死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death
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+ | :実質的に墓地にあるゾンビが一時的に[[手札]]に戻るようなもので、大きな[[アドバンテージ]]に繋がり得る。[[コントロール (デッキ)|コントロール]]にとってはかなり嫌らしい能力といえる。 | ||
+ | :ただし直接[[戦場に戻す]]のではなく[[コスト]]は[[支払う]]必要があるため、これを出して即[[起動]]しても大した効果は望めない。また蘇ったゾンビに[[速攻]]を与えるわけでもなく、即座に[[勝利]]に繋がらないのも欠点。 | ||
+ | :[[軽い]]ゾンビを多めに採用して一度に大量に唱えられるようにする、あるいは多少[[重い|重め]]でも十分に強力なゾンビを用意しておくなど、十全に活かすためには[[デッキ]][[構築]]の段階で工夫が必要になる。 | ||
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+ | 過去のリリアナと比べ全ての能力がゾンビに依存しており、実質的に[[ゾンビ (デッキ)|ゾンビデッキ]]専用の[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]となっている。活躍できるかは[[カードプール#俗語|カードプール]]にどれだけ有用なゾンビが存在するかに依る。幸い、同セットには[[墓地の司令官/Graveyard Marshal]]や[[死の男爵/Death Baron]]といった強力なゾンビが収録されているため、ポテンシャルは十分高い。 | ||
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+ | 登場時点の[[スタンダード]]では、[[アモンケット・ブロック]]の[[呪われた者の王/Lord of the Accursed]]や[[リリアナの支配/Liliana's Mastery]]と共にゾンビデッキで採用されている。 | ||
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+ | [[リミテッド]]で[[種族]]デッキが作れるかは[[ブースターパック]]次第であり、安定した強さを発揮しにくい。仮にゾンビが1枚も取れていない場合は完全に[[置物]]になってしまうため採用は厳禁、適当な[[クリーチャー]]を入れた方がいくらかマシだろう。一応[[コモン]]に3枚のゾンビが存在するため、[[黒]]を選べば少なくとも1~2枚は拾えるかもしれない。それらを-3能力で再利用できれば御の字といったところ。 | ||
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+ | *全体的に[[秘儀での順応/Arcane Adaptation]]との相性が良い。特に[[歩行バリスタ/Walking Ballista]]をゾンビにすれば、-3能力を使った後に[[X]]=0で唱えて戦場と墓地を[[無限]]に行き来させることができ、さらに[[金属ミミック/Metallic Mimic]]が出ていれば[[無限ダメージ]]となる。 | ||
+ | *[[フォーゴトン・レルム探訪]]で登場した[[よろめく怪異/Shambling Ghast]]は[[死亡誘発]]で[[宝物]][[トークン]]を[[生成]]でき、自身が1マナのゾンビであるため、サクり台を用意すれば同じようなことができる。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[神話レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[神話レア]] | ||
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2021年7月16日 (金) 14:53時点における最新版
伝説のプレインズウォーカー — リリアナ(Liliana)
[+1]:カードを3枚切削する。これによりゾンビ(Zombie)・カードが少なくとも1枚切削されたなら、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
[-2]:クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。Xはあなたがコントロールしているゾンビの総数に等しい。
[-3]:このターン、あなたはあなたの墓地からゾンビ呪文を唱えてもよい。
基本セット2019で登場したリリアナ。忠誠度能力は墓地肥やし&条件付きドレイン、ゾンビの総数に等しいマイナス修整、墓地のゾンビを唱えることの許可。
- +1能力
- 自身のライブラリーを3枚削り、その中にゾンビ・カードがあれば各対戦相手から2点ライフロス、自身は2点のライフ回復。
- -3能力の下準備をすると共に他の墓地利用カードの支援を行い、対戦相手のライフを攻められる能力。回復量はささやかだが、あるとないとでは安心感が違う。
- ライフ回復量は2点で固定。失わせたライフの総量ではない。また2枚以上ゾンビ・カードがあってもライフロスは2点ずつ。
- -2能力
- ゾンビの数を参照するマイナス修整。戦場に直接干渉でき、リリアナ自身を守るのにも役立つ能力。
- 然るべきデッキならこれを出すまでにゾンビを2体前後は並べられるので、邪魔なシステムクリーチャーを撃ち落とす分には十分な性能。破壊不能持ちを対処できるのは勿論、+1能力を一度も起動せず連打できるのも強みではある。
- ただし大型クリーチャーを倒すにはかなりの数を並べなければならず、全体除去等でゾンビを減らされてしまうと力を発揮できないなど欠点も多い。
- -3能力
- 墓地にいるゾンビの復活が可能になる、リリアナのゾンビ使いとしての側面が色濃く現れた能力。
- 実質的に墓地にあるゾンビが一時的に手札に戻るようなもので、大きなアドバンテージに繋がり得る。コントロールにとってはかなり嫌らしい能力といえる。
- ただし直接戦場に戻すのではなくコストは支払う必要があるため、これを出して即起動しても大した効果は望めない。また蘇ったゾンビに速攻を与えるわけでもなく、即座に勝利に繋がらないのも欠点。
- 軽いゾンビを多めに採用して一度に大量に唱えられるようにする、あるいは多少重めでも十分に強力なゾンビを用意しておくなど、十全に活かすためにはデッキ構築の段階で工夫が必要になる。
過去のリリアナと比べ全ての能力がゾンビに依存しており、実質的にゾンビデッキ専用のプレインズウォーカーとなっている。活躍できるかはカードプールにどれだけ有用なゾンビが存在するかに依る。幸い、同セットには墓地の司令官/Graveyard Marshalや死の男爵/Death Baronといった強力なゾンビが収録されているため、ポテンシャルは十分高い。
登場時点のスタンダードでは、アモンケット・ブロックの呪われた者の王/Lord of the Accursedやリリアナの支配/Liliana's Masteryと共にゾンビデッキで採用されている。
リミテッドで種族デッキが作れるかはブースターパック次第であり、安定した強さを発揮しにくい。仮にゾンビが1枚も取れていない場合は完全に置物になってしまうため採用は厳禁、適当なクリーチャーを入れた方がいくらかマシだろう。一応コモンに3枚のゾンビが存在するため、黒を選べば少なくとも1~2枚は拾えるかもしれない。それらを-3能力で再利用できれば御の字といったところ。
- 全体的に秘儀での順応/Arcane Adaptationとの相性が良い。特に歩行バリスタ/Walking Ballistaをゾンビにすれば、-3能力を使った後にX=0で唱えて戦場と墓地を無限に行き来させることができ、さらに金属ミミック/Metallic Mimicが出ていれば無限ダメージとなる。
- フォーゴトン・レルム探訪で登場したよろめく怪異/Shambling Ghastは死亡誘発で宝物トークンを生成でき、自身が1マナのゾンビであるため、サクり台を用意すれば同じようなことができる。
[編集] 関連カード
- リリアナ・ヴェス/Liliana Vess
- ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil
- 闇の領域のリリアナ/Liliana of the Dark Realms
- 異端の癒し手、リリアナ/Liliana, Heretical Healer - 反抗する屍術師、リリアナ/Liliana, Defiant Necromancer
- 最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope
- 死の権威、リリアナ/Liliana, Death's Majesty
- 死の使い手、リリアナ/Liliana, Death Wielder
- 死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death
- 屍術師、リリアナ/Liliana, the Necromancer
- 戦慄衆の将軍、リリアナ/Liliana, Dreadhorde General
- 死者を目覚めさせる者、リリアナ/Liliana, Waker of the Dead
- 死の魔道士、リリアナ/Liliana, Death Mage
- オニキス教授/Professor Onyx
[編集] サイクル
- 暴君への敵対者、アジャニ/Ajani, Adversary of Tyrants
- 工匠の達人、テゼレット/Tezzeret, Artifice Master
- 死が触れぬ者、リリアナ/Liliana, Untouched by Death
- 火の血脈、サルカン/Sarkhan, Fireblood
- ビビアン・リード/Vivien Reid
各色1枚ずつの他、多色両面カードの覚醒の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Arisenが存在している。
[編集] ストーリー
詳細はリリアナ・ヴェス/Liliana Vess (ストーリー)を参照。