もつれる群体/Tangled Colony
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Tangled Colony / もつれる群体 (1)(黒)
クリーチャー — ネズミ(Rat)
クリーチャー — ネズミ(Rat)
もつれる群体ではブロックできない。
もつれる群体が死亡したとき、「このクリーチャーではブロックできない。」を持つ黒の1/1のネズミ(Rat)・クリーチャー・トークンX体を生成する。Xは、このターンにこれが受けたダメージの合計に等しい。
死亡した時に、自身が受けたダメージの数だけネズミ・トークンを生成するネズミ。本人もトークンもブロック制限付き。
ブロッカーとしては使えないため、普通に使うとなると攻撃して相手に本体への打点かトークンかの二択を強要するようなかたちになる。ブロック制限の分パワーがマナ域に対して少し高めなので、ウィニー戦術にも無理なく合致してくれるし、相手クリーチャーにつぶされたとしても、コスト相応のタフネスから1/1トークンが2体は戻ってくる。頭数が効いてくるリミテッドでは地味に嫌らしい性能といえる。
死亡時に出現するトークンの数はこれが受けたダメージ量によって決まるため、火力等を用いてこれに大きなダメージを与えることで、多数のトークンを得るエンジンとして使用することもできる。得られたトークン群を生かす手段は様々考えられるが、登場時のスタンダードであれば、ネズミの王、カルモニクス/Karumonix, the Rat Kingの毒性付与で毒殺を狙う、下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer Kingで対戦相手の墓地を一掃する、リッチの騎士の征服/Lich-Knights' Conquestの餌にして大量のリアニメイトに繋ぐなどの利用方法が考えられる。もちろん横並びする性質を全体強化に利用してもよい。
- 殺害/Murderなどの「ダメージを介さない除去」でダメージを一切受けることなく除去された場合は、当然トークンは生成されない。ただしそのような除去を受ける場合でも、その前にダメージを受けている状態であれば、その分のトークンは生成される。例えば鬱憤ばらし/Blow Off Steamなどで事前に1ダメージを受けている状態から殺害で除去された場合は、トークン1個が発生する。
- 「このターンにこれが受けたダメージの合計」に基づくため、ダメージが(軽減ではなく)取り除かれるような場合はカウントすることに注意。例えばこれが2ダメージを受け、それを蘇生の印/Death Wardで再生した場合、その2ダメージは再生の結果取り除かれるが「2ダメージを受けた」ことは変わらないので、その後に殺害で除去された場合トークン2つが生成される。
- ネズミの尾が複雑に絡み合ったイラストから、モチーフは都市伝説の「ネズミの王様」と思われる。詳細および同様のモチーフを扱うカードは夜深の死体あさり/Midnight Scavengersを参照。
[編集] 参考
- 『エルドレインの森』のトークン(Daily MTG 2023年8月24日)
- カード個別評価:エルドレインの森 - レア