月銀の鍵/Moonsilver Key (ストーリー)

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月銀の鍵(つきぎんのかぎ)/Moonsilver Keyは、イニストラード/Innistradに存在していたアーティファクト

目次

[編集] 解説

月銀の鍵は、巨大な天文学的機構セレスタス/The Celestusを起動するための「鍵」となるもので、セレスタスの中央にある日金の錠(ひきんのじょう)/The Sungold Lockと対を成す。半球の鉢のような形をしており(イラスト)、日金の錠と合わせることで球形となる(イラスト)。その名の通り、イニストラード/Innistradの月の銀で作られた古く強大なアーティファクトである。

イニストラードの昼夜の平衡が崩れた今、呪文を用いて儀式を行えばその平衡を取り戻せると、カティルダ/Katilda率いるドーンハルトの集会/The Dawnhart Covenは信じているが、それには月銀の鍵でセレスタスを起動することが必要となる。残念なことに、月銀の鍵は何世代も前に行方知れずとなっている。

[編集] 経歴

[編集] ベツォルド家の凋落/The Fall of the House of Betzold

イニストラードの昼夜の平衡を取り戻すべく、月銀の鍵の在処を探し求めるアーリン/Arlinnたちは、ベツォルド/Betzold家の末裔デニック/Dennickから情報を得た。彼の曽祖父の代に、その鍵はベツォルド家からソリン・マルコフ/Sorin Markovへ引き渡されたというのだ。一行はマルコフ荘園/Markov Manorへと向かい、シガルダ/Sigardaがソリンの相手を引き受けている間に鍵を発見した。それは、首を切り落とされたアヴァシン/Avacynの像の手の上に置かれていた。

[編集] 夜来たる/Night Closes 'Round

いよいよ昼夜の平衡を取り戻す儀式が始まった。儀式の主役に選ばれたアーリンが自らの血と牙で日金の錠を聖別し、ケイヤ/Kayaが月銀の鍵を置いた。カティルダは古き植物の根、そして自らの魂を差し出した。だが儀式は思わぬ乱入者により中断を余儀なくされた――オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldarenだ。アーリンはオリヴィアから鍵を守ったが、オリヴィアはカティルダを抱え上げ、横暴にも鍵との交換を提案した。アーリンがオリヴィアに鍵を投げ渡すと、オリヴィアはカティルダを全力で投げ返し、鍵とともに去っていった。

[編集] その結婚に異議あり/Forever Hold Your Peace

オリヴィアの結婚式にて、拘束されたシガルダを見たソリンは悟った。オリヴィアはシガルダの血を飲み、イニストラードのすべての天使を支配するつもりだと。だがそれには新郎エドガー/Edgarの血魔術だけでなく、古く強大な、理想的には月の銀でできた魔法エネルギーの器が必要なはずだ――オリヴィアはまさに、その月銀の鍵を手にしていた。

だがその鍵は異様な光に輝き、中から幽霊らしきものが弾け出た。それは肉体から切り離され、鍵に囚われたカティルダの霊魂だった。カティルダがシガルダを解放すると、天使の力によって式場を包む防護魔法が破られ、アーリンたちが突入できるようになった。

[編集] 死が我らを分かつまで/Till Death Do Us Part

アーリンに追い詰められたオリヴィアは、鍵をあっさりと手放した。アーリンたちはそれを持ってセレスタスのもとへ帰還し、昼夜の平衡を取り戻す儀式を再開した。自らの肉体に戻ったカティルダと垣魔女/Hedgewitchたちが詠唱すると、月銀の鍵が宙に浮かび、アーリンの持つ日金の錠に合わさった。暖かな光が溢れ、セレスタスが轟音とともに動き出した。やがて光が収まると、月はすでに沈み始めていた。そして一行は数か月ぶりの日の出を目にし、歓声を上げた――永遠の夜が終わったのだ。

役目を終えた月銀の鍵はテフェリー/Teferiに貸し出されることとなった。彼曰く、この鍵には多数の面白い性質があり、新ファイレクシア/New Phyrexiaとの戦いで役に立つだろうとのことだった。テフェリーは鍵とともに、プレインズウォークでイニストラードを去った。

[編集] 登場

[編集] 登場作品・登場記事

イニストラード:真夜中の狩り
イニストラード:真紅の契り

[編集] 参考

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