意地悪な後見人/Wicked Guardian

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''WHISPERのルール文章は修正前のものです。正しいテキストは「意地悪な後見人が戦場に出たとき、あなたは「意地悪な後見人は、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体に2点のダメージを与える。」を選んでもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。」です。''
 
  
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*モチーフは、童話『[[Wikipedia:ja:シンデレラ|シンデレラ]]』に登場する「意地悪な継母」<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-or-shine-2019-09-09 Eldraine or Shine]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033054/ 何があってもエルドレイン]([[Making Magic]] 2019年9月9日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。夫の連れ子シンデレラをいじめ、召使いのようにこき使う。同じような人物が登場する童話は他にも存在し、「[[Wikipedia:ja:継子いじめ譚|継子いじめ譚]]」と総称される。
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*日本語版の[[ルール文章]]では、能力がクリーチャーを[[対象]]を取るかのように書かれているが、これは[[誤訳/名訳|誤訳]]であり訂正が出されている<ref>[https://mtg-jp.com/reading/information/0033098/ 『エルドレインの王権』日本語版の誤訳のお知らせとお詫び]([[2019年]]9月21日)</ref>。
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*[[巨大ゴキブリ/Giant Cockroach]][[冥界の恐怖/Nether Horror]][[上位互換]]の一つ。
  
 
==ルール==
 
==ルール==
*[[ダメージ]]を[[与える]]かどうか、およびどの[[クリーチャー]]にダメージを与えるかは、[[誘発型能力]]の[[解決]]時に選ぶ。それらを選んでから[[あなた]]が[[カード]]を[[引く]]までの間には、どの[[プレイヤー]]も処理を行うことができない。
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*ダメージを[[与える]]かどうか、およびどのクリーチャーにダメージを与えるかは、[[誘発型能力]]の[[解決]]時に選ぶ。それらを選んでから[[あなた]]がカードを[[引く]]までの間には、どの[[プレイヤー]]も処理を行うことができない。
 
*解決時に意地悪な後見人が[[戦場を離れる|戦場を離れて]]いた場合でも、意地悪な後見人がダメージを与えてカードを引くことを選ぶことができる。
 
*解決時に意地悪な後見人が[[戦場を離れる|戦場を離れて]]いた場合でも、意地悪な後見人がダメージを与えてカードを引くことを選ぶことができる。
*与えるダメージがすべて[[軽減]]された場合でも、あなたはカードを引く。例えば、[[プロテクション]]([[]])を持つクリーチャーを選んだ場合がこれに当たる。
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*与えるダメージがすべて[[軽減]]された場合でも、あなたはカードを引く。例えば、[[プロテクション]](黒)を持つクリーチャーを選んだ場合がこれに当たる。
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==開発秘話==
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モチーフは、複数の童話に登場する「意地悪な継父・継母」。特に童話『[[Wikipedia:ja:シンデレラ|シンデレラ]]』に登場する、夫の連れ子シンデレラをいじめ、召使いのようにこき使う継母が有名。このような人物が登場する童話は「[[Wikipedia:ja:継子いじめ譚|継子いじめ譚]]」と総称される。
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最初のデザインでは、自身に+1/+1[[修整]]を与えるのと同時に自軍クリーチャー1体に-1/-1修整を与える、[[シェイド]]能力の亜種を持っていたが、これは[[新世界秩序#盤面の複雑さ|盤面の複雑さ]]を著しく上げてしまうものだった(複数のクリーチャーの[[サイズ]]が変動することになり、[[戦闘]]の計算が難しくなる)。そのため、「味方を傷つける」というフレイバーはそのままに、より把握しやすい能力に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/eldraine-check-part-3-2019-10-07 Eldraine Check, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033149/ エルドレイン・チェック その3]([[Making Magic]] 2019年10月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
  
 
==脚注==
 
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==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:ジャンプスタート2022]] - [[コモン]]
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2022年11月29日 (火) 22:55時点における最新版


Wicked Guardian / 意地悪な後見人 (3)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 貴族(Noble)

意地悪な後見人が戦場に出たとき、あなたは「意地悪な後見人は、他の、あなたがコントロールしているクリーチャー1体に2点のダメージを与える。」を選んでもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。

4/2

ETB能力で条件付きのキャントリップを行う人間貴族

条件の「自軍の他のクリーチャー1体に2点のダメージ」はタフネス偏重のクリーチャーもそれなりにいるならばカードを失わずにできることも難しくなく、行うかどうかも任意なので柔軟性が高い。ハンド・アドバンテージを失わずに4/2の中堅クリーチャーを戦場に出せるので、リミテッドでは中盤以降のリソース切れ対策になる一枚。

[編集] ルール

  • ダメージを与えるかどうか、およびどのクリーチャーにダメージを与えるかは、誘発型能力解決時に選ぶ。それらを選んでからあなたがカードを引くまでの間には、どのプレイヤーも処理を行うことができない。
  • 解決時に意地悪な後見人が戦場を離れていた場合でも、意地悪な後見人がダメージを与えてカードを引くことを選ぶことができる。
  • 与えるダメージがすべて軽減された場合でも、あなたはカードを引く。例えば、プロテクション(黒)を持つクリーチャーを選んだ場合がこれに当たる。

[編集] 開発秘話

モチーフは、複数の童話に登場する「意地悪な継父・継母」。特に童話『シンデレラ』に登場する、夫の連れ子シンデレラをいじめ、召使いのようにこき使う継母が有名。このような人物が登場する童話は「継子いじめ譚」と総称される。

最初のデザインでは、自身に+1/+1修整を与えるのと同時に自軍クリーチャー1体に-1/-1修整を与える、シェイド能力の亜種を持っていたが、これは盤面の複雑さを著しく上げてしまうものだった(複数のクリーチャーのサイズが変動することになり、戦闘の計算が難しくなる)。そのため、「味方を傷つける」というフレイバーはそのままに、より把握しやすい能力に変更された[2]

[編集] 脚注

  1. 『エルドレインの王権』日本語版の誤訳のお知らせとお詫び2019年9月21日)
  2. Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

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