不死身、スクイー/Squee, the Immortal
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2023年4月6日 (木) 19:42時点における版
伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin)
あなたはあなたの墓地や追放領域から不死身、スクイーを唱えてもよい。
2/1ウェザーライト・サーガの登場人物であり先代ウェザーライト/Weatherlightの元クルー、インベイジョン・ブロックで不死身の体に改造されてしまったスクイー/Squeeが、何と遥か時を越えたドミナリアに至るまで生き続けて二種類目のカード化。その名の通りの不死身を表現するため、墓地や追放領域からでも唱えることができる能力を持つ伝説のゴブリン。
追放領域から唱える方は霧虚ろのグリフィン/Misthollow Griffinや永遠の災い魔/Eternal Scourgeに次ぐ三例目。墓地から唱える方の能力は前例こそ多いが、唱えるに際しての条件や(自身が元々持っているものも含めた)追加コストなどが一切存在せず、手札からと全く同じ条件で唱えられるカードは実は初となる。更にこれらの能力を同時に持っていることにより、破壊による除去、追放による除去、打ち消し、墓地対策など大抵の対抗手段を実質的に無効化できる上、別途追放手段や生け贄に捧げる手段すら必要ない。無限にチャンプブロックや、ストーリー通り何度も生け贄に捧げることもできるなど非常に便利なクリーチャーである。
ただしあくまで自身は3マナ2/1と標準未満のスペックであるため、単純にビートダウン戦略に組み込んで使えるような性能ではない。やはり本領を発揮するのはどこからでも何度でも唱えられることを活かしたコンボパーツとしての運用だろう。下記の通り、登場時点のスタンダードやエターナルにおいても多彩な手段がある。
リミテッドではチャンプブロック要員として最高級。ゴブリンであるため部族シナジーも受けられるほか、「歴史的な呪文を唱えるたび」を何度も誘発させる要員としても適している。構築でもゴブリンデッキや各種コンボデッキでの活躍が期待されるが、氷結/Deep Freezeなど対抗手段が存在することには注意が必要。
統率者戦では、破砕団の兄弟/Shattergang Brothersの能力で使う生け贄になる上にゴブリンの部族シナジーを得られるクリーチャーとしての個性がある[1]。
- 追放領域から唱えられるカード達の例にもれず食物連鎖/Food Chainとの相性は抜群。更にこちらの場合、打ち消しなどで墓地に置かれても自力で再び唱えられるため妨害が格段に難しくなる。
- 登場時のスタンダードでは、スクイーとスカークの探鉱者/Skirk Prospectorに加え、ゴブリンの戦長/Goblin Warchief、ハゾレトの碑/Hazoret's Monument、祖神の使徒、テシャール/Teshar, Ancestor's Apostle、無慈悲な略奪者/Pitiless Plundererのうち2枚が揃えば無限コンボ。ハゾレトの碑があれば無限ルーターとなり、横に精励する発掘者/Diligent Excavatorがいれば無限ライブラリー破壊、陰謀団の聖騎士/Cabal Paladinなら無限ダメージとなる。
- イラストではスクイーのオモチャ/Squee's Toy(イラスト)のようなものを持っているが、Kelly Diggesによれば「多分代用品」とのこと[2]。
関連カード
- ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob
- 不死身、スクイー/Squee, the Immortal
- 怪しげな統治者、スクイー/Squee, Dubious Monarch
- スライムフットとスクイー/Slimefoot and Squee
ストーリー
詳細はスクイー/Squeeを参照。
脚注
- ↑ ゴブリンギャング抗争:破砕団の兄弟で爆破しまくれ!(統率者戦)岩SHOWの「デイリー・デッキ」(Daily MTG 2018.12.27)
- ↑ Kelly DiggesのTwitter
- ↑ Death and Salvation/サイドストーリー:死と救済(Magic Story 2022年8月16日 Dan Sheehan著)