モダン
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*[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | *[[梅澤の十手/Umezawa's Jitte]] | ||
+ | *[[豆の木をのぼれ/Up the Beanstalk]] | ||
*[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]] | *[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]] | ||
*[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]] | *[[囁きの大霊堂/Vault of Whispers]] |
2023年12月5日 (火) 02:00時点における版
主な公式フォーマット
- リミテッド (Limited)
- シールド (Sealed Deck)
- ブースター・ドラフト (Booster Draft)
モダン/Modernは、公式フォーマットの1つ。
目次 |
解説
新枠になって以降に発売された基本セット(第8版以降)とエキスパンション(ミラディン以降)、あるいはウィザーズ社からモダン・リーガルに指定された特殊セット(モダンホライゾン、モダンホライゾン2、指輪物語:中つ国の伝承)を使用するフォーマット。ローテーションは存在しない。
カードプールとしては(旧環境の)エクステンデッドとレガシーの中間と言ったところで、その穴を埋める存在であると言えるだろう。ローテーションがない点はエターナルと同様だが、分類上はモダンはエターナルには含まれない。
- 制定時のカードプールは「第8版/ミラディン以降の基本セット・エキスパンションに含まれるカード」だったが、モダンで使用可能な特殊セットモダンホライゾンの発売に伴い2019年6月14日より「モダン・リーガルに指定された特殊セット」もモダンのカードプールに含まれる。
- 現在では、モダン制定当初のレガシーよりカードプールが広くなっており、制定当初に期待されていた「ローテーション後もスタンダードから去ったカードを使えるフォーマット」としての役割は担えなくなっている。このためパイオニアが制定された。
環境の特色
- 使えるカードプールの広さからスタンダードと比べ強力なデッキが多く、また強烈な対策カードも多い。
- フェッチランドとショックランドの存在によりデッキを多色化することが容易である。マナ基盤の安定性という面ではエターナル環境のレガシーと同等と言える。
- 血染めの月/Blood Moon等の対策カードや、ライフを攻めるバーンデッキの存在により戒められるため多色化は良し悪しである。
- 禁止カードによるバランス調整が他環境と比べ多い。環境を一つのアーキタイプが支配しかけるとキーとなるカードが禁止されるという流れが頻発し、現在の禁止カード一覧が出来上がっている。(禁止カードの方針については後述)
- このおかげで、カードプールはレガシーほど広くないにも拘らず、レガシー以上に多種多様なデッキが第一線で活躍しており、環境に存在するどのデッキにも勝てるチャンスがある。そのためメタゲームが非常に読みづらく、安定して勝利を重ねるのが難しいと同時に、醍醐味でもある[1]。
制定の経緯
2011年5月にまずはMagic OnlineにおいてMagic Online Community Cup用の非公式フォーマットとして制定された[2]。その後、同年8月に非オンラインの紙のマジックでも改めて制定され、同時にプロツアーフィラデルフィア11においてもこのフォーマットが採用されることに決まった[3][4]。また、同年8月24日よりMagic Onlineにおいても公式フォーマットとなった。
禁止カードの方針
制定時より禁止カードは指定されていたが、公式フォーマットとなるにあたってさらに数枚のカードが追加された。
その際の禁止となる基準として、「3ターン目確定で勝負を決めるようなコンボ(ちなみにレガシーでは2ターン目)」「過去のエクステンデッド環境を支配したデッキや簡単にモダン化できるようなレガシー・デッキ」という方針が設けられている。ただし、この基準にあてはまらないものであっても影響が大きすぎるものは禁止に指定される場合もある。
その後、プロツアーフィラデルフィア11の結果を踏まえ、「環境で最も優勢なデッキが確実に第3ターン以内に勝つことをなくす」という基準に修正されるとともに、「環境の多様性を保つ」ことも目標とされた[5]。
対策が困難な高速即死コンボデッキが軒並み潰されていることや、強力すぎるコンボではないが時間を使いすぎ健全な大会運営に支障が出るという理由で第二の日の出/Second Sunriseが禁止指定された事などから「健全さ」が何より重視される。
禁止カードは環境を考慮して指定解除されることもあり、野生のナカティル/Wild Nacatlなどが禁止後再び使用可能となっている。
使用可能カードセット
2023年6月16日現在、原則として以下のセットに含まれているカードが使用可能である。
使用可能カード・セットについてはマジック・イベント規定に記されているため、そちらを参照。
使用できるカードの基準
使用できるカードの基準はあくまで「新枠以降の基本セット・エキスパンションと、ウィザーズ社からモダン・リーガル指定された特殊セットに含まれているカード」である。「新枠で印刷されているカード」「新枠のセットに収録されたカード」ではない。
- WotCから明示的にモダン・リーガル指定を受けた特殊セット以外の特殊セット(統率者シリーズなど)に収録されているカードは、新枠で印刷されていても、他のモダン・リーガルセットに含まれていないと使用不可能。
- 新枠以降の基本セットやエキスパンションに収録された旧枠、あるいは独自の枠でのみ印刷されているカードの使用可否は、セットによって異なる。
- 例えば時のらせんのタイムシフト・カード(旧枠で印刷されている)は、時のらせんに含まれているためモダンで使用できる。
- Masterpiece Seriesやヴィンテージ・カードなど、使用可能なセットのブースターパックに収録されたが当該セットには含まれないカードは、他のモダン・リーガルセットに含まれていないと使用不可能。
- 使用可能セットのプレインズウォーカーデッキ限定カードやBOX特典カードなど、ブースターパックには封入されないが当該セットには含まれている番外カードは、使用可能。
使用可能カードについてはマジック・イベント規定にも記されているため、疑問があればそちらを参照のこと。
禁止カード
主なデッキ・その他
- モダンの変遷を参照
脚注
- ↑ 『マナバーン2022』(ホビージャパン、2021年12月23日初版)p.48 ISBN 9784798626918
- ↑ 2011 Magic Online Community Cup Details(Feature 2011年5月19日 WotC著)
- ↑ Welcome To The Modern World/(翻訳記事)モダンの世界へようこそ(Latest Developments 2011年8月12日 Tom LaPille著)
- ↑ Pro Tour Philadelphia Format Change/プロツアー・フィラデルフィア 試合形式の変更(Feature 2011年8月12日 WotC著)
- ↑ Explanation of September 2011 B&R Changes/2011年9月制限禁止カード変更点について(Feature 2011年9月20日 Erik Lauer著)