禁止カード

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(発売後の最初の禁止改定で禁止になったカードは、スタンダードではないが宝船の巡航/Treasure Cruiseが近年存在している。)
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*誰もが[[ウルザ・ブロック]]の時代までは「まさかスタンダードで禁止カードは出ないだろう」とたかをくくっていたが、最終的には10枚もの禁止カードが追加された。中には[[波動機/Fluctuator]]の様に「そんなに強いか?」というカードまで禁止されたために、「スタンダード環境でも、いつどんなカードが禁止になるのかわからない」という疑心暗鬼が広がった。これによってトレードなどで「このカードはもうすぐ禁止になるらしいよ」などと言って価値を暴落させて有利に駆け引きをしようとする[[シャーク]]が後を絶たなかった。
 
*誰もが[[ウルザ・ブロック]]の時代までは「まさかスタンダードで禁止カードは出ないだろう」とたかをくくっていたが、最終的には10枚もの禁止カードが追加された。中には[[波動機/Fluctuator]]の様に「そんなに強いか?」というカードまで禁止されたために、「スタンダード環境でも、いつどんなカードが禁止になるのかわからない」という疑心暗鬼が広がった。これによってトレードなどで「このカードはもうすぐ禁止になるらしいよ」などと言って価値を暴落させて有利に駆け引きをしようとする[[シャーク]]が後を絶たなかった。
 
*[[ウルザ・ブロック]]以降しばらく[[スタンダード]]の禁止カードは出なかったが、[[ミラディン・ブロック]]によって[[親和]]デッキが横行し、5年ぶりに多くの禁止カードが出された。そしてその6年3ヶ月後の[[ミラディンの傷跡ブロック]]期、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]と[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]がスタンダードでの禁止カードに書き加えられた。
 
*[[ウルザ・ブロック]]以降しばらく[[スタンダード]]の禁止カードは出なかったが、[[ミラディン・ブロック]]によって[[親和]]デッキが横行し、5年ぶりに多くの禁止カードが出された。そしてその6年3ヶ月後の[[ミラディンの傷跡ブロック]]期、[[精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor]]と[[石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic]]がスタンダードでの禁止カードに書き加えられた。
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**その後、2017年1月20日に[[密輸人の回転翼機/Smuggler's Copter‎]]、[[約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End‎]]、[[反射魔道士/Reflector Mage]]が5年半振りにスタンダードで禁止カードに指定された。
  
 
*当時「禁止になる」と噂のあったカードは数多い。[[意志の力/Force of Will]]、[[ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom]]、[[リシャーダの港/Rishadan Port]]、[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]など。特に[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]には禁止の噂が絶えず、4枚揃えるのにかなり勇気が必要とされた。大枚をはたいたり、キツいトレードの果てに揃えたりした瞬間「禁止」などと言われたらたまらないからだ。しかし、これらは禁止カードになる事なく[[スタンダード]]の天寿を全うした。
 
*当時「禁止になる」と噂のあったカードは数多い。[[意志の力/Force of Will]]、[[ジェラードの知恵/Gerrard's Wisdom]]、[[リシャーダの港/Rishadan Port]]、[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]]など。特に[[ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob]]には禁止の噂が絶えず、4枚揃えるのにかなり勇気が必要とされた。大枚をはたいたり、キツいトレードの果てに揃えたりした瞬間「禁止」などと言われたらたまらないからだ。しかし、これらは禁止カードになる事なく[[スタンダード]]の天寿を全うした。

2017年1月11日 (水) 00:07時点における版

禁止カードBanned Card)は、構築またはエターナルにおいて、デッキメインデッキおよびサイドボード)に1枚も入れてはいけないカードのこと。

目次

解説

禁止カードは大抵、あまりに強力なものや使い勝手の良すぎるものに対して指定される。それらの横行によりデッキの幅を狭め、ゲームをつまらなくしてしまうからだ。実際に強いカードを使ったたった1種類のデッキが大きな大会での上位を半数以上占めたことも何回もあり、そうなったときも含めてDCIが危険だと思われるものを押さえていくのである。

また、強さとは関係なしに、どんなデッキにも入るカードというのも禁止される理由の1つになる。どのカードを使おうかと頭を悩ませてデッキを練り上げるのもマジックの一部なので、考えるまでも無くデッキに入ってしまうカードがあっては困るのだ。あくまで皆に楽しんでもらうためにしていることなので、あっけらかんに決められてはいないということを忘れてはいけない。

ウィザーズ社の対応・スタンス

  • 禁止カードを出すのは、いったん発売した商品に欠陥があったと認めることになると開発部は考えており、あまり出したいものではないらしい。
  • 禁止カードを連発してしまったウルザ・ブロックの件で、R&Dの開発スタッフが社長室に呼ばれて叱られたという逸話がある[1]
  • アメリカ国内ではスタンダードの禁止カードをブースターパックから引き当てた場合、そのカードをウィザーズ社に郵送することでブースターパック1つと交換してもらえるサービスが実施されていたことがある[2]。「使えないカードを引いても仕方が無い。パック代を返せ」という合理主義の国民らしいクレームに応えた形である。
  • 非常に強力なカードが台頭すると、禁止カード入りを阻止するためか、露骨な対策カードが作られる場合もある。リシャーダの港/Rishadan Portに対するテフェリーの反応/Teferi's Responseサーボの網/Tsabo's Webなどがその一例。
  • コンボに対する基準として、モダンでは3ターン以内で、レガシーでは2ターン以内で勝利を決めてしまうデッキを弱体化するため禁止カードに指定している。(参考
  • 近年のデベロップ・チームの目標は「スタンダードにおける禁止カードを10年に1枚だけにすること」であり、調整の甲斐あってかスタンダードにおいて禁止カードが指定されることは稀である。その一方でモダンのような広いフォーマットに対してそのような数値的な目標は何も設定されておらず、スタンダードのデザイン空間が最優先されているため、しばしば印刷されてすぐに環境を支配してしまうようなカードが登場することもある(参考/翻訳)。

禁止カードに纏わる話

脚注

  1. Eighteen YearsDaily MTG、Make Magic、英語)
  2. DCI Banned and Restricted List Announcement邦訳) (WotC、1999年3月1日告知、同年4月1日発行の禁止・制限リスト改定告知)

参考

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