沈黙の大嵐、シュー・ユン/Shu Yun, the Silent Tempest

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(8人の利用者による、間の11版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Shu Yun, the Silent Tempest}}
 
{{#card:Shu Yun, the Silent Tempest}}
  
[[運命再編]]の[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]の[[カン/Khan]]は、[[クリーチャー]]でない[[呪文]]を[[唱える]]度に[[二段攻撃]]を持たせる。
+
[[クリーチャー]]でない[[呪文]]を[[唱える]]たびに[[二段攻撃]]の付与を行える[[伝説のクリーチャー]]。
  
[[青]][[クリーチャー]]の中では、3[[マナ]]で3/2とまずまずの[[マナレシオ]]を持つ。果敢の[[誘発]]時に2マナで二段攻撃を持たせることができ、打点は見た目よりも高い。軽い火力で[[ブロッカー]]を[[除去]]しながら、余ったマナで二段攻撃を持たせると効果的だろう。同[[エキスパンション]][[乱撃斬/Wild Slash]]があるのは追い風になるかもしれない。
+
[[青]][[単色]]のクリーチャーにもかかわらず、3[[マナ]]で3/2と良好な[[マナレシオ]]を持つ。[[能力]]も青らしからぬほどに攻撃的であり、これ単体+呪文1枚で自身を[[パワー]]8相当まで[[強化]]できる。[[軽い]][[火力]]で[[ブロッカー]]を[[除去]]したり、[[回避能力]]を与えたりして余ったマナで二段攻撃を持たせると効果的だろう。同[[エキスパンション]][[乱撃斬/Wild Slash]]の収録によって軽量除去の選択肢が増えたのは追い風。ただし[[除去耐性]]はなく[[タフネス]]も低いため、これを軸に据えるのであれば、[[呪禁]]や[[プロテクション]]の付与などできっちりと補助する必要がある。
ただし[[除去耐性]]はなく[[タフネス]]も低いため、これを軸に据えるのであれば、きっちりと補助する必要がある。
+
  
 +
[[リミテッド]]では強力の一言。放置すると致命的な打撃を受けやすいため、見かけたら早急に除去を撃ち込みたい。特に[[英雄の刃/Hero's Blade]]との[[シナジー]]は凶悪で、きれいな[[マナカーブ]]を描きながら4[[ターン]]目に14点以上の[[ダメージ]]が発生し得る。[[スタンダード]]ならそれに加えて[[タイタンの力/Titan's Strength]]を唱えて[[攻撃|アタック]]すれば、パワー10二段攻撃で[[1ショットキル|即死]]である。[[探査]]で[[追放]]できる[[墓地]]のカードと[[色マナ]]が確保できるなら[[強大化/Become Immense]]という手も。
 +
 +
[[モダン]]以下の[[フォーマット]]なら[[ひずみの一撃/Distortion Strike]]との[[コンボ]]が強烈。[[ブロックされない]]5/3二段攻撃クリーチャーとなってアタックし、10点ダメージを与えられる。さらに[[反復]]で次のターンにも10点ダメージ、合わせて20点の[[ライフ]]を削れる。
 +
 +
*このコンボが危険視されたので、[[タルキール龍紀伝]]にはひずみの一撃を[[再録]]できず、代わりに[[テイガムの一撃/Taigam's Strike]]が収録された([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/m-files-dragons-tarkir-part-1-2015-03-20 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/ld/0014533/ 翻訳])。
 +
 +
==開発秘話==
 +
シュー・ユンは青単色で、[[赤白]]の能力を持つ必要があった。また[[カード]]全体としては[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]らしくなければならなかった。
 +
 +
まずジェスカイの固有メカニズムである[[果敢]]が与えられた。赤白の能力は果敢と同じ[[誘発条件]]を持つ[[誘発型能力]]となり、[[効果]]は[[赤]]と[[白]]に共通する[[常磐木]][[キーワード能力]]であり、かつ[[サイズ]]を上げる果敢との相性が良い二段攻撃の付与となった。赤白の常磐木キーワードとしては[[先制攻撃]]もあるが、伝説のクリーチャーであるためより効果の大きい二段攻撃が採用された([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/fate-ful-stories-part-2-2015-01-19 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/mm/0012009/ 翻訳])。
 +
 +
*[[サイクル]]全体のデザインの方針については[[不屈のダガタール/Daghatar the Adamant#開発秘話|不屈のダガタール/Daghatar the Adamant]]を参照。
  
 
==関連カード==
 
==関連カード==
12行: 23行:
  
 
==ストーリー==
 
==ストーリー==
'''シュー・ユン'''/''Shu Yun''は[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]の[[カン/Khan]]
+
'''シュー・ユン'''/''Shu Yun''は[[ジェスカイ道/The Jeskai Way]]の[[カン/Khan]]。外見とは裏腹に[[タルキール/Tarkir]]で最も年老いた人間の一人であり、その身には[[ドラゴン#ストーリー|龍]]殺しの証、[[ジェスカイ道/The Jeskai Way#幽霊火/Ghostfire|幽霊火/Ghostfire]]の戦士としての証である曲がりくねった龍の刺青が入れられている。
  
 
詳細は[[シュー・ユン/Shu Yun]]を参照。
 
詳細は[[シュー・ユン/Shu Yun]]を参照。

2023年8月3日 (木) 16:34時点における最新版


Shu Yun, the Silent Tempest / 沈黙の大嵐、シュー・ユン (2)(青)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) モンク(Monk)

果敢(あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、このクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。)
あなたがクリーチャーでない呪文を1つ唱えるたび、クリーチャー1体を対象とする。あなたは(赤/白)(赤/白)を支払ってもよい。そうしたなら、ターン終了時までそれは二段攻撃を得る。

3/2

クリーチャーでない呪文唱えるたびに二段攻撃の付与を行える伝説のクリーチャー

単色のクリーチャーにもかかわらず、3マナで3/2と良好なマナレシオを持つ。能力も青らしからぬほどに攻撃的であり、これ単体+呪文1枚で自身をパワー8相当まで強化できる。軽い火力ブロッカー除去したり、回避能力を与えたりして余ったマナで二段攻撃を持たせると効果的だろう。同エキスパンション乱撃斬/Wild Slashの収録によって軽量除去の選択肢が増えたのは追い風。ただし除去耐性はなくタフネスも低いため、これを軸に据えるのであれば、呪禁プロテクションの付与などできっちりと補助する必要がある。

リミテッドでは強力の一言。放置すると致命的な打撃を受けやすいため、見かけたら早急に除去を撃ち込みたい。特に英雄の刃/Hero's Bladeとのシナジーは凶悪で、きれいなマナカーブを描きながら4ターン目に14点以上のダメージが発生し得る。スタンダードならそれに加えてタイタンの力/Titan's Strengthを唱えてアタックすれば、パワー10二段攻撃で即死である。探査追放できる墓地のカードと色マナが確保できるなら強大化/Become Immenseという手も。

モダン以下のフォーマットならひずみの一撃/Distortion Strikeとのコンボが強烈。ブロックされない5/3二段攻撃クリーチャーとなってアタックし、10点ダメージを与えられる。さらに反復で次のターンにも10点ダメージ、合わせて20点のライフを削れる。

[編集] 開発秘話

シュー・ユンは青単色で、赤白の能力を持つ必要があった。またカード全体としてはジェスカイ道/The Jeskai Wayらしくなければならなかった。

まずジェスカイの固有メカニズムである果敢が与えられた。赤白の能力は果敢と同じ誘発条件を持つ誘発型能力となり、効果に共通する常磐木キーワード能力であり、かつサイズを上げる果敢との相性が良い二段攻撃の付与となった。赤白の常磐木キーワードとしては先制攻撃もあるが、伝説のクリーチャーであるためより効果の大きい二段攻撃が採用された(参考/翻訳)。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

運命再編の、各氏族/Clanカン/Khanサイクル混成マナ・シンボルコストに含む能力を持つ。

[編集] ストーリー

シュー・ユン/Shu Yunジェスカイ道/The Jeskai Wayカン/Khan。外見とは裏腹にタルキール/Tarkirで最も年老いた人間の一人であり、その身には殺しの証、幽霊火/Ghostfireの戦士としての証である曲がりくねった龍の刺青が入れられている。

詳細はシュー・ユン/Shu Yunを参照。

[編集] 参考

MOBILE