知識の噴出/Braingeyser

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(26人の利用者による、間の34版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Braingeyser}}
 
{{#card:Braingeyser}}
  
[[マジック]]創世記に存在した、[[青]]を象徴する[[Xドロー]][[カード]]。
+
[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]の黎明期に存在した、[[青]]の元祖[[Xドロー]][[カード]]。
  
大量の[[マナ]]を確保できれば、そこから大量の[[ハンド・アドバンテージ]]を確保する事ができる優秀カード。
+
[[マナ]]さえあれば大量の[[ハンド・アドバンテージ]]を確保することができる優秀カード。[[対戦相手]][[対象]]にできる点も特徴であり、[[無限マナ]]からの[[勝利]]手段にもなる。黎明期には[[The Deck]]や[[Tropical Sky]]、[[黒き拷問台]]など、青絡みの様々な[[デッキ]]で[[ドローソース]]として活躍した。
[[ウルザズ・サーガ]][[天才のひらめき/Stroke of Genius]]という、より使い勝手の良いリメイク版が出た。
+
[[打ち消す|ソーサリー]]である為、[[カウンター]]用のマナを残す青の戦略としての必然から、[[対戦相手]][[ターン]]の最後に使える天才のひらめきの方が使い勝手がいいわけだ。
+
  
但し1マナ当たりのドロー枚数では天才のひらめきよりも上であり、そこは直系の先祖としての誇りがある、というところであろうか。
+
難点としては[[ソーサリー]]である点が挙げられ、青が[[色の役割|得意とする]][[パーミッション]]戦略とは噛み合いが悪い。また、[[青マナ]][[ダブルシンボル]]の[[色拘束]]も、[[タッチ]]で使う場合足枷になる。のちに[[リメイク]]として登場した[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]は、[[火種]]こそ1マナ[[重い]]が[[インスタント]]かつ[[シングルシンボル]]と、このカードの難点を克服していたため、青のXドローとしての確固たる地位を確立した。そのため、天才のひらめき(およびその亜種)の登場後は影が薄い。一方、[[MoMa]]のような[[無限マナ]]でない[[チェイン・コンボ]]デッキであれば、マナ効率の良さという強みを活かせる。
天才のひらめきと同じように[[MoMa]]の決め手にすることも出来る。
+
  
*ちなみに直接は関係ないが、下記の2ch有志翻訳サイトの名前でもあったりする。
+
*[[Magic Online]]にて、[[2005年]]度年末年始の[[プレミアイベント]]参加賞の[[Magic Online Promotional]]という形で配布された。
http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/
+
*のちの[[モーニングタイド]]でより直接的なリメイク版である[[思考の泉/Mind Spring]]が登場している。ドロー効率は同じだが、ドローは自分固定になったため、[[ライブラリー破壊]]には使えない。
*[[Magic Online]]にて、2005年度年末年始の[[プレミアイベント]]参加賞の[[Magic Online Promotional]]という形で配布。
+
*かつて存在した、2ch有志翻訳サイト[http://web.archive.org/web/20080511182042/http://braingeyser.at.infoseek.co.jp/index.html Braingeyser]の由来である。
 +
*[[再録禁止カード]]のため二度と印刷されることは無く、日本語版も存在していないが、[[片目のガース/Garth One-Eye]][[能力]]によって公式日本語[[カード名]]が与えられた。
  
1994/01/25より、[[ヴィンテージ]][[制限カード]]となるが、2004/09/20に、10年半の時を経てまさかの[[制限カード|制限]]解除。
+
[[1994年]]1月25日より、[[タイプ1]](現[[ヴィンテージ]])で[[制限カード]]に指定されるが、[[2004年]]9月20日に、10年半の時を経て制限解除。[[エクステンデッド]]では、フォーマット制定時([[1997年]]7月1日)に[[禁止カード]]に指定されるが、[[1999年]]1月1日に禁止解除された。
 +
*エクステンデッドで[[ローテーション]]以外での禁止解除を経験している珍しいカード。
 +
==関連カード==
 +
*[[片目のガース/Garth One-Eye]] - この[[呪文]]の[[コピー]]を[[唱える]]ことができる。
 +
 
 +
[[プレイヤー]]1人がX枚カードを引く青のXドローカード。'''太字'''のみ[[プレイヤー]]を[[対象]]に取る。
 +
*'''[[天才のひらめき/Stroke of Genius]]''' - (X)(2)(青)のインスタント。([[ウルザズ・サーガ]])
 +
*[[ルーンの解読/Read the Runes]] - (X)(青)のインスタント。1枚引く毎にパーマネントの生け贄かディスカードが必要。([[オンスロート]])
 +
*[[火想者の発動/Invoke the Firemind]] - (X)(青)(青)(赤)のソーサリー。モードの1つにXドローを含む。([[ギルドパクト]])
 +
*[[思考の泉/Mind Spring]] - (X)(青)(青)のソーサリー。([[モーニングタイド]])
 +
**[[銀の精査/Silver Scrutiny]] - 思考の泉の[[上位互換]]。Xが3以下であるなら[[瞬速]]を持っているかのように唱えてもよい。([[団結のドミナリア]])
 +
*'''[[青の太陽の頂点/Blue Sun's Zenith]]''' - (X)(青)(青)(青)のインスタント。[[解決]]時に自身を[[ライブラリー]]に[[戻す]]。([[ミラディン包囲戦]])
 +
*[[スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation]] - (X)(青)(青)(白)のインスタント。X点の[[ライフ]][[回復]]付き。([[ラヴニカへの回帰]])
 +
*[[明日からの引き寄せ/Pull from Tomorrow]] - (X)(青)(青)のインスタント。カードを1枚捨てる必要がある。([[アモンケット]])
 +
*'''[[発展+発破/Expansion+Explosion]]'''(発破/Explosion) - (X)(青)(青)(赤)(赤)のインスタント。Xドローと同時に[[X火力]]となる。[[分割カード]]の半分。([[ラヴニカのギルド]])
 +
*[[啓示の終焉/Finale of Revelation]] - (X)(青)(青)のソーサリー。X=10以上でさらに[[土地]]を5つ[[アンタップ]]し、そのゲーム中[[手札の上限]]が無くなる。解決時に自身を[[追放]]。([[灯争大戦]])
 +
*[[老いたる者、ガドウィック/Gadwick, the Wizened]] - (X)(青)(青)(青)の3/3の[[伝説のクリーチャー]]。[[戦場]]に出た時の[[誘発型能力]]。([[エルドレインの王権]])
 +
*[[創意の熟達/Ingenious Mastery]] - (X)(2)(青)のソーサリー。[[代替コスト]]の(2)(青)で唱えると3ドローと同時に相手にも恩恵あり。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]]
  
 
==参考==
 
==参考==
*[[カード個別評価:リバイズド(3rd)]]
+
*[[再録禁止カード一覧]]([[再録禁止カード]])
*[[カード個別評価:アンリミテッド(2nd)]]
+
*[[カード個別評価:リバイズド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:アンリミテッド・エディション]] - [[レア]]
 +
*[[カード個別評価:Masters Edition 4]] - [[レア]]
 +
 
 +
[[Category:リミテッド・エディションの再録禁止カード]]

2024年1月14日 (日) 20:33時点における最新版


Braingeyser / 知識の噴出 (X)(青)(青)
ソーサリー

プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードをX枚引く。


マジックの黎明期に存在した、の元祖Xドローカード

マナさえあれば大量のハンド・アドバンテージを確保することができる優秀カード。対戦相手対象にできる点も特徴であり、無限マナからの勝利手段にもなる。黎明期にはThe DeckTropical Sky黒き拷問台など、青絡みの様々なデッキドローソースとして活躍した。

難点としてはソーサリーである点が挙げられ、青が得意とするパーミッション戦略とは噛み合いが悪い。また、青マナダブルシンボル色拘束も、タッチで使う場合足枷になる。のちにリメイクとして登場した天才のひらめき/Stroke of Geniusは、火種こそ1マナ重いインスタントかつシングルシンボルと、このカードの難点を克服していたため、青のXドローとしての確固たる地位を確立した。そのため、天才のひらめき(およびその亜種)の登場後は影が薄い。一方、MoMaのような無限マナでないチェイン・コンボデッキであれば、マナ効率の良さという強みを活かせる。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定されるが、2004年9月20日に、10年半の時を経て制限解除。エクステンデッドでは、フォーマット制定時(1997年7月1日)に禁止カードに指定されるが、1999年1月1日に禁止解除された。

  • エクステンデッドでローテーション以外での禁止解除を経験している珍しいカード。

[編集] 関連カード

プレイヤー1人がX枚カードを引く青のXドローカード。太字のみプレイヤー対象に取る。

[編集] 参考

MOBILE