ハイドラ
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初出は[[リミテッド・エディション]]の[[Rock Hydra]]。[[古代のハイドラ/Ancient Hydra]]が[[ネメシス]]で登場してからしばらく新種は登場していなかったが、[[ラヴニカ・ブロック]]では3種が、続く[[時のらせんブロック]]でも1種が登場。[[アラーラの断片ブロック]]でも3種登場し、その後[[基本セット2010]]からは[[白]]の[[天使]]、[[青]]の[[スフィンクス]]、[[黒]]の[[デーモン]]、[[赤]]の[[ドラゴン]]に並ぶ[[緑]]の[[象徴的クリーチャー]]と位置付けられ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/building-better-monster-2013-11-11 Building a Better Monster]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004252/ よりよい怪物の作り方](Making Magic [[2013年]]11月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>順調に数を増やしている。ギリシャ神話をモチーフにした[[テーロス・ブロック]]では[[人間]]を脅かす怪物の筆頭として[[英雄vs怪物]]に[[世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater]]が先行収録。特殊セットとして[[チャレンジ・デッキ]]「[[ハイドラとの対峙]]」が発売されている。 | 初出は[[リミテッド・エディション]]の[[Rock Hydra]]。[[古代のハイドラ/Ancient Hydra]]が[[ネメシス]]で登場してからしばらく新種は登場していなかったが、[[ラヴニカ・ブロック]]では3種が、続く[[時のらせんブロック]]でも1種が登場。[[アラーラの断片ブロック]]でも3種登場し、その後[[基本セット2010]]からは[[白]]の[[天使]]、[[青]]の[[スフィンクス]]、[[黒]]の[[デーモン]]、[[赤]]の[[ドラゴン]]に並ぶ[[緑]]の[[象徴的クリーチャー]]と位置付けられ<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/building-better-monster-2013-11-11 Building a Better Monster]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0004252/ よりよい怪物の作り方](Making Magic [[2013年]]11月11日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>順調に数を増やしている。ギリシャ神話をモチーフにした[[テーロス・ブロック]]では[[人間]]を脅かす怪物の筆頭として[[英雄vs怪物]]に[[世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater]]が先行収録。特殊セットとして[[チャレンジ・デッキ]]「[[ハイドラとの対峙]]」が発売されている。 | ||
− | 初期は赤の[[クリーチャー]] | + | 初期は赤の[[クリーチャー]]であったが、ラヴニカ・ブロック以降は緑のものが増え、現在では上述の通り緑の[[象徴的クリーチャー]]として位置づけられている。数少ない[[5色]]クリーチャーである[[大祖始/Progenitus]]も擁する。 |
「複数の首を持つ怪物」のイメージを受けつぎ、[[+1/+0カウンター|+1/+0]]や[[+1/+1カウンター|+1/+1]]などの[[カウンター (目印)|カウンター]]を使って「[[頭]]」を表現するように作られているものがほとんどである。赤のハイドラはカウンターを消費して[[ダメージ]]を[[与える]][[能力]]を持つものが多いが、これは元ネタのハイドラにはない能力。 | 「複数の首を持つ怪物」のイメージを受けつぎ、[[+1/+0カウンター|+1/+0]]や[[+1/+1カウンター|+1/+1]]などの[[カウンター (目印)|カウンター]]を使って「[[頭]]」を表現するように作られているものがほとんどである。赤のハイドラはカウンターを消費して[[ダメージ]]を[[与える]][[能力]]を持つものが多いが、これは元ネタのハイドラにはない能力。 |
2020年9月30日 (水) 20:04時点における版
ハイドラ/Hydraは、クリーチャー・タイプの1つ。
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
Rock Hydraはその上に+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
Rock Hydraに与えられるダメージ1点につき、その上に+1/+1カウンターが置かれている場合、それから+1/+1カウンターを1個取り除き、その1点のダメージを軽減する。
(赤):このターン、Rock Hydraに与えられる次のダメージを1点軽減する。
(赤)(赤)(赤):Rock Hydraの上に+1/+1カウンターを1個置く。あなたのアップキープの間にのみ起動できる。
クリーチャー — ハイドラ(Hydra)
始源のハイドラは、+1/+1カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたのアップキープの開始時に、始源のハイドラの上に置かれている+1/+1カウンターの数を2倍にする。
始源のハイドラは、それの上に+1/+1カウンターが10個以上置かれているかぎりトランプルを持つ。
伝説のクリーチャー — ハイドラ(Hydra)
(X)(X)(緑):怪物化Xを行う。(このクリーチャーが怪物的でないとき、これの上に+1/+1カウンターをX個置く。これは怪物的になる。)
世界を喰らう者、ポルクラノスが怪物的になったとき、あなたの対戦相手がコントロールする、望む数のクリーチャーを対象とする。世界を喰らう者、ポルクラノスはそれらにX点のダメージをあなたの望むように分割して与える。それらの各クリーチャーは、それぞれのパワーに等しい点数のダメージを世界を喰らう者、ポルクラノスに与える。
初出はリミテッド・エディションのRock Hydra。古代のハイドラ/Ancient Hydraがネメシスで登場してからしばらく新種は登場していなかったが、ラヴニカ・ブロックでは3種が、続く時のらせんブロックでも1種が登場。アラーラの断片ブロックでも3種登場し、その後基本セット2010からは白の天使、青のスフィンクス、黒のデーモン、赤のドラゴンに並ぶ緑の象徴的クリーチャーと位置付けられ[1]順調に数を増やしている。ギリシャ神話をモチーフにしたテーロス・ブロックでは人間を脅かす怪物の筆頭として英雄vs怪物に世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eaterが先行収録。特殊セットとしてチャレンジ・デッキ「ハイドラとの対峙」が発売されている。
初期は赤のクリーチャーであったが、ラヴニカ・ブロック以降は緑のものが増え、現在では上述の通り緑の象徴的クリーチャーとして位置づけられている。数少ない5色クリーチャーである大祖始/Progenitusも擁する。
「複数の首を持つ怪物」のイメージを受けつぎ、+1/+0や+1/+1などのカウンターを使って「頭」を表現するように作られているものがほとんどである。赤のハイドラはカウンターを消費してダメージを与える能力を持つものが多いが、これは元ネタのハイドラにはない能力。
部族カードとして、ハイドラのマナ・コストを軽くする凶暴な見張り、ガーゴス/Gargos, Vicious Watcherがある。
ハイドラ・トークンを生成するカードにハイドラの繁殖主/Hydra Broodmasterと警告となるもの、ザクサラ/Zaxara, the Exemplaryとスカイクレイブの荒廃者、グラークマウ/Grakmaw, Skyclave Ravagerがある。
伝説のハイドラはゼンディカーの夜明け現在8体存在する(「伝説の(Legendary)・ハイドラ(Hydra)」でWHISPER検索)。
- 複数の首、というと日本のヤマタノオロチが思い浮かぶが、神河ブロックにハイドラのカードは登場していない。大口縄/O-Kagachiがその要素を有するものの、カード化された復讐の神、大口縄/O-Kagachi, Vengeful Kamiはドラゴン・スピリットである。
- もともとギリシャ神話の怪物で、そこでは「『複数の首を持つ蛇』という姿で、そのすべての首を失わないかぎり死なず、しかも強力な生命力で次々と新しい首を増やす能力を持つ」という、不死身の怪物として描かれている。「ヒュドラ」や「ヒドラ」などと訳されることもある。(→Wikipedia:ja:ヒュドラー参照)
- ギリシャ神話では「沼に住む大蛇」として扱われているが、黒を含むハイドラは少数派。
- 唯一憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedのみは上記の伝説上の多頭の蛇ではなく、実在する刺胞動物のヒドラ(Hydra)がモチーフとなっている。詳細は憎悪の種、ウラシュト/Ulasht, the Hate Seedの項を参照。
脚注
- ↑ Building a Better Monster/よりよい怪物の作り方(Making Magic 2013年11月11日 Mark Rosewater著)