運ゲー
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運ゲー(Luck-Based)とは、運の要素が大きいゲームのこと。トレーディングカードゲームの宿命であり、ネガティブな意味で使われることが多い。
マジックのようにカードの役割分担が明確だと、必要なときに必要なカードを引けない不利を、戦術や駆け引きで覆すのはなかなか難しい。たった1枚の色対策カードや墓地対策カードを処理できない、鬼回り、土地事故など、たびたび一方的なゲームになる。しかし、絶対不利な状況をたった1回のトップデッキで逆転できることもある。それがマジックの楽しさでもあり、運ゲーと揶揄される所以でもある。
また大会などにおいては、どの対戦相手と当たるかによるマッチ運というものもある。これもまたメタゲームという言葉があるように、環境を読むことである程度以上の有利を得ることができるが、いくら環境を読み切っても絶対不利なデッキに当たってしまう可能性はゼロにはできないため、運の要素が大きく関わる側面は否めない。
もっとも、1・2回のゲームであれば、運だけで勝つこともできるが、何十回ものゲームに安定して勝つには、デッキ構築やプレイング(プレイヤーの腕)が必要である。特にマッチ数の多い大規模なトーナメントともなれば、運だけで勝ち抜くことなどほぼ不可能と言える。もちろん、そうやって勝ち抜いた上での決勝戦でさえ、運によって勝敗が分かれることもある。
- 極端な意味で、100%運だけで勝利が決まってしまうような勝負を指すことも(例:MoMaのミラーマッチなど)。
- コイン投げなど、まさに文字通りの無作為な選択手段も存在する。それをコントロールする手段もあるのだが。
- モミール・ベーシックのような、運ゲーであることを前面に押し出したフォーマットもある。とはいえ、基本的な戦術理論は存在している(当該項目を参照)。