ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa

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[[絆魂]]と[[白]]・[[黒]]への[[プロテクション]]を持つ[[吸血鬼]]。
 
[[絆魂]]と[[白]]・[[黒]]への[[プロテクション]]を持つ[[吸血鬼]]。
  
プロテクションは2[[色]]限定とはいえ多くの[[単体除去]]に対する[[除去耐性]]となり、同じ[[デッキカラー]]に対して完全な[[回避能力]]となるので強力。特に[[ラヴニカへの回帰ブロック]]は[[多色]][[環境]]なのでプロテクションが有効にはたらく場面は少なくない。絆魂に加え、[[サイズ]]も5[[マナ]]で4/4と[[コスト・パフォーマンス]]は高い。
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プロテクションは多くの[[単体除去]]に対する[[除去耐性]]となり、同じ[[デッキカラー]]の[[デッキ]]に対して完全な[[回避能力]]となるので強力。特に[[ラヴニカへの回帰ブロック]]は[[多色]][[環境]]なのでプロテクションが有効に働く場面は少なくない。4/4という[[サイズ]]と絆魂により[[ダメージレース]]に与える影響も大きく、[[コスト・パフォーマンス]]は非常に高い。
  
もうひとつ目を引くのは、+6/+6の[[修整]]と[[飛行]]を[[得る|持つ]][[能力]]。[[パワー]]が10もあればかなり戦線で有利となるが、その条件はかなり厳しい。[[対戦相手]]の[[ライフ]]を10以下まで減らせる状況で[[強化]]されても若干[[オーバーキル]]気味な印象を受ける。とは言え条件を満たせば残り1回の[[攻撃]]で倒せるようになり、飛行もプロテクションが利かない相手への[[回避能力]]となるので悪くはない。パワーを参照する[[カード]]と合わせるのもよい。
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もうひとつ目を引くのは、+6/+6の[[修整]]と[[飛行]]を[[得る|持つ]][[能力]]。10/10飛行というのは派手だが、その条件はかなり厳しく、[[対戦相手]]の[[ライフ]]を10以下まで減らせる状況で[[強化]]されても若干[[オーバーキル]]気味な印象を受ける。とは言え条件を満たせば残り1回の[[攻撃]]で速やかに[[ゲーム]]を終わらせられるようになり、飛行もプロテクションが効かない相手への回避能力となるので、あって悪いものではない。[[パワー]]を参照する[[カード]]と組み合わせる手もある。
  
*日本語版の[[ルール文章]]は、「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」と[[誤訳]]されている。
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よく似た[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]と比較すると、あちらは打撃力が高く[[ソーサリー]]の[[全体除去]]に強いため対[[コントロール (デッキ)|コントロール]]向け、こちらは[[回復]]量が大きく[[インスタント]]の単体除去に強いため対[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]向けといったところ。ただし、条件を満たさなければ飛行能力はないので、[[スラーグ牙/Thragtusk]]や巨大になった[[首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana]]で立ち往生してしまう。スペックは十分なので、それぞれ[[メタゲーム]]とデッキに応じて使い分けたい。
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スタンダードでは[[黒単信心#スタンダード|黒単信心]]がメタゲームの中心にいたこともあり、[[白黒コントロール#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|オルゾフミッドレンジ]]や[[タッチ]]白の黒単信心で採用された他、[[青白黒コントロール#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|エスパーコントロール]]の[[サイドボード]]にも採用された。
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[[統率者戦]]のような、ライフの初期値が高い[[多人数戦]]でも優秀。ライフ30点以上の条件を満たすのが容易であり、ライフ10点以下の[[プレイヤー]]を放置して他のプレイヤーを攻撃すれば自己強化能力を無駄なく活かすことができる。
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*[[ドラゴンの迷路]]の日本語版[[カード]]の[[ルール文章]]は、「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」とどちらかの条件を満たせばよいかのように書かれているが、これは[[誤訳/名訳|誤訳]]。実際は両方の条件を満たさなければならない([https://mtg-jp.com/reading/publicity/0004890/ 参考])。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/reconstructed/blood-baron-cometh-2013-04-16 The Blood Baron Cometh]/[https://mtg-jp.com/reading/translated/rc/0004297/ 血男爵来たる]([[Daily MTG]]、ReConstructed、文:[[Gavin Verhey]]、訳:Tetsuya Yabuki)
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*[[オルゾフ組/The Orzhov Syndicate#ヴィズコーパ銀行/Vizkopa Bank|ヴィズコーパ銀行/Vizkopa Bank]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]]  - [[神話レア]]
 
*[[カード個別評価:ドラゴンの迷路]]  - [[神話レア]]
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*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[レア]]

2019年12月17日 (火) 17:22時点における最新版


Blood Baron of Vizkopa / ヴィズコーパの血男爵 (3)(白)(黒)
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire)

絆魂、プロテクション(白)、プロテクション(黒)
あなたのライフが30点以上であり、かつ対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり、ヴィズコーパの血男爵は+6/+6の修整を受けるとともに飛行を持つ。

4/4

絆魂へのプロテクションを持つ吸血鬼

プロテクションは多くの単体除去に対する除去耐性となり、同じデッキカラーデッキに対して完全な回避能力となるので強力。特にラヴニカへの回帰ブロック多色環境なのでプロテクションが有効に働く場面は少なくない。4/4というサイズと絆魂によりダメージレースに与える影響も大きく、コスト・パフォーマンスは非常に高い。

もうひとつ目を引くのは、+6/+6の修整飛行持つ能力。10/10飛行というのは派手だが、その条件はかなり厳しく、対戦相手ライフを10以下まで減らせる状況で強化されても若干オーバーキル気味な印象を受ける。とは言え条件を満たせば残り1回の攻撃で速やかにゲームを終わらせられるようになり、飛行もプロテクションが効かない相手への回避能力となるので、あって悪いものではない。パワーを参照するカードと組み合わせる手もある。

よく似た幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilと比較すると、あちらは打撃力が高くソーサリー全体除去に強いため対コントロール向け、こちらは回復量が大きくインスタントの単体除去に強いため対ビートダウン向けといったところ。ただし、条件を満たさなければ飛行能力はないので、スラーグ牙/Thragtuskや巨大になった首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zeganaで立ち往生してしまう。スペックは十分なので、それぞれメタゲームとデッキに応じて使い分けたい。

スタンダードでは黒単信心がメタゲームの中心にいたこともあり、オルゾフミッドレンジタッチ白の黒単信心で採用された他、エスパーコントロールサイドボードにも採用された。

統率者戦のような、ライフの初期値が高い多人数戦でも優秀。ライフ30点以上の条件を満たすのが容易であり、ライフ10点以下のプレイヤーを放置して他のプレイヤーを攻撃すれば自己強化能力を無駄なく活かすことができる。

  • ドラゴンの迷路の日本語版カードルール文章は、「あなたのライフが30点以上であるか対戦相手1人のライフが10点以下であるかぎり」とどちらかの条件を満たせばよいかのように書かれているが、これは誤訳。実際は両方の条件を満たさなければならない(参考)。

[編集] 参考

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