (緑)(緑)(緑)
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)

トランプル、速攻
終了ステップの開始時に、地壊しを生け贄に捧げる。

6/1

元祖歩く火力ことボール・ライトニング/Ball Lightningタイムシフト。性能は全く変わっていないのだが、環境によってその評価は大きく変化した。単色が基本だったボーライ存在時のスタンダードと違い、ラヴニカ・ブロックが現役だった時期は多色全盛期。ショックランドのサポートがあるとはいえ、早い段階でトリプルシンボルを支払うのは3色以上ではほぼ不可能、2色でも安定してプレイするのは難しいだろう。

クリーチャーで愚直にライフを削るのを身上とする緑のビートダウンにとって、使いきりとは言えこのダメージ効率を得た意味は大きい。例えば他の3マナのクリーチャーであれば、パワーが3でも6点ダメージは2ターン後と随分先の話であり、クリーチャーがに長居することが困難な環境では、一瞬の隙を突いてライフをもぎ取れる事が極めて大きいのである。

元祖と比較すると色が変わったことで、ブロッカー火力で薙ぎ払いノーガードにして通す戦略を失った代わりに、豊富なクリーチャー強化によるバックアップが可能になった。この方法には火力除去を回避しつつ本体へダメージを上乗せしたり、ブロッカーを乗り越えるために強化した場合も本体へ無駄なくダメージを通せるなどのメリットがある。対プロテクションも基本的に緑は手薄であり、万が一相手をすることになっても強化呪文で乗り越える選択肢があるため赤より圧倒的に組みやすい。

問題は呼び出したターンに全てを行う必要があるためバックアップのためにはそれなりのマナが必要になる点と、タッパーなどのダメージ以外によるシステムクリーチャーに対処し難い点。幸いマナ面では緑なら何とかできるが、後者はアーティファクト等の助力を借りる必要があるだろう。

カードそのもので見ればにとって、神の怒り/Wrath of Godなどのソーサリー除去をかい潜っての3マナ6点、あるいはさらに岩石樹の祈り/Stonewood Invocationからの7マナ11点はゲームに十分な影響を与えることができる数字である。

  • ちなみに、カードの読み方は「じこわし」ではなく「ちこわし」である。
  • 「Groundbreaker」は「開拓者」や「草分け」、「先駆者」の意だが、このカードでは「ground(大地)」+「breaker(破壊者)」と読み替えている。

参考

MOBILE