思考囲い/Thoughtseize
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Thoughtseize / 思考囲い (黒)
ソーサリー
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
強力な代わりにスーサイドなペナルティがついている手札破壊呪文。過去のカードで表現すれば、クリーチャー・カードも落とせるようになった強迫/Duress、あるいは1マナになった困窮/Distress。
基本的な性質は強迫と同じであるが、比較して、序盤ではビートダウンに対してより選択肢が広くなりやすく、中盤以降でも不発に終わることが少ないため、より強力である。ライフの損失はバーンなどに弱くなる欠点ではあるが、カード面やテンポ面の負担なく対戦相手の動きを大きく制限できるため、妥当なリスクとして採用される。極端な場合、フェッチランド+ショックランドから繋げてライフ5点損失も辞さないアグレッシブな使い方もされる。
スポイラーリスト公開時からかなりの注目を集め、事実登場早々スタンダードだけでなくエクステンデッド、エターナルと幅広く活躍している。後に公式フォーマットとなったモダンやパイオニアにおいても、黒の基本的手札破壊カードとして活躍している。
- ライフは追加コストとして支払うのではなく、効果の一部として失う。打ち消しされた場合は失う必要はないし、ライフ1点以下の状態であっても唱えることができる。
- 他の1マナ手札破壊である強迫/Duress、陰謀団式療法/Cabal Therapy、コジレックの審問/Inquisition of Kozilekとの比較は興味深い。環境やデッキによって使い分けられたり、いわゆる「8デュレス」として複数併用される場合も多い。
- ライフ損失を取り返せるドレインと相性がよい。テーロス再録時のスタンダードではアスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodelや包囲サイ/Siege Rhinoとよく併用されていた。
- 日本語版のルビがローウィンでは「しこうかこい」、テーロスおよびアイコニックマスターズでは「しこうがこい」になっている。
- 日本語名は誤訳。seizeは「つかむ」「捕まえる」「奪う」であり、囲うという意味はない。「包囲」を意味するsiegeと取り違えた可能性がある。他国語版では概ね「思考奪取」の意味合いに訳されている。
- プレイテスト中は「Braincut」という名前だった[1]。
[編集] 参考
- ↑ Braincat(Internet Archive)(Arcana 2008年3月4日)