岩石樹の祈り/Stonewood Invocation

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対象を一時的に大幅に強化するという樫の力/Might of Oaksの流れを汲んだカード。既存の単体強化呪文にはなかった2つの強力なメリットの存在により、従来の常識が通用しない変わり種である。

1つが刹那。これによりカウンター呪文や、強化呪文の弱点であったインスタントによる対策をほぼ完全に克服した。例え戦場炎の印章/Seal of Fireがあろうとも、悠々とラノワールのエルフ/Llanowar Elvesを強化できる。

もう1つが被覆付与効果。例え刹那持ちであろうとも、通常のクリーチャー強化は解決後に改めて除去バウンスで対処される可能性があった。しかし、これにより巨大化したクリーチャーには一切触れられないため、事後の対処手段まで極端に限られてくる。

上記2点により、強化呪文の宿命とも言えるディスアドバンテージへの耐性がとにかく高く、まず計算通りの結果を残してくれる。

+5/+5と修整値が高いことから戦闘での効果も充分。感染ビートダウンでは一撃必殺級の威力を誇る。登場時のスタンダードでもの絡むビートダウン系デッキでは高い採用率を見せ、4枚積みされるケースも少なくない。カード内の効果が極めて高い水準で噛み合っており無駄がない。刹那、被覆、修整値が絶妙のシナジーを構成して生まれた逸品である。

  • 攻撃クリーチャーに飛んできた除去を避けるのが最高の流れ。使用をギリギリまで待つことが強みのインスタント除去を逆手に取りやすい。
  • 自分の別の単体強化呪文に対応した相手の単体除去に対応して使うと、最初の単体強化呪文まで不正な対象立ち消えしてしまう。それで勝負が決まる状況でもない限り、単体で撃つ方が良いだろう。
  • クリーチャー呪文の解決後、優先権パスせず即座にそれに対して使えば対戦相手に割り込む余地は一切ない。地壊し/Groundbreaker等に使う場合、対戦相手が刹那持ちの除去を握っていると踏んだらこの手順で反撃の芽を摘もう。
  • クリーチャー戦を除去などに頼るコントロール・デッキにとっては特に危険なカード。1/1トークン極楽鳥/Birds of Paradiseですら命を脅かす存在になるため、対戦相手がこれを持っている可能性がある場合、時にはインスタントの除去を自分のターンに使ってでも危険の芽を摘んで行くといった慎重なプレイングを強いられる。逆にこれを使う側からすればブラフの種として非常に有効。持っていると思い込ませることができれば、上記の理由で、対戦相手に無駄な動きが増える。
  • カード名や修整値に岩石樹の発動者/Stonewood Invokerと共通するものがある。英語名は"Stonewood Invo"までが同じなので、デッキリスト記入の際などに注意。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

時のらせん刹那を持つレア呪文サイクル

[編集] 参考

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