歴戦の紅蓮術士/Seasoned Pyromancer
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クリーチャー — 人間(Human) シャーマン(Shaman)
歴戦の紅蓮術士が戦場に出たとき、カード2枚を捨て、その後カードを2枚引く。これにより捨てられて土地でないカード1枚につき、赤の1/1のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(赤)(赤),あなたの墓地から歴戦の紅蓮術士を追放する:赤の1/1のエレメンタル・クリーチャー・トークンを2体生成する。
ETBと起動型能力で結果に応じてエレメンタル・クリーチャー・トークンを生成する人間・シャーマン。
ETB能力は捨てる枚数に関係なく2枚ドローでき、いわゆるかき回し/Rummageではないため手札が1枚以下ならアドバンテージを得られる。墓地から使える起動型能力もやや燃費は悪いが既に置かれた土地を腐らせない。総じてマナフラッド展開に非常に強く、デッキの立ち回りに大きく幅を持たせることができる完成度の高い中堅クリーチャー。ド派手なモダンホライゾン発の神話レアの中では地味に見えるが、登場以来モダンでの前のめりな赤いデッキを押し上げる原動力になりつつある。頭数が増えやすい性質上ジャンドのようなビート・コントロールでも攻めに守りに役立つ。
本体のマナレシオは低めだが、トークン生成に注目すれば最大で6/6相当とそれなり。小粒なエレメンタルを置く事でブロック機会を増やせるためアグロ相手のチャンプブロック役にもしやすい。またETB能力で比較的容易にアドバンテージを稼げるタイミングが多く、明滅などとの相性もよい。
フェッチランドと組み合わせる事により墓地を容易に肥やせるため、これを何らかの形で利用できるとよい。同時収録の発掘/Unearth、レンと六番/Wrenn and Sixの他、運命の神、クローティス/Klothys, God of Destinyやコラガンの命令/Kolaghan's Command等との組み合わせは定番になりつつある。
- 誘発型能力で捨てる手札が1枚以下でも、カードは必ず2枚引くことができる。
- トレードマークのゴーグル、服装、体系、髪色、背景の丸ドア付きの建物など若き紅蓮術士/Young Pyromancer(イラスト)をモチーフにした意匠が多いイラストは、同じくCynthia Sheppardが手掛けており、明言はされていないが「歴戦/seasoned」を経た彼の姿である事は想像に容易い。
- ダブルマスターズ2022では若き紅蓮術士ともどもSteve Prescottが手掛けたボーダーレス版が収録されている。前者のイラストではチャンドラの火炎猫/Chandra's Embercat(イラスト)に似たエレメンタルが三匹いるのに対し、こちらのイラストでは虎型エレメンタルが三匹おり、歴戦の中で主人ともども成長したことを伺わせる。
- どの次元/Planeの人物かは明言されていないが、その服装やSteve氏の「ボリウッドのアクションヒーローを意識した」との発言[1]から、インド風次元にしてチャンドラ/Chandraの出身地であるカラデシュ/Kaladeshを描いたものである可能性が高い。
- 日本語版のルール文章の表記が「これにより捨てられて土地でないカード」となっているが、従来の表記だと「これにより捨てられた土地でないカード」となる。文章の意味は変わらないため、誤訳かどうかは不明。
- 後発のカードである密教の天啓/Occult Epiphanyは同じくオラクルに"card(s) discarded this way"を含むが、こちらは従来通り「捨てられた」表記(カード画像)であることからテンプレートが変更されたわけでもないようだ。
- さらに密教の天啓よりも後、ダブルマスターズ2022でこのカードが再録された際もやはり「捨てられて」表記であった。
[編集] 参考
- ↑ thesteveprescott(Steve PrescottのInstagram 2022年6月24日)