プロスブルーム
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動きもかなり複雑で[[コンボパーツ]]も多いが、平均4[[ターン]]で決まるため一時期非常に活躍した。しかし、後に[[キーカード]]の資源の浪費が[[禁止カード]]に指定されるという憂き目に遭い、ブロック構築では姿を消した。 | 動きもかなり複雑で[[コンボパーツ]]も多いが、平均4[[ターン]]で決まるため一時期非常に活躍した。しかし、後に[[キーカード]]の資源の浪費が[[禁止カード]]に指定されるという憂き目に遭い、ブロック構築では姿を消した。 | ||
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[[スタンダード]]では[[ユーロブルー]]などのカウンター満載のパーミッションデッキも普通に存在したため[[環境]]を支配するまでには至らなかったが、資源の浪費は禁止されずに普通に使えるままであり、[[テンペスト]]で[[瞑想/Meditate]]を得たことでコンボの成功率が飛躍的に高まったため、[[エクソダス]]発売後まで長く使われた。→[[#ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期|*1]] | [[スタンダード]]では[[ユーロブルー]]などのカウンター満載のパーミッションデッキも普通に存在したため[[環境]]を支配するまでには至らなかったが、資源の浪費は禁止されずに普通に使えるままであり、[[テンペスト]]で[[瞑想/Meditate]]を得たことでコンボの成功率が飛躍的に高まったため、[[エクソダス]]発売後まで長く使われた。→[[#ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期|*1]] | ||
− | *[[ミラーマッチ]]に於いては、[[打ち消す|カウンター]] | + | *[[ミラーマッチ]]に於いては、[[打ち消す|カウンター]]合戦さながらに[[中断/Abeyance]]の撃ち合いになる。 |
*[[チェイン・コンボ]]としての動きは特に後の[[MoMa]]と通ずるものがある。手札をマナに変換→出たマナで[[Xドロー]]呪文を使用してマナ増幅→[[X火力]]で勝利という基本方針は同じある(ただしあちらのほうが遥かに凶悪だが)。 | *[[チェイン・コンボ]]としての動きは特に後の[[MoMa]]と通ずるものがある。手札をマナに変換→出たマナで[[Xドロー]]呪文を使用してマナ増幅→[[X火力]]で勝利という基本方針は同じある(ただしあちらのほうが遥かに凶悪だが)。 | ||
2020年3月6日 (金) 18:11時点における最新版
プロスブルーム(ProsBloom)は、プロツアーパリ97を席巻した、初のトーナメントレベルコンボデッキ。製作者はMike Long。カダベラスドレインとも呼ばれる。
ソーサリー
Xは黒マナでしか支払えない。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。生命吸収はそれにX点のダメージを与える。あなたは、与えられたダメージに等しい点数のライフを得る。ただし、その点数はそのプレイヤーのダメージが与えられる前のライフの総量、そのプレインズウォーカーのダメージが与えられる前の忠誠度、そのクリーチャーのタフネスを上回ってはならない。
コンボの要点は「大量マナからの生命吸収/Drain Life」だけであるが、そのマナを量産する手段が2段階に分かれており、少々複雑なコンボデッキになっている。
まず第一段階として、資源の浪費/Squandered Resourcesを張る。これによってタップと生け贄で二重にマナを引き出し、土地の数を減らすと共にマナを確保する。土地が0枚になったところで自然の均衡/Natural Balanceを撃ち土地を戦場に補充。補充した土地からさらに二重にマナを引き出し、大量のマナを溜め込む。
第二段階として、大量のマナを使って繁栄/Prosperityを唱え、マナを手札に変える。しかる後に死体の花/Cadaverous Bloomを張り、大量にある手札をマナに変える。この手札の中に自然の均衡があれば第一段階の手順も繰り返してマナを溜めて行く。
こうして膨大に膨れ上がったマナを使って特大の生命吸収でとどめを刺す。
カード・プールが著しく制限されるブロック構築でこのような強力なコンボデッキが生まれてしまったため、ミラージュ・ブロック構築で行われたプロツアーパリ97はこのデッキに支配されてしまった。当時のルールではライフが0になっても各フェイズの終了時まで負けることがなかったため、冥府の契約/Infernal Contractや吸血の教示者/Vampiric Tutorでガンガンライフを失っていっても最後の生命吸収で取り戻せば問題なく勝利できたのである。またミラージュ・ブロックには有効な打ち消しカードが雲散霧消/Dissipateや魔力消沈/Power Sink程度しか存在しないのに対して、中断/Abeyanceや孤独の都/City of Solitudeなどのカウンター阻害カードが充実しておりパーミッション系のデッキが環境にほとんど存在していなかったこともあって人気を増していった。
動きもかなり複雑でコンボパーツも多いが、平均4ターンで決まるため一時期非常に活躍した。しかし、後にキーカードの資源の浪費が禁止カードに指定されるという憂き目に遭い、ブロック構築では姿を消した。
スタンダードではユーロブルーなどのカウンター満載のパーミッションデッキも普通に存在したため環境を支配するまでには至らなかったが、資源の浪費は禁止されずに普通に使えるままであり、テンペストで瞑想/Meditateを得たことでコンボの成功率が飛躍的に高まったため、エクソダス発売後まで長く使われた。→*1
- ミラーマッチに於いては、カウンター合戦さながらに中断/Abeyanceの撃ち合いになる。
- チェイン・コンボとしての動きは特に後のMoMaと通ずるものがある。手札をマナに変換→出たマナでXドロー呪文を使用してマナ増幅→X火力で勝利という基本方針は同じある(ただしあちらのほうが遥かに凶悪だが)。
[編集] ミラージュ・ブロック+テンペスト・ブロック期
- 備考
- アジア太平洋選手権98 第3位
- 使用者:石田格
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
呪文 (38) | |
1 | 生命吸収/Drain Life |
4 | 冥府の契約/Infernal Contract |
4 | 自然の均衡/Natural Balance |
3 | 繁栄/Prosperity |
2 | 記憶の欠落/Memory Lapse |
3 | 魔力消沈/Power Sink |
4 | 衝動/Impulse |
3 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
2 | 中断/Abeyance |
4 | 瞑想/Meditate |
4 | 資源の浪費/Squandered Resources |
4 | 死体の花/Cadaverous Bloom |
土地 (22) | |
4 | 森/Forest |
5 | 島/Island |
1 | 平地/Plains |
4 | 沼/Swamp |
4 | 真鍮の都/City of Brass |
4 | 宝石鉱山/Gemstone Mine |
サイドボード | |
3 | 寒け/Chill |
2 | エレファント・グラス/Elephant Grass |
4 | 紅蓮破/Pyroblast |
2 | エメラルドの魔除け/Emerald Charm |
2 | 中断/Abeyance |
2 | 沸騰/Boil |
- スタンダード時代の5色バージョン。白は中断/Abeyanceのみで、赤はメインデッキには入っていない。
- 瞑想/Meditateによりコンボの成功率がアップしている。
[編集] ミラージュ・ブロック構築
- 備考
- フォーマット
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (0) | |
呪文 (35) | |
4 | 資源の浪費/Squandered Resources |
4 | 死体の花/Cadaverous Bloom |
4 | 自然の均衡/Natural Balance |
1 | エルフの隠し場所/Elven Cache |
1 | エメラルドの魔除け/Emerald Charm |
4 | 繁栄/Prosperity |
4 | 衝動/Impulse |
4 | 冥府の契約/Infernal Contract |
4 | 吸血の教示者/Vampiric Tutor |
1 | 三つの願い/Three Wishes |
2 | 記憶の欠落/Memory Lapse |
1 | 魔力消沈/Power Sink |
1 | 生命吸収/Drain Life |
土地 (25) | |
5 | 島/Island |
6 | 沼/Swamp |
7 | 森/Forest |
3 | 湿原の大河/Bad River |
4 | 知られざる楽園/Undiscovered Paradise |
サイドボード | |
2 | 根の壁/Wall of Roots |
4 | エレファント・グラス/Elephant Grass |
3 | 孤独の都/City of Solitude |
1 | エルフの隠し場所/Elven Cache |
3 | エメラルドの魔除け/Emerald Charm |
1 | 記憶の欠落/Memory Lapse |
1 | 魔力消沈/Power Sink |