ショーケース・フレーム
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ショーケース・フレーム(Showcase Frames)またはショーケース・カード(Showcase Cards)とは、エルドレインの王権以降のカード・セットで用いられる、特殊なカード枠。またはその枠で印刷されたカード。
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[編集] 解説
プレイヤーがブースターパックを開封する楽しみを増やす目的として、エルドレインの王権以降の本流のセットのブースターパックには特殊なカード枠のカード群が封入されるようになった(→プロジェクト・ブースター・ファン)。ショーケース・フレームはその一つである。
原則として、セットごとに定められた特定のテーマを持つカード群にのみ、通常版に加えてショーケース・フレーム版のバージョン違いが存在する。拡張アート版プレインズウォーカーおよび拡張アート枠とは異なり、枠デザインはセットごとに固有のものとなっているほか、定められたテーマに該当していればすべての稀少度に存在する。
主にドラフト・ブースターかコレクター・ブースターパックに封入される。封入比率やデザインなどについての詳細は#該当セット一覧の各カード・セットの項を参照のこと。
[編集] 該当セット一覧
- フォーゴトン・レルム探訪
- 特定のクリーチャー・カードと基本でない土地。
- ダンジョンズ&ドラゴンズのルールブックに書かれたサンプルキャラクターやモンスターを模したルールブック・カード/Rulebook Cardと、1970年代から1990年代のD&Dのモジュール(シナリオ集)の表紙を意識したモジュールカード/Module Cardの2種類が存在する。
- モダンホライゾン2
- 特定のテーマは存在しない。
- 旧枠カード仕様とスケッチ仕様の2種類が存在する。前者は時のらせんタイムシフトや時のらせんリマスターの旧枠加工カードなどと同様、イラストはそのままに旧枠で印刷される(カード画像)。後者はイラストに制作過程のスケッチ画が用いられており、枠デザインもそれをモチーフとしたものとなっている(カード画像)。また、フレイバー・テキストの代わりにアーティストへの指示書の抜粋が書かれている。
- カルドハイム
- 各種伝説のカード。
- 実際のバイキング由来の物品から着想を得た[1]、木彫り調の枠デザイン(カード画像)。公式記事内では「バイキング・ショーケース/Viking showcase」と称されている。
- 統率者レジェンズ
- 各種伝説のクリーチャー。
- エッチング風の特殊なフォイル加工とそれを模した枠デザインのプレミアム・カード。文章欄はWPNプロモパックのダークフレーム枠と同一のデザインで、統率者レジェンズのエキスパンション・シンボルが透かしとして印刷されている(カード画像)。
- ゼンディカーの夜明け
- 各種上陸を持つカード(影さす太枝のニッサ/Nissa of Shadowed Boughsを除く)。
- 面晶体/Hedronをモチーフにした枠デザイン(カード画像)。
- Secret Lair Drop Series: Showcase: Zendikar Revisitedはこれと同じデザインで印刷されている。
- 基本セット2021
- 各色ごとのプレインズウォーカー/Planeswalkerに関連した垂直サイクル(プレインズウォーカー、レア、アンコモン、コモン、基本土地)、および精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon。
- Signature Spellbookシリーズに準じた仕様の、各キャラクターをモチーフにした特殊な枠デザイン(カード画像)。中でもチャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarに関連したカードは、細部を除きSignature Spellbook: Chandraと同一のデザインとなっている(カード画像)。イラストは時の支配者、テフェリー/Teferi, Master of Timeを除き、通常版と同一。
- イコリア:巨獣の棲処
- 変容を持つクリーチャーおよびトライオーム。
- 拡張アート版プレインズウォーカーに近い仕様の、カード名とタイプ行および文章欄のみが半透明のボックスとして残されている枠デザイン。コモン・アンコモンのものは外枠(黒枠)が存在するが、レア・神話レアはその部分までイラストが描かれている。イラストは荒々しい輪郭線が特徴のコミック風。
- テーロス還魂記
- 神および亜神。
- 旧CHAMPSプロモに近い仕様の半透明の枠デザイン。イラストはニクス/Nyxの星座としての姿が描かれている。
- Secret Lair Drop Series: Theros Stargazingはこれと同じデザインで印刷されている。
[編集] 脚注
- ↑ Collecting Kaldheim/『カルドハイム』をコレクションする(Feature 2021年1月7日 Mike Turian著)