空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad

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[[スタンダード]]では[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|アゾリウス・コントロール]]、[[ルーカ・コンボ]]、[[エレメンタル (デッキ)#基本セット2020期|ティムール・エレメンタル]]などで相棒として活躍した。
 
[[スタンダード]]では[[青白コントロール/スタンダード/ラヴニカのギルド~基本セット2021期|アゾリウス・コントロール]]、[[ルーカ・コンボ]]、[[エレメンタル (デッキ)#基本セット2020期|ティムール・エレメンタル]]などで相棒として活躍した。
  
*純粋な[[赤単色デッキ]]でありながら相棒としてヨーリオンを見せることで、1マッチ目の[[対戦相手]]の[[マリガン]]のキープ基準を狂わすという[[ブラフ]]を仕込んだデッキが[[Magic: The Gathering Arena|Arena]]の[[ミシックインビテーショナル『ゼンディカーの夜明け』]]予選に持ち込まれ話題を呼んだ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0034014/ 相棒で撹乱作戦?(スタンダード)](マジック日本公式サイト 2020年5月25日)</ref>。2マッチ目以降は14枚を[[サイドボード]]へ逃がしシェイプアップすることが可能。アバターを[[テフェリー/Teferi]]、[[スリーブ]]を[[銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast]]にすることで[[ルーカ・コンボ]]に誤認させる手管も用いられた<ref>[https://twitter.com/malseman/status/1261735131720507393 @malseman](Twitter 2020年5月17日)</ref>。
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*自分のデッキタイプと全く異なる相棒[[クリーチャー]]を採用することで、1マッチ目の[[対戦相手]]の[[マリガン]]のキープ基準を狂わすという[[ブラフ]]が存在する。これは全ての相棒[[クリーチャー]]で共通して使えるテクニックだが、相棒の条件が緩く、(普通に相棒として使うなら)デッキタイプが分かりやすいこのカードを用いることが多い。
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**純粋な[[赤単色デッキ]]でありながら相棒としてヨーリオンを採用したデッキが[[Magic: The Gathering Arena|Arena]]の[[ミシックインビテーショナル『ゼンディカーの夜明け』]]予選に持ち込まれ話題を呼んだ<ref>[https://mtg-jp.com/reading/iwashowdeck/0034014/ 相棒で撹乱作戦?(スタンダード)](マジック日本公式サイト 2020年5月25日)</ref>。2マッチ目以降は14枚を[[サイドボード]]へ逃がしシェイプアップすることが可能。アバターを[[テフェリー/Teferi]]、[[スリーブ]]を[[銅纏いののけ者、ルーカ/Lukka, Coppercoat Outcast]]にすることで[[ルーカ・コンボ]]に誤認させる手管も用いられた<ref>[https://twitter.com/malseman/status/1261735131720507393 @malseman](Twitter 2020年5月17日)</ref>。
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**ドローしたくない必須カードが多い[[The Spy]]でも用いられることがある。キーカードの[[欄干のスパイ/Balustrade Spy]]や[[地底街の密告人/Undercity Informer]]を引ける可能性が減ることについては、[[異界の進化/Eldritch Evolution]]や[[新生化/Neoform]]といった、デッキから直接クリーチャーを戦場に出せるカードの枚数を増やすことで対応している。
  
 
==ルール==
 
==ルール==

2020年10月16日 (金) 22:25時点における版


Yorion, Sky Nomad / 空を放浪するもの、ヨーリオン (3)(白/青)(白/青)
伝説のクリーチャー — 鳥(Bird) 海蛇(Serpent)

相棒 ― あなたの開始時のデッキに、カードが、デッキの最小サイズよりも少なくとも20枚多く入っていること。(このカードがあなたの選んだ相棒であるなら、ソーサリーとして(3)を支払うことでゲームの外部からそれをあなたの手札に加えてもよい。)
飛行
空を放浪するもの、ヨーリオンが戦場に出たとき、他の、あなたがオーナーであってあなたがコントロールしていて土地でない、望む数のパーマネントを追放する。次の終了ステップの開始時に、それらのカードを戦場に戻す。

4/5

白青混成伝説の海蛇デッキ最小枚数より20枚以上多ければ相棒にできる。

サイクルの他のカードと異なり、このカードの相棒能力はデッキに入れられるカードの特性ではなく枚数を制限する。デッキの枚数を最小限に抑えるのは一般的にデッキ構築の常識と考えられており[1]、20枚もの余分なカードをデッキに入れることを強要されるペナルティは決して軽くない。しかし、大型フライヤー兼明滅能力持ちであるこれが擬似的に手札へ確実に1枚加わることはそのペナルティを補って余りあるだけの価値がある。登場から間もなく、幅広いフォーマットでこれを相棒として採用する多種多様なヨーリオン・コントロールが誕生し、相棒クリーチャーの中でも採用率の高い1枚となっている。

ETB能力は大規模な一時的追放。追放可能なパーマネントの数に制限が無く種類も広範囲であるため様々なシナジーが考えられる。相棒にすることで手札を消費せず確実に唱えられることもあり、莫大なアドバンテージを得ることができる。過去に存在した永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternalと比較すると、ETB能力であるため誘発させやすく再利用も容易であることも見逃せない。

ETB能力でアドバンテージを稼げるパーマネント全般と相性がよい。スタンダードでは海の神のお告げ/Omen of the Seaを筆頭とするお告げサイクルの他、エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Deathなどの英雄譚を使いまわしても強力。プレインズウォーカー忠誠度能力をリセットすることもでき、覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veilsなど自力で忠誠度を上げる手段がないプレインズウォーカーとも好相性。さらに魅力的な王子/Charming Princeがいれば毎ターンETB能力の使いまわしが発生する。パイオニア以下に環境を広げると相性の良いカードもより多くなり、様々なシナジーが見込める。

バベルとの相性は極めてよい。機知の戦い/Battle of Witsの都合上必然的に相棒の条件を満たせるとともに、特に引きの影響を受けやすいデッキであるため、相棒の存在により安定した戦略を取りやすくなるだろう。相棒がサイドボードを圧迫する事についても、相対的にサイドカードを引ける確率が低く、そもそも各種対策カードをメインデッキに全て投入してサイドボードを組まないケースが多いため、ウィッシュボード的な運用が取りやすい事が追い風になっている。

スタンダードではアゾリウス・コントロールルーカ・コンボティムール・エレメンタルなどで相棒として活躍した。

ルール

相棒の条件

関連カード

サイクル

イコリア:巨獣の棲処相棒クリーチャーサイクル混成カード伝説のクリーチャーで、それぞれ異なる条件の相棒能力を持つ。稀少度レア

ストーリー

ヨーリオン/Yorionイコリア/Ikoriaに棲む、の特徴を併せ持つ怪物(イラスト)。

ビビアン/Vivienは、空中聖域スカイセイル/Skysailの住民が、黄金の角を持つ荘厳な空飛ぶ蛇について話しているのを聞いた。その角は高値で売れるのではないか、あるいは薬として使えるのではないかというのだ。生物を愛するビビアンの心には、彼らの気球船を破裂させるためになら使えるかもしれないという思いがよぎった[4]

脚注

  1. 61/61(Daily MTG Beyond the Basics -上級者への道- 2017年2月9日)
  2. 相棒で撹乱作戦?(スタンダード)(マジック日本公式サイト 2020年5月25日)
  3. @malseman(Twitter 2020年5月17日)
  4. The Ikoria: Lair of Behemoths Story on Cards(Feature 2020年4月3日 Wizards of the Coast著)

参考

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