航海士の喪失/Navigator's Ruin
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エンチャント
強襲 ― あなたの終了ステップの開始時に、このターンにあなたが攻撃していた場合、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを4枚切削する。
強襲を満たしている場合、終了ステップ時に4枚ライブラリー破壊するエンチャント。
通常、ライフを攻めつつ同時にライブラリーも削るというのは戦略としてはちぐはぐであり、どちらかに特化すべきとされる。まして墓地を利用できる環境であれば、対戦相手の墓地を肥やしてしまうのは不利を招きやすく、スタンダードでアモンケット・ブロックと共存している点は逆風。通常の構築では、活躍しづらいカードと言える。
従って、ライブラリー破壊能力を持つクリーチャーを多用する型のライブラリー破壊デッキ、というやや変則的構築が求められる。サボタージュ能力と違って攻撃さえすれば通る必要がないため、ライブラリー破壊系クリーチャーに多いタフネス偏重クリーチャーの攻撃が易々とブロックされてもクロックとして機能する。膨大なライフ回復やブロッカーや濃霧/Fogなどで守りを固める戦略に対して有効。しかし除去によるボードコントロールや亡霊の牢獄/Ghostly Prisonなどの攻撃制限ロックには弱く、万能ではない点に注意。
ライブラリー枚数が少ないリミテッドでは例によって優秀。6~7ターン後にはライブラリーアウトできる計算になる。川潜み/River Sneakやフライヤーなどの回避能力持ちがいればより安全ではあるが、聳えるアルティサウルス/Looming Altisaurのような高タフネスクリーチャーあるいはトークンをチャンプアタックさせるなどの強引なやり方でも機能する。ただしこれ自身はカード・アドバンテージを1枚損するカードであり、戦闘そのものを有利にしてくれるわけでもないため、削りきる前に押し負けたりしないよう戦場の状況をきちんとケアして使いたい。