ヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter
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伝説のアーティファクト
(1),(T):クリーチャー1体を対象とする。それをタップする。あなたのターンの間、この能力を起動するためのコストは(1)少なくなる。
(3),ヒルダの冬の王冠を生け贄に捧げる:対戦相手がコントロールしていてタップ状態であるクリーチャー1体につき1枚のカードを引く。
タッパーである伝説のアーティファクト。生け贄に捧げるとタップ状態の相手クリーチャーの数だけカードを引く。
伝説でありクリーチャー限定な分氷の干渉器/Icy Manipulatorよりもさらに軽く、自ターン中であればマナ不要で起動することも可能。タッパーは自分のターン中に起動するとタップ状態でいる時間が相対的に短くなってしまうため、このようなフォローがされているのだろう。
もう1つの能力であるドローは1つ目の能力から続けて起動することで枚数を増やすことが可能。とはいえ、冠が見えていると対戦相手もこの能力を念頭に入れて動いてくるだろう。大量ドローを狙うには他のタップ手段と組み合わせる、あるいはタッパーとしての機能は犠牲になるが、大量タップされた返しのターンに唱えるといった工夫が必要。多人数戦では必然的にクリーチャー数も増えるためドロー枚数を増やしやすい。
エルドレインの森のリミテッドではタップをテーマにした白青で最も強く使え、麻痺海溝のシャレー/Sharae of Numbing Depthsなどとのシナジーを発揮する。他の色でも当然強力であるが、護法を付与してくる王族・役割・トークンの存在には注意。
- ドロー能力は全対戦相手を参照するようになった盗まれた夢/Theft of Dreamsと言える。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
エルドレインの森の魔女のアーティファクトの垂直サイクル。いずれも同セットの神話レアの人間・邪術師の名を冠した伝説のアーティファクトで、ストーリー上ではタリオン/Talionからの褒美という設定がある。
- エリエットの誘う林檎/Eriette's Tempting Apple(アンコモン)
- ヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winter(レア)
- アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldron(神話レア)
[編集] ストーリー
ヒルダの冬の王冠/Hylda's Crown of Winterは忌まわしき眠り/Wicked Slumberに協力した報酬としてヒルダ/Hyldaに授けられたアイテム(イラスト)。
この冠には天候を操作する力があり、これによってヒルダはラレント湖/Loch Larentを極寒の地へと変え、自らの氷の城を築き上げた。しかし副作用として被った者の心を凍り付かせる力もあり、ヒルダは無感情な人間になっていった。
彼女が王冠を被ると、氷の王国は日に日に広がり、彼女の心はそれ以上に冷酷さが増していった。