雄牛曳き/Ox Drover
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クリーチャー — 人間(Human) 農民(Peasant)
警戒
雄牛曳きは雄牛(Ox)にはブロックされない。
雄牛曳きが戦場に出るか攻撃するたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは白の2/4の雄牛クリーチャー・トークン1体を生成し、あなたはカード1枚を引く。
雄牛にブロックされない、かなり限定的な回避能力と警戒を持つ人間・農民。戦場に出るか攻撃すると、対戦相手に雄牛・トークンをプレゼントしつつドローできる。
生成される雄牛はこれ自身に対するブロッカーにはならないが、他の攻撃クリーチャーは止められてしまう。サイズも微妙に大きめなので小型クリーチャーは完全に沈黙、中堅クリーチャー以上でもチャンプブロックで打点を凌がれてしまうし、生け贄に捧げる追加コストにも使われてしまう。4マナ4/4と、警戒付きとしてはややマナレシオが良いとはいえ、ドローを込みにしても今ひとつ嬉しい取り引きとは言い難い。
しかし、これが収録されているのは統率者戦向けのカード・セット。通常、統率者戦は多人数戦で行われ、また雄牛を生成するプレイヤーの選択は自身の権利、かつ防御プレイヤーにも限定されない。誰かと組んでいる状況では実質的に手札を増やしながら2/4を作り出しているようなもので、一気にアドバンテージの塊に化ける。仮に裏切ってこちらを攻撃されたとしても、警戒のおかげでブロッカーとして隙を晒す必要がなく、一方的に討ち取れる程度のトークン単独では脅威とはならない。繰り返し生成させてしまうと流石に厄介だが、そこまで生成する頃には、あなた自身の手札も相当に増えていることだろう。
もちろん、最終的には協力していたプレイヤーにも脱落して貰わなければならないので、雄牛を処理する手段、雄牛をリソースとして得られたアドバンテージへの対策手段は備えておきたい。後者については生け贄を用いないデッキと組めば考える必要がなくなる。処理は色としては、自分も巻き込まれるものも多いが全体除去を使うと比較的簡単。しっかり「対戦相手」と明記されているので、チームメイトが存在するフォーマットでノーリスクで使用することは不可能。