187クリーチャー

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(本文中の記述に則し、デメリット型のものを例から削除。同様に、ナイトメアについてはトーメントのものに限定(ジャッジメントのものはデメリットの側面が強い)。開門は迷ったの)
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[[カードパワー]]とゲームバランスの面から優れている完成度の高いシステムであり、ビジョンズ以降は大量の亜種が出現。[[基本セット]]での収録カードも多く、今後も新たなバリエーションが現れつづけることは間違いないだろう。
 
[[カードパワー]]とゲームバランスの面から優れている完成度の高いシステムであり、ビジョンズ以降は大量の亜種が出現。[[基本セット]]での収録カードも多く、今後も新たなバリエーションが現れつづけることは間違いないだろう。
  
==CIP能力を持つ代表的なクリーチャー==
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==代表的な187クリーチャー==
 
主に有名になったのは、ネクラタルなど多くの187クリーチャーが登場した[[ビジョンズ]]から。それ以前にもCIP能力を持つクリーチャーは存在したが、大半がデメリットであり、その他もせいぜいサイズを決定したり[[キャントリップ#スロー・トリップ|スロー・トリップ]]をつけたりなどの作用にすぎなかった。
 
主に有名になったのは、ネクラタルなど多くの187クリーチャーが登場した[[ビジョンズ]]から。それ以前にもCIP能力を持つクリーチャーは存在したが、大半がデメリットであり、その他もせいぜいサイズを決定したり[[キャントリップ#スロー・トリップ|スロー・トリップ]]をつけたりなどの作用にすぎなかった。
  
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*[[ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan]]
 
*[[ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan]]
 
*[[ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter]]
 
*[[ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter]]
*[[隠された恐怖/Hidden Horror]]
 
 
*[[グレイブディガー/Gravedigger]]
 
*[[グレイブディガー/Gravedigger]]
 
*[[花の壁/Wall of Blossoms]]
 
*[[花の壁/Wall of Blossoms]]
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*[[なだれ乗り/Avalanche Riders]]
 
*[[なだれ乗り/Avalanche Riders]]
 
*[[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]
 
*[[錯乱した隠遁者/Deranged Hermit]]
*[[狩り立てられたウンパス/Hunted Wumpus]]
 
 
*[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]
 
*[[火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu]]
 
*[[神秘の蛇/Mystic Snake]]
 
*[[神秘の蛇/Mystic Snake]]
*[[世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon]]
 
 
*[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]
 
*[[包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander]]
 
*[[真面目な身代わり/Solemn Simulacrum]]
 
*[[真面目な身代わり/Solemn Simulacrum]]
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*[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]
 
*[[瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage]]
  
==CIP能力を持つクリーチャーのサイクルの例==
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==187クリーチャーのサイクルやシステムの例==
 
*[[開門]]
 
*[[開門]]
*[[ナイトメア]]
+
*[[トーメント]]の[[ナイトメア]]
 
*[[向上呪文|向上]]クリーチャー
 
*[[向上呪文|向上]]クリーチャー
*[[狩り立てられたラマスー/Hunted Lammasu|「狩り立てられた」]]クリーチャー
 
 
*[[救出カード]]
 
*[[救出カード]]
 +
*[[ローウィン]]の[[想起]]クリーチャー
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?oracle=enters+the+battlefield%2C&cardtype%5B%5D=creature CIP能力を持つクリーチャーをWisdom Guildで検索]
 
*[http://whisper.wisdom-guild.net/search.php?oracle=enters+the+battlefield%2C&cardtype%5B%5D=creature CIP能力を持つクリーチャーをWisdom Guildで検索]
*[[想起]]
 
 
*[[CIP]]
 
*[[CIP]]
 
*[[カードの俗称]]
 
*[[カードの俗称]]

2014年2月24日 (月) 22:11時点における版

187クリーチャーとは、戦場に出たときの誘発型能力CIP能力)を持つクリーチャーの俗称。アメリカなどでは187と呼ばれる。また、CIP能力を187能力と呼ぶこともある。

目次

概要


Nekrataal / ネクラタル (2)(黒)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) 暗殺者(Assassin)

先制攻撃
ネクラタルが戦場に出たとき、アーティファクトでも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。

2/1

カリフォルニア警察の殺人事件コードが187であることに由来する。当初、誘発型能力を持つクリーチャーの有名どころだったネクラタル/Nekrataalが、やたらクリーチャーを惨殺していたことから、殺人事件コードがつけられた。また、アメリカでは同じ由来で「殺人」のスラングとして使われる。

当初は、前述のネクラタルやウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutanなどといった「『クリーチャーまたはその他パーマネントを除去する』CIP能力を持つクリーチャー」を指していたが、のちに定義が拡大していき、現在では「CIP能力を持つクリーチャー」の俗称として使われている。

  • 広義にはCIP能力さえ持てば何でも187クリーチャーと呼べるが、一般にはメリットとなる能力を持つもののみを指す。例えば、蛇人間の戦士/Serpent Warriorは戦場に出たときに3点のライフロスとなるが、これを187クリーチャーとは普通呼ばない。
  • 日本人が読めば「嫌なクリーチャー」と読むところだが、語源がアメリカなので「ワン・エイティ・セブン」と読む。

特徴

カードとしてみると、戦場に出た際に仕事の半分以上を済ませてしまう関係でクリーチャーの弱点であった除去での損失に耐性を得ている点が大きく、CIP能力による効果と戦場に出た後の戦力とで単純にカード2枚分の働きをする点が画期的。カード・アドバンテージの概念を一般化した立役者の1つであることに間違いは無い。

カード2枚分の働きができるゆえにコストが重めの物が大半だが、CIP能力とクリーチャー単体を分解してみると、抱き合わせゆえの設定かそれぞれに掛かるコストはかなり割安のケースが多い。例えば、先述のネクラタル(ダブルシンボルの4マナ)は恐怖/Terrorシングルシンボルの2マナ)とエルフの射手/Elvish Archersシングルシンボルの2マナ)が組み合わされたものであるが、それぞれに掛かるコストは元と変わらないため1枚で2枚分の効果をもつ点が得と言えるのである。中には火炎舌のカヴー/Flametongue Kavu永遠の証人/Eternal Witnessのように、抱き合わせである点を踏まえてなお異様なコスト・パフォーマンストーナメントを賑わす強力種も多く存在する。また、インスタントソーサリーに比べ、クリーチャーは再利用やコストの踏み倒しが容易であるため、様々なコンボも開発され、さらに特定のデッキにしか効果が無いような能力であっても最悪クリーチャーとして使えるチャンスがあるため、割高とはいえ腐りにくいというのも地味なメリットである。

カードパワーとゲームバランスの面から優れている完成度の高いシステムであり、ビジョンズ以降は大量の亜種が出現。基本セットでの収録カードも多く、今後も新たなバリエーションが現れつづけることは間違いないだろう。

代表的な187クリーチャー

主に有名になったのは、ネクラタルなど多くの187クリーチャーが登場したビジョンズから。それ以前にもCIP能力を持つクリーチャーは存在したが、大半がデメリットであり、その他もせいぜいサイズを決定したりスロー・トリップをつけたりなどの作用にすぎなかった。

以下、各種構築フォーマットで活躍したカードの一部を列挙する。

187クリーチャーのサイクルやシステムの例

参考

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