Magic Workstation
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Magic Workstation(MWS)は、Apprenticeの後継のようなWindows専用の非公式コンピューターゲームソフト。
基本的に英語のみだが、有志が作成した言語ファイルによりインターフェイスを日本語に対応させる事ができる。Windows MeやWindows 98では環境によって不安定になるので、基本的にはWindows2000やXP等での運用を推奨。
ライセンス料金がかかるシェアウェアではあるが、ライセンス料金を支払わなくとも無期限に試用する事が可能。ライセンス料金を支払い登録すれば起動時の「Please Register」ウィンドウが表示されなくなるほか、ソリティアモードのデッキ選択等の機能制限が解除される。
Apprenticeと比べての主な利点は
- マジックに限らず、他のカード&ボードゲームなども遊べる。
- カード画像ファイルやテーマファイルをダウンロードすることによって、現実のカードのようなよりリアルな対戦が楽しめる。
- 「WotCやタカラトミーのオートカードから画像をダウンロードし個人的に利用する」もしくは「自分の持っているカード画像をスキャンして利用する」事以外は著作権侵害にあたる。またテーマファイルもエキスパンション・シンボルやマナ・シンボルが含まれているものは完全にアウトである。非公式のソフトであるため、使用には最大限の注意を払う必要がある。
- Magic Onlineのように、戦場がプレイヤーごとに分断されていて操作しやすい。
- 呪文の対象の指定や、戦闘時のブロックがわかりやすいように矢印を出せる。
- 専用のサーバー・アプリケーションを実行する事により、ロビー・サーバーを立てる事が出来る。
- 他の人が立てたロビー・サーバーに接続すれば、ポートを開放せずとも対戦する事が出来る(Apprenticeと同様にIPアドレスを指定しての対戦も可能)。
欠点はApprenticeに比べ、全体的に動作が重いことである。特にネットプレイ時はラグが大きいとドローから土地のタップ、カードのプレイ等のデータが一気に送られてきて、非常にやりづらい事もある。また、バベルデッキを使った時もかなり重くなってしまったり、2人のプレイヤーが同一カードにほぼ同時に特定の動作をしたりするとほぼ確実にエラーを起こす。もっともApprenticeではバベルデッキをプレイできないし、そういうことをしないように互いにプレイングに注意を払えばよい。
他に、Apprentice同様ほとんどの処理は手動で行う必要があるという欠点がある。優先権等の問題もあるため、ここの所はMagic Onlineに軍配があがる(Magic Online は優先権の放棄をきちんと扱う。具体的には「OK」ボタンを押して初めて相手が行動できる)。Apprenticeで作成したデッキデータもロードできるが、デッキデータをセーブするときはMagic Workstation専用の形式のみ。
また、リミテッドのためのブースター・ジェネレータも備えている。しかし神話レアが導入される前のソフトのため、現状ではコモンのスロットにそれらのカードが含まれてしまう不具合が存在する。
現在は公式のサイトやプレイ用のサーバは閉鎖されているため、hamachiを使っての対戦がメインになっている。