ティムール・エネルギー
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− | 主要パーツは[[霊気紛争]]時点で出揃っていたものの、当初は[[サヒーリコンボ#スタンダード|4色サヒーリ]]が、[[守護フェリダー/Felidar Guardian]]の[[禁止カード|禁止]]後は[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|霊気池の驚異]]が存在しており、あえて[[コンボ]]を捨てた[[エネルギー (デッキ)|エネルギー・デッキ]] | + | 主要パーツは[[霊気紛争]]時点で出揃っていたものの、当初は[[サヒーリコンボ#スタンダード|4色サヒーリ]]が、[[守護フェリダー/Felidar Guardian]]の[[禁止カード|禁止]]後は[[霊気池の驚異#戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック+カラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック期|霊気池の驚異]]が存在しており、あえて[[コンボ]]を捨てた[[エネルギー (デッキ)|エネルギー・デッキ]]が組まれることは多くなかった。[[霊気池の驚異/Aetherworks Marvel]]の禁止後も、[[プロツアー「破滅の刻」]]時点では使用率は高くなかったが<ref>[https://magic.wizards.com/en/events/coverage/pthou/pthou-day-1-standard-metagame-breakdown-2017-07-28 PTHOU Day One Standard Metagame Breakdown]/[https://mtg-jp.com/coverage/pthou17/article/019263/ プロツアー『破滅の刻』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン](Event Coverage [[2017年]]7月28日 [[Chapman Sim]]著)</ref>、それから3週間後の[[グランプリデンバー17]]ではベスト4のうち3つを占める活躍を見せる。これによりコンボのない[[ミッドレンジ]]型のエネルギー・デッキも十分に強力なことが知れ渡り、一気に[[Tier]]1へと駆け上がった。 |
[[イクサラン]]参入後も引き続き[[メタゲーム|メタ]]の中心にある。[[ローテーション]]で失ったものがほとんどなく、むしろ[[根縛りの岩山/Rootbound Crag]]を得たことで[[マナ基盤]]が強化されている。 | [[イクサラン]]参入後も引き続き[[メタゲーム|メタ]]の中心にある。[[ローテーション]]で失ったものがほとんどなく、むしろ[[根縛りの岩山/Rootbound Crag]]を得たことで[[マナ基盤]]が強化されている。 | ||
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2023年10月8日 (日) 01:43時点における最新版
ティムール・エネルギー(Temur Energy)は、エネルギー・カウンターを中心とする緑青赤のミッドレンジデッキで、エネルギー・デッキの一種。主に破滅の刻参入後のスタンダード環境に存在する。
目次 |
[編集] 概要
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カード1枚を探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。あなたは(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
ならず者の精製屋が戦場に出たとき、カードを1枚引き、あなたは(E)(E)(エネルギー・カウンター2個)を得る。
3/2クリーチャー — ヴィダルケン(Vedalken) 工匠(Artificer)
つむじ風の巨匠が戦場に出たとき、あなたは(E)(E)(E)(エネルギー・カウンター3個)を得る。
(E)(E)(E)を支払う:飛行を持つ無色の1/1の飛行機械(Thopter)アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
霊気との調和/Attune with Aetherやならず者の精製屋/Rogue Refinerなどでエネルギーを補充し、牙長獣の仔/Longtusk Cubや逆毛ハイドラ/Bristling Hydraの強化、つむじ風の巨匠/Whirler Virtuosoによるトークン生成に繋げて戦う。その他のカードとしては各種火力呪文や、栄光をもたらすもの/Glorybringerなどの中~高マナ域の戦力が採用される。
伝説のクリーチャー — 神(God)
あなたのアップキープの開始時に、各対戦相手はそれぞれX点のライフを失い、あなたは占術Xを行う。Xはあなたがコントロールするゾンビ(Zombie)の総数に等しい。
(2)(青)(黒):墓地からクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを追放する。黒の4/4のゾンビであることを除きそれのコピーであるトークンを1体生成する。
スカラベの神が死亡したとき、次の終了ステップの開始時に、これをオーナーの手札に戻す。
亜種として、黒をタッチしてスカラベの神/The Scarab Godなどを採用した4色エネルギー(4C Energy)と呼ばれるタイプも存在する。霊気との調和・導路の召使い/Servant of the Conduit・霊気拠点/Aether Hubといった豊富な色マナサポートのおかげで、4色でも事故りにくい。
主要パーツは霊気紛争時点で出揃っていたものの、当初は4色サヒーリが、守護フェリダー/Felidar Guardianの禁止後は霊気池の驚異が存在しており、あえてコンボを捨てたエネルギー・デッキが組まれることは多くなかった。霊気池の驚異/Aetherworks Marvelの禁止後も、プロツアー「破滅の刻」時点では使用率は高くなかったが[1]、それから3週間後のグランプリデンバー17ではベスト4のうち3つを占める活躍を見せる。これによりコンボのないミッドレンジ型のエネルギー・デッキも十分に強力なことが知れ渡り、一気にTier1へと駆け上がった。
イクサラン参入後も引き続きメタの中心にある。ローテーションで失ったものがほとんどなく、むしろ根縛りの岩山/Rootbound Cragを得たことでマナ基盤が強化されている。
伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)
[+2]:威迫を持つ黒の2/2の海賊(Pirate)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-3]:アーティファクト1つかクリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。宝物(Treasure)トークンを1つ生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
[-10]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライフ総量は1点になる。
4色エネルギーは新たに秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seekerを獲得。また黒を濃くし、豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxuryやヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptなどを採用したタイプも登場した。
ラムナプ・レッドと環境を二分し、プロツアー「イクサラン」では3色型と4色型合わせて40%超の使用率を記録するなど[2]、大いに活躍する。しかし、イクサランの相克参入と同時に霊気との調和/Attune with Aetherとならず者の精製屋/Rogue Refinerが禁止カードに指定され[3]、著しく弱体化。エネルギー戦略をグリクシス・エネルギーに譲り、環境から姿を消した。
[編集] サンプルレシピ
[編集] アモンケット後
- 備考
- グランプリオマハ17 ベスト8(参考)
- 使用者:William Craddock
- フォーマット
- アモンケット参入後、霊気池の驚異/Aetherworks Marvel禁止前のリスト。老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiendの現出のためにクリーチャーが多めに採用されている。
[編集] 破滅の刻後
[編集] 緑青赤
- 備考
- グランプリデンバー17 優勝(参考)
- 使用者:Brad Nelson
- フォーマット
Temur Energy [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 破滅の刻参入後の3色型。
- 準優勝のBrian Braun-Duin、ベスト4のCorey Baumeisterも75枚同一のデッキリストを使用しており、Brad Nelsonは準決勝と決勝で2度の完全ミラーマッチを行うことになった。
[編集] タッチ黒
- 備考
- フォーマット
4C Energy [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- タッチ黒の4色型。収斂を持つ放浪する森林/Woodland Wandererの採用が特徴的。
[編集] イクサラン後
[編集] 緑青赤
- 備考
- 世界選手権17 優勝(参考/参考)
- 使用者:William Jensen
- フォーマット
Temur Energy [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イクサラン参入後の3色型。サイドボードは奔流の機械巨人/Torrential Gearhulkや4枚積みされた否認/Negateなど、コントロール対策が目立つ。
- Peach Garden OathのチームメイトであるOwen TurtenwaldとReid Dukeもほぼ同一のデッキリストを使用している。
[編集] タッチ黒
- 備考
- プロツアー「イクサラン」 ベスト8(参考/参考)
- 使用者:Mike Sigrist
- フォーマット
4C Energy [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 青黒赤緑
- 備考
- プロツアー「イクサラン」 第58位、スタンダード部門7勝3敗(参考/参考)
- 使用者:津村健志
- フォーマット
4C Energy [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 脚注
- ↑ PTHOU Day One Standard Metagame Breakdown/プロツアー『破滅の刻』 初日スタンダード・メタゲーム・ブレイクダウン(Event Coverage 2017年7月28日 Chapman Sim著)
- ↑ Pro Tour Ixalan Day One Metagame Breakdown/プロツアー『イクサラン』初日スタンダード・メタゲームブレイクダウン(Event Coverage 2017年11月3日 Marc Calderaro著)
- ↑ January 15, 2018 Banned and Restricted Announcement/2018年1月15日 禁止制限告知