マナ・シンボル
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(無色マナ・シンボルから転送)
マナ・シンボル/Mana Symbolは、カード上でマナの種類を表す記号。
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[編集] 解説
色マナ・シンボル1個は、色マナ1点を表す。無色マナ・シンボル1個は、無色マナ1点を表す。数字あるいはXのシンボルは不特定マナ・コストであり、任意の色マナでも無色マナでも好きなマナで支払うことのできるマナの値である。そのコストにXを持つ呪文を唱えたり起動型能力を起動したりするとき、そのコントローラーがXの値を決める。
- 記号で表記する際は、正式には色の略号を使って白青黒赤緑白…の順に(W)(U)(B)(R)(G)(W)…と書く(例:緑白ならば(G)(W)、赤白ならば(R)(W)。色の組み合わせの項も参照)。無色マナ・シンボルは(C)で表す。
- 正式ではないが、日本語の場合は略号の代わりに漢字を使って(白)(青)(黒)(赤)(緑)と表す場合も多い。この場合無色マナ・シンボルは(◇)で表す。
- 開発部のコラムなどで、いずれかの色の色マナ・シンボルを表す場合に(C)、あるいは(M)と表現することがある。これはcolorやmanaの頭文字である。サイクルについて書くときによく使われる表現。(用例:マナ・コストが(2)(M)のオーラのサイクル)
- 2色以上が必要な場合はアルファベットの次の文字を使って(D)、(N)と表す。例えば夜帷の捕食者/Nightveil Predatorのサイクルのマナコストは(M)(M)(N)(N)である。
- 以前は(C)が使われていたが、ゲートウォッチの誓いで無色マナ・シンボルが登場したのに伴い、区別のため(C)ではなく(M)が使われるようになった。ただし従来どおり(C)が使われることもある[1][2] 。
[編集] バリエーション
- 半分のマナ・シンボル2つ分を組み合わせたマナ・シンボルを混成マナ・シンボルと呼ぶ。このマナ・シンボルは描かれているどちらか一方の種類のマナで支払うことを表している。このマナ・シンボルを持つカードは混成カードと言う。
- 混成マナ・シンボルの中には、(2/青)のように色マナ・シンボルと数字のマナ・シンボルが組み合わさったものもある。これを単色混成マナ・シンボルと呼ぶ。
Spined Thopter / 脊柱の飛行機械 (2)(青/Φ)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 飛行機械(Thopter)
アーティファクト クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 飛行機械(Thopter)
((青/Φ)は(青)でも2点のライフでも支払うことができる。)
飛行
- ファイレクシア・マナ・シンボル(略号(/P))で示されたコストは、対応する色マナか2点のライフ、どちらかで支払えることを意味する。
- 亜種として、混成マナ・シンボルとの複合である混成ファイレクシア・マナ・シンボルも存在する。
- 半分のマナ・シンボル(アン・ゲーム)
- アンヒンジドでは、赤と白(Mons's Goblin Waiters・Little Girl)に半分のマナ・シンボルが存在するほか、不特定マナ1/2点を表すシンボルもある。
[編集] 用語
マナ・コストや起動コストに含まれる同じ種類のマナ・シンボルの数に応じて、以下のような呼称が存在する。詳しくは各項目を参照のこと。
[編集] その他
- カード枠が第8版で新枠に変更された際、ルール文章中のマナ・シンボルは色がついていなかった。しかし、やはり区別しづらかったためか、神河物語以降は色マナ・シンボルに色がついている。
- マナ・シンボルのマーク(赤の炎や黒の髑髏など)はWotCの著作権保護を受けている。そのため迂闊に使うと騒動のもとになる。
- ゲートウォッチの誓い発売に伴い、無色マナの表記方法がマナ・シンボル「(◇)」を使ったものに改められた。詳細は無色マナの項を参照。
- 白マナのシンボルは1995年を境に変更されている。例外としてFylgjaと虹色の護法印/Prismatic Wardだけは旧シンボルになってしまっている。
[編集] 脚注
- ↑ 開発部語辞典2016(Making Magic 2016年11月7日 Mark Rosewater著) - 「M」の項
- ↑ M-Files: Guilds of Ravnica – Multicolor/Mファイル『ラヴニカのギルド』編・多色(Play Design 2018年10月12日) - ゴルガリの拾売人/Golgari Findbrokerの項
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方
- 107 数とシンボル
- 107.4 マナ・シンボルとは、{W}{U}{B}{R}{G}{C}、{0}{1}{2}{3}{4}の類の数字シンボル、変数シンボル{X}、{W/U}{W/B}{U/B}{U/R}{B/R}{B/G}{R/G}{R/W}{G/W}{G/U}の混成シンボル、{2/W}{2/U}{2/B}{2/R}{2/G}の単色混成シンボル、{W/P}{U/P}{B/P}{R/P}{G/P}のファイレクシア・マナ・シンボル、{W/U/P}{W/B/P}{U/B/P}{U/R/P}{B/R/P}{B/G/P}{R/G/P}{R/W/P}{G/W/P}{G/U/P}の混成ファイレクシア・マナ・シンボル、ならびに氷雪マナ・シンボル{S}の総称である。
- 107.4a 主要な色 マナ・シンボルは5つ存在し、{W}は白、{U}は青、{B}は黒、{R}は赤、{G}は緑である。これらのシンボルはその色のマナを表すために用いられることも、コストに含まれるその色のマナを表すために用いられることもある。コストに含まれる色 マナは、該当する色のマナでしか支払うことができない。rule 202〔マナ・コストと色〕参照。
- 107.4b 数字シンボル({1}など)や変数シンボル({X}など)がコストに含まれる場合、不特定マナを表す。コストに含まれる不特定マナは、任意のタイプのマナで支払うことができる。rule 107.3 参照。
- 107.4c 無色 マナ・シンボル{C}は無色 マナ1点を表すために用いられる。無色のマナ1点でしか支払うことができないコストを表すためにも用いられる。
- 107.4d シンボル{0}は0マナを表し、リソースなしで支払うことができるコストのコスト欄に書かれる。rule 118.5 参照。
- 107.4e 混成マナ・シンボルもまた色 マナ・シンボルであり、それぞれシンボルの半分の部分で示されている2種類のうちどちらか1つの方法で支払うことができるコストを表す。混成シンボル{W/U}は白か青のいずれかのマナ1点で支払うことができる。単色混成マナ・シンボル{2/B}は黒マナ1点か、任意のタイプのマナ2点で支払うことができる。混成マナ・シンボルはそのすべての構成色である。
- 107.4f ファイレクシア・マナ・シンボルは色 マナ・シンボルであり、{W/P}は白、{U/P}は青、{B/P}は黒、{R/P}は赤、{G/P}は緑である。ファイレクシア・マナ・シンボルは、その色のマナ1点かあるいは2点のライフを支払うことで支払うことができるコストを表す。10種類の混成ファイレクシア・マナ・シンボルも存在する。混成ファイレクシア・マナ・シンボルは、それの構成色のいずれかの色のマナ1点か2点のライフを支払うことで支払うことができるコストを表す。混成ファイレクシア・マナ・シンボルはそのすべての構成色である。
- 107.4g ルール・テキストにおいて、ファイレクシア・シンボル{P}が色つきの背景なしで書かれていた場合、それは15個のファイレクシア・マナ・シンボルのうちいずれかを意味する。
- 107.4h コストで使われている場合、氷雪マナ・シンボル{S}は、氷雪の発生源(rule 106.3 参照)から生み出された任意のタイプのマナ1点によって支払うことのできるコストを意味する。不特定マナ・コストを減少させる効果は、{S}コストを減少させることはできない。{S}シンボルはコストを支払うために消費した、氷雪の発生源から生み出された任意のタイプのマナに言及するために使われることがある。氷雪は色でもマナのタイプでもない。
- 107.4 マナ・シンボルとは、{W}{U}{B}{R}{G}{C}、{0}{1}{2}{3}{4}の類の数字シンボル、変数シンボル{X}、{W/U}{W/B}{U/B}{U/R}{B/R}{B/G}{R/G}{R/W}{G/W}{G/U}の混成シンボル、{2/W}{2/U}{2/B}{2/R}{2/G}の単色混成シンボル、{W/P}{U/P}{B/P}{R/P}{G/P}のファイレクシア・マナ・シンボル、{W/U/P}{W/B/P}{U/B/P}{U/R/P}{B/R/P}{B/G/P}{R/G/P}{R/W/P}{G/W/P}{G/U/P}の混成ファイレクシア・マナ・シンボル、ならびに氷雪マナ・シンボル{S}の総称である。
- 107 数とシンボル