ラヴニカのギルド

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ラヴニカのギルド/Guilds of Ravnica
シンボル	ラヴニカの都市
略号	GRN
コードネーム	Spaghetti
発売日	2018年10月5日
セット枚数	全259+14種類

ラヴニカのギルド/Guilds of Ravnicaはエキスパンション・セットの1つ。2018年10月5日発売。キャッチコピーは「ギルドと共に立て/Stand with your guild」。

ブロック制廃止直後であるためブロックではないがラヴニカのギルド、ラヴニカの献身、灯争大戦で三部作を成す。

概要

都市とギルド/Guildの次元/Plane、ラヴニカ/Ravnicaを三度舞台とする。ゲートウォッチ/The Gatewatchと、ニコル・ボーラス/Nicol Bolasとの最終決戦が描かれる三部作の一作目。秋のラヴニカにて、ボーラスの手のひらの上で動くヴラスカ/Vraskaとラル・ザレック/Ral Zarek、そして相互不信に陥り対立を深めるギルドの様子が描かれる。

ラヴニカ・ブロック、ラヴニカへの回帰ブロックに続き2色の組み合わせがテーマ。ラヴニカへの回帰とギルド門侵犯のように、使用する色が均等になるように次のセットであるラヴニカの献身とギルドを5つずつ振り分けてある。ラヴニカのギルドで扱われるギルドは次の5つ。

ギルド	色の組み合わせ	固有メカニズム
ディミーア家/House Dimir	青黒	諜報
イゼット団/The Izzet League	青赤	再活
ゴルガリ団/The Golgari Swarm	黒緑	宿根
ボロス軍/Boros Legion	赤白	教導
セレズニア議事会/The Selesnya Conclave	緑白	召集

ラヴニカ：ギルドの都にイゼットを加えた形である。

ラヴニカ・セットお馴染みの要素として、混成カード、分割カード、新たなギルド魔道士サイクル、マナ・アーティファクトサイクルのロケットが収録されている。

ショックランドとギルド門が再録。門の土地タイプを持つ新規カードや門を参照するカードも収録されている。各ギルド門は玄関と裏口の2種類のイラストが存在する。

ブースターパックの15枚目のスロットには、基本土地ではなく必ずギルド門が封入される（変則的な稀少度）。基本土地はコレクター番号が260以降の番外カードとなっており、入手方法はプレインズウォーカーデッキかバンドルとなる。
- ラヴニカのギルドのプレインズウォーカーデッキには平地/Plainsは含まれておらず、バンドルは英語版しか存在しないため、英語版以外の平地の実在カードを入手する方法は存在しない。
- また、バンドルにはプレミアム・カードの基本土地も各1枚ずつ封入されている（もちろん英語版）。これ以外でラヴニカのギルドのプレミアム・カードの基本土地を入手する方法は存在しない。
ラヴニカ・セット伝統として、ギルドのメカニズムを持ったカードや多色カードには所属ギルドの透かしが入っている。ただし注目のストーリーのプレインズウォーカー・シンボルが優先される。
- プレミアム・カードにおいては透かしも箔押し加工される。この仕様は通常のセットではドラゴンの迷路以来となる。
ドミナリアに続き、これまではライフロスで扱われてきた黒のライフのやり取りをダメージに変更する実験的デザインが適用されている。
Hasbro Toy Shopの通販限定（実質米国とカナダ限定）で、プレインズウォーカーの新規プレミアム・カードが封入されたGuilds of Ravnica Mythic Editionが販売される。
- コミュニティの反響を受け、米国以外でもグランプリ会場でChannelFireballより限定販売されることが発表された^[1]。
プレビューウィーク中に日本で催された25th Anniversary マジック：ザ・ギャザリング展の展示場内で、毎日新規プレビュー・カードが公開された。
月刊コロコロコミックの兄弟誌「コロコロアニキ」にて、ラヴニカのギルド発売に先駆けて未公開カード(議事会の騎兵/Conclave Cavalier)が付録になった^[2]。
Magic: The Gathering Arenaではプレリリースの前日である9月27日(日本時間9月28日)から一足早く使用可能だった。また宣伝用カードに印字された「PlayRavnica」というコードをゲーム内で入力することで、誰でも1アカウントにつき1回限りブースター・パックが3つ入手できる。

イベント

マジック交流会

2018年9月22、23日に開催される。発売に先駆けてボロスの挑戦者/Boros Challengerのプロモーション・カードが配布される。

プレリリース

2018年月9日29、30日に開催されたが、期間中に大型の台風24号が日本を直撃したため、10月1～4日の間に一部店舗で振替開催される。

参加した各プレイヤーはプレリリース・パックを受け取り、40枚以上のシールドデッキを作り対戦する。プレリリース・パックはマジック・オリジンより久しぶりの選択式であり、5つのギルドから1つを選ぶ。

プレリリース・パックの内容は

「ラヴニカのギルド」ブースターパックx5
選んだギルドに関連したカードが封入されたイベント用ブースターパックx1。収録内容は以下の通り
- レア枠にプレリリース・カード（選んだギルドのレアか神話レアから準ランダムに１枚）
- コモン枠に選んだギルドのロケット1枚
- 基本土地枠に選んだギルドのギルド門
- その他のカードは選んだギルドの色のカード
- トークン・カード
  - 裏面にはMagic: The Gathering Arenaでシールド戦が遊べる特典コードが印字されている
選んだギルドのシンボルとカラーのスピンダウン・ライフカウンター 1個
表面に選んだギルドのスローガン、裏面にはデッキ構築のアドバイスが記載された説明書 1枚

が封入されている。

ドラフト・ウィークエンド

2018年10月6、7日に開催される。プロモーション・カードとして火想者の研究/Firemind's Researchが配布される。

マジック・リーグ

2018年10月8日より開催される。プロモーション・カードとして壊死性の傷/Necrotic Woundが配布される。

スタンダード・ショーダウン

2018年10月14日より開催される。

ラヴニカ・ウィークエンド

2018年11月9～11日に開催される。ギルド・キッドでの対戦や4パックでのブースター・ドラフトが行われ、文章欄に各ギルドのシンボルがあしらわれた基本土地のプロモーション・カードが配布される。

プロツアー

2018年11月9～11日に、ジョージア州アトランタで開催。（→プロツアー「ラヴニカのギルド」）

構築済みデッキ

プレインズウォーカーデッキ

パッケージ・イラスト

各ギルドからそれぞれキャラクターが選ばれており、カードイラストではなく販促専用のイラストが使用されている。

ディミーア家はパッケージ用に新規に描かれた名称未設定のキャラクターであり、特定の人物を意識しているわけではないが、仮装状態のラザーヴ/Lazavであると解釈してもよいとされている。^[3]

注目のストーリー

ドミナリアまでと違いナンバリングがなく、該当するストーリーもウェブ上では掲載されない。背景ストーリーはThe Art of Magic: the Gathering Ravnicaに掲載された。

主な開発スタッフ

展望デザイン・チーム - Mark Rosewater（リード）、Jules Robbins、Jackie Lee、Ari Levitch、Sam Stoddard、Bryan Hawley
セット・デザイン・チーム - Erik Lauer（リード）、Ken Nagle、Andrew Veen、Andrew Brown

公式特集ページ

製品情報

『ラヴニカのギルド』（マジック英語公式日本語版　セット特設サイト）
『ラヴニカのギルド』カードイメージギャラリー（Card Image Gallery 2018年9月7日）
公式発表――再びラヴニカへ（News 2018年5月18日）
『ラヴニカのギルド』のメカニズム（Feature 2018年9月4日）
Guilds of Ravnica Packaging, Promos, and More/『ラヴニカのギルド』のパッケージ、各種プロモなど（Feature 2018年9月4日） - 英語サイトにはGuild of Ravnika Mythic Editionの記述あり
『ラヴニカのギルド』のトークン（Card Preview 2018年9月14日）
『ラヴニカのギルド』プレインズウォーカーデッキ・デッキリスト（News 2018年9月20日）
Guilds of Ravnica Release Notes/『ラヴニカのギルド』リリースノート（Feature 2018年9月20日）
『ラヴニカのギルド』一部カードの誤りのお知らせとお詫び（重要なお知らせ 2018年9月28日）
Guilds of Ravnica Update Bulletin（News 2018年9月28日） - ラヴニカのギルド発売に伴う総合ルール＆オラクル変更
- 『ラヴニカのギルド』オラクル変更 - オラクル変更の日本語訳

開発コラム

Making Magic -マジック開発秘話- - Mark Rosewaterによるコラム。

都のおこり（Making Magic 2018年8月27日）
金のように（Making Magic 2018年9月4日）
支配するギルド　その１（Making Magic 2018年9月11日）
支配するギルド　その２（Making Magic 2018年9月18日）
都からの話（Making Magic 2018年9月24日）
都からのさらなる話（Making Magic 2018年10月1日）
都からのさらなる話・おかわり（Making Magic 2018年10月8日）
陣営構築（Making Magic 2018年10月15日）
こぼれ話：『ラヴニカのギルド』（Making Magic 2018年10月22日）
さらなるこぼれ話：『ラヴニカのギルド』（Making Magic 2018年10月29日）
よ～いドン！（Making Magic 2018年12月10日） - セット開発の基本的な発想について
デザイン演説2019(Making Magic 2019年8月26日)

Play Design - プレイ・デザイン・チームによるコラム。

M-Files: Guilds of Ravnica – Monocolor/Ｍファイル『ラヴニカのギルド』編・単色（Play Design 2018年10月5日）
M-Files: Guilds of Ravnica – Multicolor/Ｍファイル『ラヴニカのギルド』編・多色（Play Design 2018年10月12日）
第一印象：『ラヴニカのギルド』フューチャー・フューチャー・リーグ（Play Design 2018年10月19日）

その他。

Guilds of Ravnica Split Cards（Card Preview 2018年9月10日）
ギルド門の開放（Card Preview 2018年9月11日）
Midnight Reaper（Card Preview 2018年9月12日）
任務説明（Card Preview 2018年9月13日）
不和のトロスターニ（Card Preview 2018年9月14日）
Ritual of Soot（Card Preview 2018年9月14日）
Thousand-Year Storm（Card Preview 2018年9月17日）
Tajic, Legion's Edge（Card Preview 2018年9月18日）
Guilds of Ravnica First Pass for Limited（How to Play Limited 2018年10月2日）
Guilds of Ravnica Draft First Picks（How to Play Limited 2018年10月4日）
Commanding the Guilds of Ravnica（Ways to Play 2018年10月18日）
State of Product Design 2018(Feature 2019年2月5日) - テーマブースターとMythic Editionについて

背景設定

Magic Story -未踏世界の物語-。

霧に包まれて（Magic Story 2018年10月10日）
暗き水の受難（Magic Story 2018年10月17日）
一族と軍勢（Magic Story 2018年10月25日）
死、その尊き瞬間（Magic Story 2018年11月1日）
束縛と絆（Magic Story 2018年11月8日）