ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa
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[[統率者戦]]のような、ライフの初期値が高い[[多人数戦]]でも優秀。ライフ30点以上の条件を満たすのが容易であり、ライフ10点以下の[[プレイヤー]]を放置して他のプレイヤーを攻撃すれば自己強化能力を無駄なく活かすことができる。 | [[統率者戦]]のような、ライフの初期値が高い[[多人数戦]]でも優秀。ライフ30点以上の条件を満たすのが容易であり、ライフ10点以下の[[プレイヤー]]を放置して他のプレイヤーを攻撃すれば自己強化能力を無駄なく活かすことができる。 |
2013年4月30日 (火) 17:42時点における版
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)
絆魂、プロテクション(白)、プロテクション(黒)
あなたのライフが30点以上であり、かつ対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり、ヴィズコーパの血男爵は+6/+6の修整を受けるとともに飛行を持つ。
プロテクションは多くの単体除去に対する除去耐性となり、同じデッキカラーのデッキに対して完全な回避能力となるので強力。特にラヴニカへの回帰ブロックは多色環境なのでプロテクションが有効に働く場面は少なくない。4/4というサイズと絆魂によりダメージレースに与える影響も大きく、コスト・パフォーマンスは非常に高い。
もうひとつ目を引くのは、+6/+6の修整と飛行を持つ能力。10/10飛行というのは派手だが、その条件はかなり厳しく、対戦相手のライフを10以下まで減らせる状況で強化されても若干オーバーキル気味な印象を受ける。とは言え条件を満たせば残り1回の攻撃で速やかにゲームを終わらせられるようになり、飛行もプロテクションが効かない相手への回避能力となるので、あって悪いものではない。パワーを参照するカードと組み合わせる手もある。
スタンダードでも活躍を期待できる性能。よく似た幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilと比較すると、あちらは打撃力が高くソーサリーの全体除去に強いため対コントロール向け、こちらは回復量が大きくインスタントの単体除去に強いため対ビートダウン向けといったところ。ただし、条件を満たさなければ飛行能力はないので、天使やドラゴンは彼を飛び越えやすく、スラーグ牙/Thragtuskや巨大になった首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zeganaで立ち往生してしまう。スペックは十分なので、それぞれメタゲームとデッキに応じて使い分けたい。
統率者戦のような、ライフの初期値が高い多人数戦でも優秀。ライフ30点以上の条件を満たすのが容易であり、ライフ10点以下のプレイヤーを放置して他のプレイヤーを攻撃すれば自己強化能力を無駄なく活かすことができる。
- 日本語版のルール文章は、「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」とどちらかの条件を満たせばよいかのように書かれているが、これは誤訳。実際は両方の条件を満たさなければならない(参考)。
参考
- The Blood Baron Cometh(Daily MTG、ReConstructed、文:Gavin Verhey)
- カード個別評価:ドラゴンの迷路 - 神話レア