秘匿

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|英名=Hideaway
 
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|種別=[[常在型能力]]、[[誘発型能力]]
 
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2024年4月28日 (日) 19:13時点における版

秘匿/Hideaway
種別 常在型能力誘発型能力
登場セット ローウィン
モダンホライゾン
ニューカペナの街角
ニューカペナの街角統率者デッキ
ビッグスコア
CR CR:702.75

秘匿(ひとく)/Hideawayは、ローウィンで初登場したキーワード能力。これを持つパーマネントが戦場に出たときに誘発する誘発型能力である。


Mosswort Bridge / 苔汁の橋
土地

秘匿4(この土地が戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード4枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
苔汁の橋はタップ状態で戦場に出る。
(T):(緑)を加える。
(緑),(T):あなたがコントロールしているクリーチャーのパワーの合計が10以上であるなら、あなたはその追放されたカードをそのマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。



Wiretapping / 盗聴 (4)(青)
エンチャント

秘匿5(このエンチャントが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上にあるカード5枚を見て、そのうち1枚を裏向きに追放し、その後残りを一番下に無作為の順番で置く。)
あなたがあなたの各ドロー・ステップ中のあなたの1枚目のカードを引くたび、カード1枚を引く。その後、あなたの手札に9枚以上のカードがあるなら、あなたはその追放されているカード1枚をマナ・コストを支払うことなくプレイしてもよい。


定義

秘匿N/Hideaway Nは「このパーマネントが戦場に出たとき、あなたライブラリーの上からN枚のカード見る。それらのうち1枚を裏向き追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に無作為の順番で置く。追放されたカードは、『このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。』を得る。」を意味する。

解説

ライブラリーの中からカード1枚を追放する(そのパーマネントに隠す)能力であり、これを持つカードは追放したカードを唱えたり手札に加えたりする関連している能力を併せ持つ。

ローウィンでは秘匿ランドサイクルのみがこの能力を持ち、これらは秘匿で追放したカードを特定条件下でマナ・コストを支払うことなくプレイできるようにする能力を併せ持つ。モダンホライゾンではクリーチャーで秘匿を持ち追放したカードを手札に加える明日の見張り/Watcher for Tomorrowが登場した。

ニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキでルールが若干変更され再登場。ローウィンと同じく追放したカードを特定条件下で唱えることのできるエンチャントとアーティファクトが登場した。

ルール

  • 「そのパーマネントをコントロールしていたプレイヤー」には、現在のコントローラーだけではなく、過去にそのパーマネントをコントロールしていたことがあるプレイヤーも含まれる。
    • この機能が正常に働くように当初のルールから変更が加えられ、現在「カードを見てもよい」という能力は、追放したカードに与えられる能力になっている。
  • そのパーマネントが戦場を離れたとしても、それを追放したパーマネントをコントロールしていたプレイヤーはそのカードを見ることができる。
    • ローウィンFAQの記述は誤りである。「追放されたカードを見ることができる」ということは、秘匿を持つパーマネントが持つ常在型能力によって生成される効果ではなく、(当初は)誘発型能力によって生成される継続的効果によるものである。生成された継続的効果の期限は「そのカードが追放されているかぎり」であり、そのパーマネントが戦場を離れても期限は来ておらず、継続的効果は終了していない。
    • 現在は追放されたカードが持つ常在型能力による効果なので、この点も明確となっている。
  • 秘匿と追放されたカードを参照する能力は関連している能力であるため、秘匿以外の方法で追放されたカードをその能力で使うことはできない(CR:406.6)。
  • 秘匿されたカードのプレイに関するルールについては、マナ・コストを支払うことなく唱えるおよび解決中に呪文を唱えるの項を参照。

旧ルール

初出時の定義は以下の通り。

  1. このパーマネントタップ状態で戦場に出る。(常在型能力
  2. このパーマネントが戦場に出たとき、あなたライブラリーの上から4枚のカード見る。それらのうち1枚を裏向き追放し、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。追放されたカードは、「このカードを追放したパーマネントをコントロールしていたことのあるプレイヤーは、追放領域にあるこのカードを見てもよい。」を持つ。(誘発型能力

当時のルールではキーワード能力自体にタップインを内包しており、またライブラリーの一番下に戻す順番は無作為ではなく望む順番で決めることができた。

ニューカペナの街角でのルール変更に伴い、既存のカードのオラクルは「秘匿」から「秘匿4」に変更され、またタップイン能力が別途追加された。

  • なぜタップイン能力が独立したルール文章ではなく秘匿の定義に含まれているのか、疑問に思った人は多かったようである。2007年10月10日のAsk Wizards[1]によると、簡単に言えば「ルール文章がカードに収まらなくなるから」。この日のAsk Wizardsにはドイツ語版苔汁の橋/Mosswort Bridgeの拡大画像が出ているが、かなり細かい文字が文章欄に詰め込まれており、納得せざるを得ない窮屈さである。
  • ニューカペナの街角でのルール変更に先立ち、Secret Lair Drop Series: Pictures of the Floating Worldでは秘匿ランドがルール変更後のテキストで収録されていた。

その他

  • 開発時は、「戦場に出たとき、ライブラリーの上から3枚を裏向きでTreasure pile(宝の束)に加える」という能力を持つ土地で探す宝を作り出し、「(T):Treasure pileから無作為に1枚を公開し、それのマナ総量を支払うことでそのカードを手札に加える」というキーワード処理の「Explore」を持つクリーチャーにその宝を探させる仕組みであった[2]
    • 後年には、実際にキーワード処理として探検/Exploreが登場した。

脚注

  1. Ask Wizards - October, 2007
  2. Working for Peanuts(Feature 2007年10月8日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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